白髪が増えてくると、白髪染め以外のカラーリングは楽しめないと考えてしまいがちですが、最近は白髪を活かしたヘアスタイルがトレンドになっています。
この記事では、白髪のためのヘアカラー7選を紹介しています。また、メンテナンスの頻度やヘアカラーを綺麗に保つためのポイントなどをまとめて解説していきます。
白髪が気になりだした方から白髪の量が増えてきた方まで、幅広い世代に役立つ情報をまとめているので参考にしてみてください。
この記事でわかること!
白髪のためのヘアカラーが増えている!
従来のヘアカラーは、白髪は隠すものという考えが一般的でしたが、最近は白髪を活かした「白髪のためのヘアカラー」が増えています。
白髪は悩むだけのものではなく、オシャレとして取り入れるものとして受け入れられているのが新常識です。
白髪が気になりだしたら、染めて隠すだけではなく白髪を活かしたヘアカラーを取り入れることもおすすめです。
隠す?ぼかす?活かす?
白髪のためのヘアカラーには、隠す、ぼかす、活かすの3つがあります。
白髪の量や好みに合わせて、自分に合ったヘアカラーを選んでみましょう。
白髪を隠す:白髪染め
白髪の生え始めや、本数が少ないときは白髪染めで簡単に隠すことがおすすめです。
セルフカラーでは、ポイントで染める白髪染めを使ったり、美容院では白髪染めと合わせて全体のカラーリングも行い白髪を隠す方法があります。
また、少量の白髪であれば自宅で使える白髪染めシャンプーを使うという手もあります。白髪染めシャンプーについては「毛染めシャンプーで白髪は染まる?おすすめシャンプーも紹介」で詳しく解説しているので、気になる方は一度ご覧ください。
白髪をぼかす:ハイライトカラー
白髪が少し多くなってきた方には、白髪をぼかすハイライトカラーがおすすめです。
ハイライトカラーとは、髪全体にハイトーンの細い毛束を作って動きを出すトレンドのカラーリングです。
透明感、立体感、動きをプラスし、髪のボリュームもふんわり多く見せてくれる効果が期待できるため、加齢によるボリュームダウンが気になる方にもおすすめの方法です。
白髪を活かす:グレーヘア
髪全体が白髪になってきたら、白髪を活かしたグレーヘアを選ぶのもおすすめです。
グレーヘアは、文字通り白髪のグレーをヘアカラーとするスタイルのことを指し、白髪染めやカラーリングを一切しないことを言います。
しかし、徐々に増えていく白髪を放置することに抵抗がある人もいるかもしれません。例えば、ハイライトカラーなどで白髪をぼかしつつ、少しずつ地毛の部分を増やしていくなどして、ストレスなくグレーヘアを作っていくと良いでしょう。
世代別!白髪でもオシャレを目指せるヘアスタイル7選
ここからは、20代から50代以上まで、「白髪でもオシャレ」を目指せるヘアスタイル7選をご紹介します。
年齢によってファッションや好みはもちろん、白髪の量も変わってくるため、自分の髪に合ったヘアスタイルで上手く白髪と付き合っていくと良いでしょう。
20代:暗めアッシュ
引用:OZmallヘアカタログ『 BACCA hair salon 横浜桜木町店(バッカ ヘアーサロン ヨコハマサクラギチョウテン)』
20代での若白髪には、暗めのアッシュカラーがおすすめです。白髪を隠しやすく、ナチュラルで透明感のある仕上がりに落ち着きます。
透明感やツヤ感のあるアッシュカラーは人気のあるヘアカラーです。そのため、白髪のために合わせて選んだと見られることもないでしょう。また、暗めアッシュはベースが暗色なので職場や学校でも問題なく過ごせます。
20代:ハイトーンカラー
引用:OZmallヘアカタログ『ALICe by AFLOAT(アリス バイ アフロート)』
髪全体をハイトーンカラーにするのも、20代におすすめです。
ハイトーンで明るい髪色にすることで、白髪が馴染み、隠しやすくなります。特に、淡いピンクやパープル系の色は白髪が馴染みやすいカラーです。また、グレージュ系のハイトーンも白髪が自然に溶け込みやすいためおすすめです。
20代:ベージュ系ハイライトカラー
引用:OZmallヘアカタログ『 LAID BACK(レイド バック)』
ベージュ系のハイライトカラーで、抜け感のあるヘアカラーにするのも若白髪を隠すのにおすすめです。
ベージュ系のハイライトカラーは髪に動きや立体感を与えてくれます。安定感のあるベージュ系カラーは多くの方の肌に馴染むため、扱いやすいことも特徴です。
30代:ハイトーンのハイライト
引用:OZmallヘアカタログ『 GARDEN aoyama(ガーデン アオヤマ)』
30代もまだまだハイトーンが似合う世代です。ハイトーンのハイライトカラーを入れることで、白髪を自然にヘアスタイルの中に溶け込ませることが出来ます。
ハイライトカラーは髪全体にダメージを与えずに楽しめるカラーリングなので、年齢とともに髪が弱り始める30代にもおすすめです。
また、ハイライトカラーは髪が伸びても根元の色が目立たず、白髪と伸びかけの色の両方を目立たせないこともメリットです。
40代:アッシュブラウン
引用:OZmallヘアカタログ『 M KOZO hair(エム コーゾー ヘアー)』
40代では、アッシュブラウンのヘアカラーで髪全体を染めるのがおすすめです。
アッシュブラウンはダークブラウンなどと比べてやや明るく、重たすぎない印象のヘアカラーとして人気を集めています。
温かみや優しい印象を与えるヘアカラーのため、大人の落ち着いた雰囲気が出やすくなります。
50代:アッシュ系カラーをオン
引用:OZmallヘアカタログ『MAGNOLiA 青山(マグノリア アオヤマ)』
ベースの暗色にアッシュ系カラーをオンするスタイルは、ナチュラルに白髪をカバーしつつ、おしゃれな印象を与えるヘアカラーです。
アッシュ系カラーをオンすることで抜け感や透明感をプラスし、明るく軽やかな印象を与えてくれるのがメリットです。甘すぎない女性らしさで、大人の女性に似合います。
50代:シルバーアッシュのヘアカラー
シルバーアッシュは50代以上の多くの世代におすすめできるヘアカラーです。シルバーアッシュではブリーチしてハイトーンカラーにしたり、白髪と似たカラーをあえてハイライトとして使うことでほぼ白髪を隠すことが出来ます。
白髪が増えても気にならず、スタイルの一環として受け入れやすいため白髪が増えてくる50代以上の方はぜひチェックしておいてください。
白髪のためのヘアカラーのメンテナンス
白髪のためのヘアカラーを長く続けるには、適度にメンテナンスをすることも大切です。
特にエイジングヘアになってきたと感じる場合は、髪の弱りなども目立ってくるため、きちんとしたメンテナンスやケアが必要になります。
今までよりコストがかかることも
白髪のためのヘアカラーは、一般的なカラーリングとは別のメニューとして扱われることが多くあります。
そのため、通常のカラーリングよりもコストがかかる可能性があることも覚えておきましょう。美容院やヘアサロン、指定したメニューやカラーリングの内容によって料金は様々ですが、事前にしっかり調査しておくことが大切です。
白髪のためのヘアカラーが得意な美容師さんを探したり、メニュー、料金が充実しているヘアサロンを探したり、入念なリサーチが欠かせません。
1か月~1か月半を目安に通おう
白髪のためのヘアカラーは、1か月~1か月半を目安にしてメンテナンスに通ってください。
1か月~1か月半程経つと、地毛の部分が生え始めます。そのため、新たな白髪や、根本の地毛が目立ったりしてくるため注意が必要です。
適度な頻度で美容院やヘアサロンに通い、白髪のケアやメンテナンスを行うと良いでしょう。
白髪のためのヘアカラーを綺麗に保つには
白髪のためのヘアカラーを綺麗に保つためには、ヘアケアを意識することも重要です。
4つのポイントを押さえて、綺麗なヘアカラーを長く楽しみましょう。
カラーシャンプーを使う
カラーシャンプーとは、ヘアカラーを長持ちさせるための染料入りシャンプーのことを指します。
彩度の高い色や、色味が偏っている場合にはそれぞれに合わせてピンクや紫、ネイビーなどを使うことで色を長持ちさせられますが、白髪のためのヘアカラーの場合、紫かアッシュがおすすめです。
カラーシャンプーには基本的に黄ばみや赤みを和らげる効果もあるため、白髪の黄ばみやヘアカラーの退色と共に見えてくる赤みなどを和らげ、綺麗な状態を保ちやすくしてくれます。
また、ブラックのカラーシャンプーであれば髪全体にくすみをプラスしたり、トーンダウンさせる効果も期待できます。
ハイトーンやグレーヘアなら紫やアッシュ、暗色ならブラックなど、自分のヘアカラーに合ったカラーシャンプーを使ってみると良いでしょう。
カラーシャンプーの効果やおすすめ商品は「カラーシャンプーで髪は染まる?ブリーチした髪の毛なら?効果を解説」
で詳しくまとめているので、ぜひ合わせてチェックしてください。
カラートリートメントを使う
カラートリートメントは、カラーシャンプーと同じように染料が含まれたトリートメントです。
カラートリートメントを使うことで、カラーリングした髪を保湿ケアしつつ染料の色をプラスできます。カラーシャンプーより色が入りやすいため、紫やピンクを使うとやや色味が出てきてしまうことがあるため注意が必要です。
カラートリートメントはカラーリングした髪のために作られているため、カラーリングによるダメージに効果的なケア成分が含まれているものがほとんどです。
染めた後のダメージケアのために、カラートリートメントを使うのはおすすめです。
紫外線対策をする
肌の日焼け対策をするように、髪にも紫外線対策は必須です。特にエイジングヘアやカラーリングした髪は乾燥に弱く、紫外線によるダメージも受けやすい傾向にあります。
帽子や日傘などで紫外線を防いだり、UVカット成分のあるシャンプーやヘアオイルを使ってケアする習慣をつけると良いでしょう。
紫外線対策をすることで髪の健康を維持し、カラーの退色も遅らせる効果が期待できます。
メンテナンスを欠かさない
白髪のためのヘアカラーを始めたら、定期的なメンテナンスは欠かせません。
1か月~1か月半を目安に、美容院やヘアサロンでメンテナンスを受けましょう。
トリートメントやシャンプーなど、プロの手を借りてケアするのは健康的な髪や綺麗なヘアカラーを維持するために重要です。
白髪のためのヘアカラーに関するよくある質問
最後に、白髪のためのヘアカラーに関するよくある質問4つにお答えします。
白髪を隠すのは時代遅れなの?
白髪を隠すのが時代遅れということはありません。
グレーヘアやハイライトカラーより黒髪や茶髪のほうが似合う方、好きな方ももちろんいます。あくまで選択肢が増えたというだけで、白髪染めで白髪を隠すことも1つの選択肢です。
美容院でオーダーするのが恥ずかしい気がするんだけど…
美容院やヘアサロンでは、多くの白髪に関する施術をおこなっています。
白髪のためのヘアカラーは浸透してきているため、美容師さんにとっては珍しいオーダーではありません。決して恥ずかしいオーダーではないので、自分の悩みや要望を伝えプロに相談に乗ってもらうと良いでしょう。
白髪のためのヘアカラーはセルフでもできる?
白髪のためのヘアカラーはセルフでも可能です。
しかし、ハイライトカラーやアッシュカラーなどのテクニカルなスタイルに関しては、プロにお任せするのがおススメです。
セルフでおすすめカラーは、失敗が少ない少量の白髪染めや全頭カラーです。ハイライトカラーやアッシュカラーは美容院やヘアサロンでオーダーすると良いでしょう。
白髪のカラーリングで余計に毛が傷まない?
カラーリングに使う薬剤や、髪の状態によります。
基本的にカラーリングは髪にダメージを与えてしまうことは否めませんが、白髪を前提とした場合は髪の状態を見て適切な薬剤が使われます。
美容師さんとのカウンセリングでしっかり話し合い、納得できる内容の施術をお願いしましょう。
まとめ
この記事では20代から50代以上まで、世代別におすすめのヘアカラーをご紹介しました。
白髪の量や髪の状態に合わせて美容師さんと相談し、適切な施術を受けるようにすると良いでしょう。
また、白髪のためのヘアカラーを長く続けるためには定期的なメンテナンスやセルフケアが重要です。ケアを習慣付けて、より美しく綺麗な髪を楽しみましょう。
白髪との付き合い方として新しい「白髪のためのヘアカラー」は、今や多くの方に浸透してきています。隠す、ぼかす、活かすの3つのうち、自分に合った好みの方法で、白髪が気になり始めてもネガティブに捉えることなく、自分に合ったヘアスタイルを見つけてみてください。