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【医師監修】自毛植毛の費用相場|部位ごとの必要本数の目安や料金の内訳も解説

人には言えない・・・女性のためのお悩みコラム【FAGA・薄毛・抜け毛】

  • ・当記事は記事作成時点での情報を基に掲載しております。最新情報は各機関公式サイトにてご確認ください。
  • ・掲載のクリニックや施術については、編集部による独自調査にて推薦しており、効果・効能を保証するものではありません。
  • ・掲載の施術や治療については、自由診療(保険診療適用外)となります。
  • ・監修者は、医学的根拠や専門知識に基づいて当記事を監修しており、クリニックや商品の選定は行っておりません。
「生え際が薄くなってきた」「つむじ周りの薄さが気になる」という場合、薄毛対策として自毛植毛がおススメですが、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?自毛植毛の費用はクリニックごとに異なり、施術方法や本数などによっても大きく左右されます。植毛にかかる費用の相場と植毛費用を安くする方法について解説します。
この記事の監修者

Alohaさおり自由が丘クリニック
院長 藤堂 紗織

URL:https://aloha-saori-jiyugaoka-cl.jp/

■診療科:内科、皮膚科、美容皮膚科

■経歴
平成15年 日本医科大学 卒業
平成16年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
平成21年~31年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
令和元年5月 Alohaさおり自由が丘クリニック 院長

■資格・所属学会
・日本内科学会認定内科医
・日本透析医学会、日本腎臓学会
・点滴療法研究会
・日本美容皮膚科学会

健康保険などの公的医療保険は、病気や怪我の治療に適用されます。薄毛治療は、美容目的の診療とみなされるため、治療費は全額自己負担となります。
参考:国税庁「医療費を支払ったとき」より


CHECK!
女性の薄毛治療におすすめのクリニックを一覧でまとめた記事はこちら!
おすすめクリニック比較

この記事でわかること!

自毛植毛の費用相場はいくら?

自毛植毛の費用相場は約50万円〜150万円です。植毛する本数が少なければ費用を安く抑えられますが、本数が増えると100万円〜150万円程度の総額になることも少なくありません。そのため「自分の場合はどのくらいの費用になるのかを知りたい」というときは、無料カウンセリングで見積もりを出してもらうのがおすすめです。以下では、4つのケースに分けて必要な本数と値段の目安について説明していきます。

生え際・M字を修正する場合

生え際の後退が気になる場合や、M字部分の薄毛を修正したい場合、目安としては1,000本程度の本数が必要です。比較的少ない本数で修正できるケースでは40万円〜60万円が料金相場になります。

男性の薄毛は部分的に進行するケースが一般的で、治療方法も豊富な傾向にあるため、早い段階で治療に取り組んでいる方が多いです。一方、女性の薄毛はまばらで広範囲になる傾向にあります。薄毛に悩む女性はなかなか治療に一歩踏み出せないことも多く、いざ植毛をしようと思ったときには、男性の場合よりもかなり薄毛が進行していることも少なくありません。そのため、ヘアラインを中心に全体的な髪の密度をアップさせる場合では2,000本前後の本数が必要になることもあります。その場合、100万円〜120万円程度の費用がかかります。

やや深めのM字を修正する場合

M字型の薄毛がやや深めに進行している場合、生え際をもとに戻すためには2,000本程度の本数が必要です。同じ生え際・M字部分でも、薄毛の進行状況によって必要な本数は異なるので注意してください。2,000本程度を植毛するには、100万円前後の費用がかかります。

頭頂部・つむじ周辺を修正する場合

生え際と同様に男性に多いのが頭頂部・つむじ周辺の薄毛です。頭頂部の薄毛の修正には1,500本前後の植毛が必要で、費用は70万円〜80万円ほどになります。

女性に関しては頭頂部が全体的に薄くなる場合もあり、髪のセンターラインにそって修正していく必要があります。このような場合は3,000本程度の植毛が必要で、料金の目安は150万円前後です。

前頭部〜頭頂部にかけて修正する場合

前頭部から後頭部にかけての薄毛を植毛によって修正する際は、2,500本程度が必要です。M字部分と頭頂部の薄毛は比較的男性に多く、料金は120万円〜150万円程度になります。

通常の男性の薄毛(AGA)であれば、前頭部と頭頂部の両方、もしくは片方から進行していきます。

一方で、女性の薄毛(FAGA)は頭頂部から徐々に広範囲に広がっていく傾向にあります。繰り返しになりますが、植毛に必要な本数は現在の毛髪の状態とイメージする仕上がりによって変わってきます。少ない本数で効率的に薄毛を改善できる場合もあるため、まずは専門のクリニックで相談してみると良いでしょう。

自毛植毛の料金の内訳

クリニックの自毛植毛の料金を比較するときは、総額を確認しておくことが重要です。クリニックごとに自毛植毛の治療を受けるのに必要な費用は異なります。

例えば、クリニックにおける一般的な自毛植毛の料金の内訳は、「基本治療費」および「施術単位・本数に応じた費用」になります。初診料や植毛の前に行う血液検査の費用の負担が必要な場合もあるため、カウンセリングを受けるときに確認しておきましょう。

基本治療費

基本治療費は本数に関係なく、自毛植毛の治療を受ける際に必要な費用です。中には基本治療費を設けていないクリニックも存在しますが、20万円〜30万円程度かかることが一般的です。また、同じクリニックでも植毛の方法によって基本治療費が異なるケースもあります。植毛方法ごとにメリット・デメリットがあるので、どの方法が自分に合っているのかを確認してから決めると良いでしょう。

施術単位に応じた料金

植毛の治療には、「グラフト」という単位が使われることが多いので覚えておきましょう。1グラフトは毛髪2〜2.5本を指します。これは毛根1株から生えている髪の毛が2〜2.5本程度であるためです。実際には、毛根からは1〜4本の毛髪が生えていますが、間をとって1グラフト=2.5本と概算する場合が多いです。

植毛に必要な本数は頭皮の状態などによって変わってきます。一人ひとり何本(何グラフト)の植毛になるかは違うため、理想とする仕上がりのイメージを伝えた上で、医師と相談しながら決めるようにしてみてください。

自毛植毛にかかる費用は手術方法によっても異なる

自毛植毛の費用は、手術方法によっても変わってきます。例えば、体への負担が少ない最新の方法で植毛を行う場合は、他の方法よりも高い傾向にあります。また、手術箇所を刈り上げずに治療する方法もありますが、どうしても手間がかかるため費用は上がる傾向にあります。

複数の植毛方法を用意しているクリニックで治療を受けるのであれば、事前に植毛方法ごとのメリットとデメリットを確認してください。低価格な植毛方法が良いとは限りません。自毛植毛を行うときは、料金以外の部分も含めて比較することが重要です。

自毛植毛ができるクリニック

自毛植毛ができるおすすめクリニックを3つご紹介します。
治療フローは以下のようになります。

FAGAの基本治療フロー

STEP1

問診表の事前記入

STEP2

医師による問診

STEP3

カウンセリング

STEP4

治療方針の決定

STEP5

治療スタート

STEP6

定期的な通院や
オンライン検診

※予防(維持)治療と発毛の治療では大きく治療内容が異なります。
※FAGA治療はしっかりとした事前問診が必要です。禁忌や副作用が多くあるため事前問診やカウンセリングがしっかりしていないクリニックにはご注意ください。
※クリニックによりカウンセリング当日にすぐに治療を開始できる場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。

【治療の副作用・リスク】個人差や体質により、下記事項が発生する可能性もありますのでご注意ください。

治療名 副作用・リスク
パントガール 重篤な副作用は無し(ごく稀に頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけなど)
ルグゼバイブ 重篤な副作用は無し(ごく稀にイライラ・動悸・不眠・神経過敏・胃腸障害・アレルギー症状など)
スピロノラクトン アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、動悸・息切れ、多毛症、むくみ、発熱、頭痛、乳房痛・腫れ、倦怠感、食欲不振
フィナステリド アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、赤ら顔、倦怠感、食欲不振
デュタステリド 乳房痛・腫れ、倦怠感、食欲不振
ミノキシジル(内服薬) 初期脱毛、動悸・息切れ、赤ら顔、多毛症、むくみ、立ちくらみ・めまい
ミノキシジル(外用薬) 初期脱毛、アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、むくみ、立ちくらみ・めまい、発熱、頭痛
メソセラピー アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の痛み・腫れ・赤み
エクソソーム アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の痛み ※稀にアナフィラキシー反応があ
植毛
初期脱毛、アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の腫れ・赤み ※自毛植毛の場合、傷口からの出血やショックロス、吐き気・嘔吐

 

AGAスキンクリニック レディース院

AGAスキンクリニック レディース院は、全国に50院以上ある女性のための薄毛外来です。
治療薬を用いた薄毛・育毛治療のほか、自毛植毛(ヘアストロング植毛)の施術も行っています。提供している治療の選択肢が豊富なので、「自分の髪に年齢を感じるようになった」「抜け毛の量が気になる」「市販の育毛剤を使っているが効果が分からない」などの悩みに応じた治療方法を選択することができます。

特徴とおすすめポイント

AGAスキンクリニック レディース院のヘアストロング植毛の特徴は、切らずに行える自毛植毛だという点です。メスを使った自毛植毛の方法もありますが、メスを使う方法は「傷跡が目立ちやすい」「痛みが強い」などがデメリットになります。ヘアストロング植毛であれば、ドナーとなる株の採取に特殊な移植用パンチを使用します。メスを使わないため、体への負担が少なく、傷跡も目立ちません体への負担も少なく治療が日帰りで終わり、普段の生活に戻るまでのダウンタイムがほとんどないのも嬉しいポイントです

また「費用を抑えたい」「周りにバレたくない」などお客様の要望に合わせて、ドナーの採取方法を選べる点も特徴です。植毛は医師の手によって丁寧に行われますので、手術後の定着率・発毛率も高くなっています。治療後のフォローもしっかりと行っているので、手術後のことについても相談できます

クリニック情報

店舗名 AGAスキンクリニック銀座レディース院
診療時間 10:00~14:30/15:30~22:00(年中無休)
診療科目 FAGA
院数 全国64院(2023年6月)
平均費用(税込) 基本料金+100グラフト:326,700円
(1グラフトあたり1,067円)
その他の治療方法 内服/外用薬、ヘアアートメイク
予約方法 完全予約制
オンライン診療 対応可能
問い合わせ先 TEL:0120-820-417
アクセス 〒104-0061
東京都中央区銀座5-9-11 銀座ファゼンダビル3F
東京メトロ銀座駅A3出口、東銀座駅A1出口より各徒歩2分

公式サイト

出典:AGAスキンクリニック銀座レディース院

 

TOMクリニック

TOMクリニックは東京都の新橋にある女性のための薄毛治療専門クリニックです。
女性カウンセラーがいるので女性も相談しやすく、毛髪診断士の資格を持つスタッフも在籍しています。クリニックは完全個室で、他の利用者と会わないような配慮も施してもらえます。TOMクリニックでは内服薬や外用薬、メソセラピーを用いたFAGA治療、ロボットを使用した自毛植毛などの治療受けられます

特徴とおすすめポイント

TOMクリニックの特徴は、ARTASという植毛ロボットを使った治療方法を採用している点です医師の手でドナーを採取する自毛植毛の方法に比べて、ロボットを用いた植毛は価格を抑えやすくなっています。手作業での植毛と比較すると医師による差が出にくく、メスを使用しないため傷は目立ちにくいです。個人差はありますが、体への負担も少ない方法です。植毛にかかる時間が短いので、体への負担が少ないのも特徴の一つです。

クリニック情報

店舗名 TOMクリニック 新橋院
診療時間 10:00-20:00(不定休)
診療科目 AGA/FAGA
植毛方法 ARTAS植毛
治療費(税込) 基本料金 385000円
500グラフト 44,000円
750グラフト 247,500円
1,000グラフト 418,000円
1,250グラフト 618,750円
1,500グラフト 759,000円
2,000グラフト 1,056,000円
2,500グラフト 1,375,000円
3,000グラフト 1,716,000円
※3,000グラフト以上応相談
その他の治療方法 内服/外用薬、メソセラピー、導入電気治療
予約方法 完全予約制
オンライン相談 メール方式
問い合わせ先 0120-033-039
アクセス 東京都港区新橋3-7-3 新橋フォディアビル4F

公式サイト

出典:TOMクリニック

 

湘南美容クリニック

リーズナブルに本格的な施術を受けることのできる大手の美容クリニックです。湘南美容クリニックの自毛植毛は、熟練医師がパンチで株を採取しスピーディーに植えていく「スマートFUE植毛」、髪の毛を剃らずに行える「ノンシェーブン植毛」、カウンセリングと診療をオンラインで事前に済ませ、来院施術のみ来院する「1day植毛」から選ぶことができます。

定着率を挙げたり発毛を促したりするためのオプションも用意されているので、失敗したくない人には特におすすめです。

店舗名 湘南AGAクリニック新宿本院
診療時間 10:00~21:00(年中無休)
診療科目 FAGA
院数 全国8院(2023年10月)
平均費用(税込) 500グラフト:360,000 スマートFUE法
(1グラフトあたり720円)
その他の治療方法 内服/外用薬、クイックメソ、ジェットメソ、育毛美髪点滴など
予約方法 完全予約制
オンライン診療 対応可能
問い合わせ先 TEL:0120-548-911
アクセス

〒 163-1307
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
東京メトロ丸の内線西新宿駅直結

公式サイト

出典:湘南AGAクリニック新宿本院

 

自毛植毛の費用負担を小さくするためのポイント

自毛植毛にかかる費用は数十万円から100万円前後の総額になることが多いです。植毛する本数と植毛方法次第では、200万円を超えます。決して安くはありませんが、工夫次第で自毛植毛の費用負担を小さくできる場合もあります自毛植毛にかかる経済的な負担を小さくするためのポイントを3つ紹介します

モニター割引・キャンペーンを活用する

自毛植毛を受けられるクリニックでは、モニター割引やキャンペーン価格を提供している場合もあります。特に、モニターは割引率が高く、植毛費用負担を小さくできる場合もあります。モニターの場合は、症例写真の撮影時に顔を出すか、頭部のみかなどによって割引率が変わることもあります。割引の内容と適用条件を事前にしっかりと確認すると良いでしょう。

また、キャンペーンには期間限定のもの、時期によって内容が変更されるものもあります。キャンペーンを利用して自毛植毛を受けようと考えている方は、クリニックの公式ホームページで必ず最新の情報を確認してください。

できるだけ早めに治療を開始する

前述のとおり、自毛植毛料金の基本的な内訳は、基本治療費と施術単位に応じた費用です。植毛本数が増えると施術の総額は高額になるため、できるだけ早い段階で治療を受けることがポイントになります。少ない本数で治療が済む場合は、植毛にかかる費用も抑えられます。

さらに、毛髪を生成する細胞(毛母細胞)の分裂回数には限界があります。自毛植毛は目に見えて効果のある薄毛対策ですが、毛母細胞にも寿命があるため、効果は永久に持続するものではないことにご注意ください

自毛植毛で使用する元の毛は、AGA・FAGAの影響を受けにくい箇所の毛髪です。それでも、寿命を迎えた毛母細胞から毛髪は成長しないため、早めに治療を開始しましょう。自毛植毛に限らず、薄毛対策は早めに始めることで選択肢が増えます。

施術範囲や本数を事前に細かく相談する

自毛植毛を行う場合、施術範囲や本数を事前に決めます。どのような仕上がりをイメージしているのかによっても、必要な本数と値段に大きな差が出るため、細かく相談しておくと良いでしょう。植毛にかけられる予算が決まっている人は、あらかじめ予算の上限を伝えておくことをおすすめします。

また、自毛植毛では薄毛が進行していない箇所からドナーを採取しますが、必要な本数によっては一度に全てのドナーを確保できないこともあるため注意してください。一度に確保できるドナーの数は植毛方法によって異なります。確保できるドナーの数、施術のスピードは生着率や体への負担とも関係するため、併せて確認しておくと良いでしょう

複数のクリニックの料金を確認する

多くの植毛クリニックでは、無料カウンセリングを行っています。
基本治療費や1本・1グラフトあたりの費用などは公式ホームページで確認できますが、実際に植毛する本数によって値段は大きく変わります。そのため、無料カウンセリングで植毛費用の総額を試算してもらうのがおすすめです。さらに、複数のクリニックで見積もりを出してもらい、比較検討し、信頼できるクリニックかどうかを判断してみてください。無料カウンセリングを上手に利用しましょう。

自毛植毛の費用に関するよくある質問

植毛費用を分割払いすることはできる?

自毛植毛にかかる費用は安くありません。施術方法や本数などによって料金は変わってきますが、100万円以上かかる場合もあります。そのため「一括ではなくて、分割で支払いたい」という人もいるでしょう。

植毛費用の支払い方法はクリニックごとに異なり、メディカルローン(医療ローン)を利用できる場合が多く、分割払いで支払える場合もあります。一括で植毛費用を負担するのが困難な場合は、無料カウンセリングを受ける際に分割払いの相談をしてみてください。

クリニックが提携している信販会社を通して、分割払いにすると手数料がかかる場合もあるため、あわせて確認しておくと良いでしょう。クレジットカード決済に対応している場合は、クレジットカードで分割払いにすることもできます。その際、手数料を含めた総額を確認することを忘れないようにしてください。

植毛費用は他の薄毛対策と比較して高い?

植毛費用の目安は安くても数十万円からで、100万円を超えることも多くあります。他の薄毛対策と比べて、一度に負担する費用は高いと言えます。しかし、自毛植毛であればメンテナンス費用・維持費といったものはかかりません。そのため、長期的に考えた場合は、他の薄毛対策よりも結果的に安くなる可能性もあります。

例えばAGA・FAGAのための内服薬は、月数千円〜数万円程度の費用で治療を開始できます。しかし年間で考えると10万円前後の費用になり、薄毛対策を継続すればその先も服用し続けることになります。仮に10年程度、内服薬を服用すると想定した場合、自毛植毛よりも高額になることが考えられます。

費用を総額で考えた場合、育毛サロンに通ったり、増毛で薄毛を隠したりすることも同様です。1回の施術でしっかりと効果を得られるというのが、自毛植毛のメリットになります。

植毛した髪は10年後も残っている?

自身の髪を利用した自毛植毛の場合、手術後に正しく生着すれば10年以上持つと言われています。そのため、植毛した髪が10年後も残っている場合があります

自毛植毛は、髪の毛だけを移植するのではありません。健康な皮膚組織も一緒に移植するため、生着すれば通常の髪の毛と同じように一度抜けてもまた生えてきます。

しかし、自毛植毛によって移植した髪の毛が生着するまでには、時間がかかるため、一部生着しない髪の毛も出てきます。植毛費用も重要ですが、技術力があり、信頼できるクリニックで治療を受けるようにすると良いでしょう。技術が高いクリニックの方が、高い生着率が期待できます。植毛後は医師の指示に従って、頭皮への負担が少ない生活を心掛けることが、健康的な髪を長く維持するためのポイントになります。

植毛手術に保険は適用される?

自毛植毛による治療には保険が適用されません。薄毛対策の治療になるため、基本的に自費診療(自由診療)となります。薄毛の治療は見た目を改善するのが目的であり、美容整形などと同様の扱いです。自毛植毛に関しては治療費全額が自己負担です。一方、皮膚などの別の病気の影響で薄毛になった場合は、条件が合えば薄毛治療の費用が医療費控除の対象になる場合もあります

植毛は韓国やトルコなどの海外の方が安い?

薄毛対策として植毛を行っている国は海外にもあります。例えば、韓国やトルコなどです。韓国やトルコの植毛市場は規模が大きく、場合によっては日本で植毛するよりも安いです。

しかし、医療行為であるため植毛にも一定のリスクがあります。海外での植毛には言語の壁もあり、地理的制約により、何かあったときにアフターケアを受けることが困難です。通訳がついてくれることもありますが、正確に治療の内容を理解することも、こちらの意図を伝えることも困難です。植毛は海外で行うよりも、日本国内のクリニックで施術を受けるほうが安心なためおすすめです

まとめ

植毛の費用は本数(グラフト数)や植毛方法などによって変わってきます。必要な本数が多くなれば費用も高額になり、体への負担が少なくスピーディに施術できる最新の手法だとさらに費用は高くなる傾向にあります。

自毛植毛を検討する場合は、複数のクリニックの料金を比較して費用以外の部分も確認するようにしましょう。例えば、費用が高くても傷跡が目立たない方法、手術部位を刈り上げない方法が良いという場合もあります。料金以外の部分も考慮して、自分に合った方法を選んでみてください。

また、モニター割引やキャンペーンなどを活用することで、通常よりも植毛の料金を安くできる場合もあります。候補となるクリニックの公式ホームページなどで、最新の割引やキャンペーンの情報を確認するようにすると良いでしょう。また、ほとんどのクリニックでは無料カウンセリングを行っているため、カウンセリングを利用して確認することがおすすめです。