【医師監修】白髪は予防できる？原因から早期にできる対策も紹介

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白髪ができるメカニズムや、白髪の原因・対策について紹介しています。白髪について詳しくしりたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

この記事でわかること！

白髪ができるメカニズム

はじめに、白髪ができるメカニズムについて説明します。

実は、髪の毛は初めから黒いのではなく、最初は白い状態です。髪の毛は「メラニン」と呼ばれる色素によって色が保たれていますが、まずは色素のない状態の髪が生成され、後からメラニンの働きで着色されて黒くなります。

しかし、加齢やストレスなどが原因でメラニンが不足すると、髪に着色ができなくなり白髪が発生するようになります。つまり白髪は、黒い髪が白くなるのではなく、黒くなるはずの髪がうまく染まらないことで白いまま生えてきているということです。

白髪のできやすさは遺伝？予防はできる？

医学的には完全に証明されていませんが、白髪のできやすさには遺伝も関係していると考えられています。生まれつき白髪のある方や若くして白髪が多い方、50代でも白髪がない方など白髪の生え方には大きな個人差があります。

遺伝的に白髪ができやすい方でも、対策次第では白髪の発生を遅らせたり、予防したりすることができる場合もあります。

遺伝以外にもある白髪の原因

白髪の原因は遺伝以外にもあります。おもな白髪の原因は以下の通りです。

それぞれの原因について詳しく説明します。

栄養や食事の偏り

過度なダイエットや偏食によって栄養が偏ると、髪の成長に欠かせないビタミン類やミネラル類が不足し、白髪を引き起こす原因になります。特に、亜鉛や鉄分、ビタミンC・EやビタミンB群は髪の毛の成長に欠かせない重要な成分です。

生活習慣の乱れ

睡眠不足などの生活習慣の乱れは、白髪を引き起こす可能性があります。不規則な生活習慣によって自律神経やホルモンバランスが乱れると、頭皮の血流が悪くなり、髪に栄養が届きにくくなるため、白髪になりやすいと考えられています。

また、髪の成長に欠かせない成長ホルモンは22時から深夜2時の間に分泌されるといわれており、白髪予防のためにはこの時間に十分な睡眠をとる必要があります。

ストレス

ストレスで活性酸素が増えると、細胞が傷ついて白髪を発生させる原因になります。活性酸素とは、他の物質を酸化させる働きを持つ酸素のことです。

ストレスで自律神経が乱れると交感神経が優位になり、血管が収縮して全身の血流を悪化させてしまいます。頭皮への血流も悪くなるため、髪に十分な栄養が行き届かず、白髪を引き起こすことに繋がります。

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化も、白髪と関係しています。皮脂の過剰分泌や不衛生な頭皮状態は頭皮に雑菌を繁殖させ、頭皮環境を悪化させてしまいます。そのため、頭皮にダメージが蓄積され、メラニンがうまく生着しなくなり、白髪が増える原因になります。

白髪予防のためにやるべき対策

白髪予防のためにやるべき対策としては、以下のようなものがあります。

自宅で手軽に始められるものばかりです。ぜひ試してみてください。

白髪予防によい食べ物をとる

食生活を改善し、白髪予防によいとされる食べ物をとるのがおすすめです。そのためには、タンパク質、ビタミンC・Eなどのビタミン類、亜鉛・鉄などのミネラル類を積極的に摂取し、バランスの良い食事を心掛けましょう。

タンパク質は肉や魚に含まれており、髪の元となる重要な栄養素です。ビタミン類は、果物・野菜、卵や豚肉に多く、ミネラル類は貝類や乳製品、小松菜やほうれん草などに含まれます。

食事のみでは栄養が不足してしまう場合は、サプリメントで補うのも良いでしょう。

睡眠時間を十分に確保する

睡眠時間を十分に確保して、白髪を予防しましょう。髪は寝ている間に成長するため、十分な睡眠が欠かせません。1日7〜8時間程度の睡眠時間を確保するように心掛けましょう。

また、髪の成長のゴールデンタイムである22時から深夜2時の間に熟睡できるよう、生活のリズムを整えるようにしましょう。

運動をする

白髪予防のためには運動もおすすめです。運動不足で血流が滞ると、頭皮の血行が悪くなり、髪に十分な栄養が届かなくなってしまいます。定期的に運動することで血流が促進し、髪の健康に繋がります。

ストレスを上手に発散する

ストレスを上手に発散することも大切です。ストレスは白髪の原因になりますが、気づかないうちにストレスを溜めてしまう方や、上手に発散できない方も少なくありません。運動や趣味など、自分に合った方法を見つけてうまくストレスを発散するようにしましょう。

シャンプーのやり方を見直す

シャンプーのやり方を見直すことも、白髪予防で欠かせないポイントです。誤った方法でシャンプーを続けていると、洗いすぎや十分に汚れが取れないことによって、頭皮の環境悪化を招くことがあります。
正しいシャンプー方法のポイントは次の通りです。

頭皮マッサージをする

白髪予防には頭皮マッサージもおススメです。頭皮の血行を促進することで、栄養が髪に届きやすくなります。
シャンプーのついでに行えば、滑りが良くなってやりやすくなるためおすすめです。指の腹でしっかり頭皮を揉み込むようにマッサージしましょう。

白髪予防のために避けるべきこと

白髪予防のために避けるべきことを紹介します。意識して以下のことを控えるように心がけてください。

過剰な洗髪

白髪予防のために、過剰な洗髪は控えましょう。髪の毛を洗いすぎてしまうと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥しやすくなります。洗いすぎはかえって皮脂の過剰分泌を引き起こし、頭皮環境を悪化させてしまいます。

朝シャンなどを含めて1日複数回髪を洗う方もいると思いますが、本来シャンプーは1日1回で十分だといわれています。過剰な洗髪は控え、健康な頭皮環境を維持できるように心がけましょう。

長時間紫外線を浴びる

白髪予防のためにも、長時間紫外線を浴びることは避けるようにしてください。紫外線を浴びると、メラニンを生成する細胞の働きが低下するといわれています。特に、分け目は紫外線が当たりやすいため注意が必要です。

頭皮の紫外線予防のためには、以下のような対策がおすすめです。

日焼け止めを塗るときは、スプレータイプのものを使用すると便利です。

過度なダイエット

過度なダイエットは髪にも悪影響を及ぼすため、避けるようにしましょう。ダイエットによって栄養が不足すると、髪の生成に必要なタンパク質やビタミン・ミネラル類が十分に届かなくなり、白髪の原因になります。

栄養バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。

喫煙

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、タバコを吸うと血流が悪化して髪に栄養が届きにくくなります。その結果、白髪になりやすいとされています。

また、タバコは活性酸素を増加させるため、メラニンを生成する細胞を傷つけ働きを低下させてしまうことから、白髪を増やす原因になると考えられています。

おすすめ白髪予防アイテム

お家でできる白髪予防のためのアイテムを紹介します。日常生活に取り入れやすいアイテムになっているのでぜひ参考にしてみてください。

レフィーネ ヘッドスパトリートメントカラー

レフィーネ ヘッドスパ トリートメントカラーは、染めながらアロマでヘッドスパ効果が期待できる白髪染めトリートメントです。
年齢とともに気になる髪を保湿、補修成分でツヤやコシのある美髪へと導きます。
天然アロマ成分による香りや、白髪染めにヘッドスパ効果を加えることで、染めながらリラックス効果が期待できます。

出典：株式会社スヴェンソン

髪萌 カラーアップ

髪萌カラーアップは、頭皮をいたわりながら白髪染めができるヘアカラートリートメントです。白髪染めの際にトラブルの原因とされるジアミン系色素は使用せず、頭皮と毛髪に栄養を与える成分でダメージケアをしながら、潤いのある髪へ導きます。早染めタイプなので、およそ5分で髪を染めることができ、忙しい毎日でも使いやすいカラートリートメントです。

出典：株式会社　プロ・アクティブ

KAMIKA 白髪染めカラートリートメント　

白髪染めカラートリートメントKAMIKAは、1本で白髪・頭皮・ツヤ髪のケアができる白髪染めカラートリートメントです。
ツヤを際立たせるローズブラウンと、透明感のあるアッシュブラウンの2色展開となっており、髪に吸着しやすいカラーを使用することで、うねる白髪も染めることができます。最短10分でケアすることができ、うるおいのある髪へと導きます。

出典：ECH株式会社

リシリアフレル ワンステップ カラークリームシャンプー

リシリアフレル ワンステップ カラークリームシャンプーは、年齢による髪の毛のお悩みに着目し、白髪やうねりにアプローチする白髪用カラーシャンプーです。天然由来の植物色素を配合し、気になる白髪を染めながら美髪を目指すことができます。
天然利尻昆布に含まれるミネラルにより、パサついた髪の毛をまとまりのあるツヤのある髪の毛に導きます。

出典：株式会社ピュール

白髪用クリームシャンプー あをによし

あをによしは、1本で7役の白髪染めシャンプーです。シャンプー・コンディショナー・トリートメントだけでなく、白髪染め・頭皮ケア・ヘアパック・色持ちケアをこの1本で行うことができます。
キューティクルを守りながら、素早く色ムラのない仕上がりになります。置き時間を変えるだけで、お好みの髪色にすることが可能です。天然成分のマイクロクレイが、髪の毛や毛穴の汚れを洗い流し、頭皮環境を整え美髪へと導きます。

出典：株式会社Revlimit

白髪予防に関するよくある疑問

白髪予防に関するよくある疑問をまとめました。

20代、30代でも白髪予防すべき？

20代や30代の方でも、白髪予防を積極的に行うのがおすすめです。それよりも、白髪の本数が少ないうちに対策を始めておくことが、若々しさを保つ鍵になります。白髪の数が少ない20代や30代の方は、バランスのとれた食事や規則正しい生活習慣、ストレス発散といったインナーケアを重視するとよいでしょう。

白髪は抜くと増えるというのは本当？

「白髪は抜くと増える」という噂がありますが、実は科学的根拠はありません。白髪を抜くことで次に生えてきた白髪が目立ってしまい、より本数が増えたように感じてしまうことはあります。白髪が気になる場合は、ハサミでカットする方法がおすすめです。

まとめ

本記事では、白髪の原因やメカニズム、予防方法について紹介しました。白髪予防として自分で行える対策には、次のようなものがあります。

どれも今日から始められるものばかりなので、白髪が気になっている方はぜひ試してみてください。