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【美容師監修】薄毛の人がパーマをかけても大丈夫?パーマのメリット・デメリット

人には言えない・・・女性のためのお悩みコラム【FAGA・薄毛・抜け毛】

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「パーマが原因で薄毛になる?」「パーマで薄毛をカバーできる?」といった疑問を持たれたことはありませんか?薄毛に悩む人にパーマのメリットとデメリットをまとめました。薄毛をカバーできる、パーマを使ったおすすめの髪型もご紹介します。
この記事の監修者

étora hair
代表 NAO(カドグチ ナオミツ)

URL:https://etora.net/

◇PROFILE
美容師歴13年。
渋谷にあるヘアサロン『étora hair』代表。
お客様1人1人に寄り添った丁寧なカウンセリング、接客を心がけ、トレンドを押さえたスタイルを提供している。

この記事でわかること!

 

薄毛対策としてパーマを行うメリット

パーマは髪へのダメージがありますが、上手にかけることで気になる薄毛をカバーすることもできます。薄毛対策としてパーマをかけるメリットについて説明していきます。

トップのボリュームを出しやすくなる

髪が薄く見える原因の一つはボリュームです。前髪や頭頂部(つむじ)にボリュームがないと、どうしても薄毛に見えます。パーマをかければボリュームが出るため、髪のボリュームに悩んでいる場合には効果的です。また、トップにボリュームを出すことで自然と目線が上にいくので、おでこの広さを気にしている方にもおすすめです。

地肌が見えるのを隠せる

地肌が見えていると「髪が薄い」という印象を受けますが、地肌が透けるのをパーマで隠すこともできます。パーマによって立体感のあるヘアスタイルにすれば、地肌は透けにくくなります。「部分的に地肌が透けて、髪が薄く見える」というときは、パーマで毛の重なる箇所を増やしましょう。

セットの手間・負担を低減できる

普段のスタイリングでコテなどを使用している場合、熱による髪へのダメージが心配です。一度のスタイリングで大きなダメージを受けるわけではないですが、毎日繰り返していればダメージは蓄積されます。一方、パーマであれば、コテなどを使わなくてもボリュームのあるスタイリングを行えます。毎日のヘアセットの手間や髪への負担を低減できるのも、パーマのメリットになります。

薄毛の人がパーマをかけるデメリット

パーマはパーマ剤と呼ばれる薬剤を用いて髪の毛をウェーブ状に形を変えるため、髪や頭皮へのダメージは避けられません。ここでは、パーマをかけるデメリットについて説明していきます。

髪や頭皮へのダメージ

パーマで使用される薬剤は、頭皮や髪へのダメージをなるべく抑えたものもありますが、人によっては頭皮に直接薬剤が付くことで炎症が起きる可能性もあります。炎症により頭皮の環境に悪影響が出れば、正常なヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増える可能性もあります。

また薬剤を塗布することでキューティクルが剥がれ落ち、髪の毛が細く弱くなることがあります。パーマをした後はトリートメントをしっかりするなどホームケアも重要です。

 

薄毛をカバーできる女性におすすめの髪型・パーマ

「前髪が薄くなってきた気がする」「頭皮が透けて見える」といった場合でも、パーマをかければ髪の薄さを際立たせにくくできます。パーマによって動きを出して、ボリュームのある髪型にしましょう。女性におすすめの薄毛をカバーしやすい、パーマを使った髪型を紹介します。

ショートカットでも大丈夫なゆるふわパーマ

引用:Ozmallヘアカタログ 「benji 中目黒」

ゆるふわパーマなら年齢に関係なく似合いやすく、立体感のあるヘアスタイルになります。ショートカットであればヘアケアも楽で、枝毛や切れ毛を気にする人にもおすすめです。髪が短い分トップのボリュームを出すのも手軽になり、はっきりとした分け目を作らなければ前髪の薄さも気になりません。

おでこ、分け目を目立たせないミディアムパーマ

引用:Ozmallヘアカタログ 「oggi + KENJE」

トップに自然なボリュームを持たせることで、薄毛が気になる女性でもふんわりとした印象を演出できます。レイヤーを入れすぎず、程よい丸みを残すことで、髪がペタッと見えにくいのが特徴。顔周りのカットが柔らかく、髪の動きを引き出しながら、小顔効果も期待できます。さらに、明るめのカラーを取り入れることで、髪全体の立体感が増し、ボリュームアップしたような仕上がりになります。

 

細い髪でもボリュームを出しやすいツイストパーマ

引用:Ozmallヘアカタログ 「NORI」

細い髪でもボリューム感を出したい人にはツイストパーマがおすすめです。ツイストパーマは髪をねじって巻いていくパーマの方法で、立体感を出しやすく、ボリュームのある髪型にしたい女性に向いています。パーマをかける際のねじりの強さや髪の量によって、仕上がりが大きく変わってきます。あらかじめどのような仕上がりをイメージしているのかを担当の美容師と共有しておきましょう。

薄毛でパーマをかけるときに注意すべきこと

 

薄毛で悩んでいる方がパーマをかける場合、いくつか注意すべきことがあります。パーマが逆効果にならないように確認しておきましょう。

短期間にパーマを何度もかけない

かけるパーマの種類や元々の髪質などにも左右されますが、一度かけたパーマは時間の経過とともに徐々に落ちていきます。ただし、短期間にパーマを繰り返すのは髪への負担が大きくなるので控えましょう。

トリートメントを使用したり、ドライの方法を工夫したりすることで、パーマは長持ちします。また、定期的にカットすることで、パーマを復活させられる場合もあります。頻繁にパーマをかけるのではなく、メンテナンスをしっかり行ってパーマを長持ちさせることが重要です。

ヘアカラーとの同時施術は避ける

使用するカラー剤にもよりますが、パーマとヘアカラーは同時に行える場合もあります。ただし、ヘアカラーも髪へのダメージに繋がるため、パーマとの同時施術はしない方が良いでしょう。

そのため、パーマとヘアカラーの両方を考えている方は、美容師と相談しながら施術の順番や日程などを決めましょう。できるだけダメージの少ない順番で施術したり、一定の間隔を空けたりすることで、髪へのダメージは低減できます。

ダメージの少ないパーマの方法を選ぶ

一口にパーマといっても、種類は様々あります。

熱を使用しない「コールドパーマ」、熱を使用する「ホットパーマ」と大きく2つに分けられ、そこからさらに細かい種類に分けられています。

熱を使用しない「コールドパーマ」は、コスメパーマ、クリープパーマ、水パーマなどあり、熱を入れないため短時間で比較的ダメージが少ない施術です。

熱を使用する「ホットパーマ」は、デジタルパーマ、アイロンパーマなどがあります。形がつきやすく持ちが良いですが、髪へのダメージは強いため、毛先や髪の表面にかけるのに適した施術です。

どの方法でも髪へのダメージはありますが、薄毛や髪のダメージを気にしている方は、できるだけダメージの小さい種類が良いでしょう。

信頼できる美容室・美容師の元で施術を受ける

パーマの技術は美容師の知識やスキルに左右されます。なりたいイメージだけで選ぶのではなく、パーマの技術や薬剤にこだわりがある美容師を選ぶことが重要です。

近年では、特定の技術をブランディングする美容師が多くいます。美容室・美容師予約サイトやSNSなどを活用しながら、なりたい髪型に加えて、技術に対する想い・こだわりに共感できる美容師を基準に選ぶことをおすすめします。

 

薄毛対策としてのパーマをおすすめできない人

パーマは髪にボリュームが出るため、薄毛を隠すのに有用ですが、頭皮や髪の状態によっては無理にパーマをかけない方が良いケースもあります。薄毛対策としてのパーマをおすすめできない人について説明します。

頭皮に痒みや炎症がある

パーマをかける前から頭皮に痒み・赤み・湿疹がある場合、炎症を起こしていることが考えられます。頭皮の炎症の原因は、地肌の常在菌の異常繁殖や乾燥、ストレスなどです。また、カラーリングに使われる薬剤や汗でかぶれることもあります。肌のバリア機能が弱まり、外部からの刺激を受けやすくなっているため、炎症が見られるときはパーマをかけるのを控えましょう。

髪の毛の傷みが激しい

パーマが薄毛に直接的な影響を及ぼすリスクは小さくても、髪のダメージは避けられないでしょう。そのため、髪の毛の傷みが激しい場合は、パーマをかけるべきか慎重に検討してみてください。

髪の毛の抜ける量が気になる

特に異常がなくても、毎日50本〜100本程度の髪の毛が抜けるといわれています。髪の毛の抜ける量が増えたと感じた場合、何かしらの原因で薄毛が進行している可能性があります。パーマに髪のボリュームを出す効果はあっても、薄毛の根本的な原因を解決する効果はありません。薄毛の進行を感じている場合は、頭皮環境の改善やヘアケアに力を入れると良いでしょう。
頭皮環境を整えるには、睡眠や食事、運動などの日々の生活習慣の見直しが重要です。また、正しい方法でシャンプーなどのヘアケアを行うことも大切です。薄毛の原因がFAGA(女性男性型脱毛症)の可能性もあるため、専門のクリニックへ一度相談してみてください。

まとめ

パーマは薄毛を隠す方法の1つであり、パーマが原因で薄毛になるリスクは小さいです。しかし、パーマ剤は髪や頭皮への負担があるため、髪のダメージによって以前よりも薄く見えてしまう場合があります。薄毛対策としてパーマを検討している人は、髪や頭皮への負担が少ない方法や仕上がりのイメージなどを美容師と十分に相談してから施術を受けるようにすると良いでしょう。