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本記事では、白髪染めによるダメージの原因を解説し、ダメージへの対策やケア商品を紹介します。キレイな髪の毛を実現するためのアドバイスが満載です。本記事を参考にして毛髪や頭皮へのダメージをなくしましょう。
この記事でわかること!
白髪染めでなぜダメージを受けるのか
白髪染めをするとなぜ毛髪や頭皮がダメージを受けるのか、その理由を3点紹介します。配合されている成分が白髪染めのダメージの原因です。
オキシドールが配合されているから
白髪染めで毛髪がダメージを受ける原因は、白髪染めの成分にオキシドールが配合されているからです。
オキシドールは理科の実験などでおなじみですが、髪の黒色の成分であるメラニンの色味を変えて髪の色を薄くする成分です。オキシドールの作用によって、髪の毛が明るくなります。
白髪染めで髪の色を明るくする必要があるのか、と思う人もいるでしょう。明るめのカラーリングにする場合にはどうしても脱色(ブリーチ)する必要があります。明るい色合いに染める場合には、髪が傷みやすいです。
アルカリ剤が入っているから
白髪染めに入っているアルカリ剤も、髪にダメージを与える一因です。アルカリ剤とは、弱酸性の毛髪の表面(キューティクル)を開かせるための成分のことです。
アルカリ剤を用いることによって染まりやすくなりますが、髪の毛の中にある栄養素や水分などが失われてしまうことがあります。
白髪染めをした後に、毛髪がパサパサするのはアルカリ剤の影響です。オキシドールなどの染色成分を髪の毛の内部にまで浸透させるために必要な成分のアルカリ剤ですが、使い方や髪質によっては髪にダメージが蓄積してしまいます。
ジアミンが入っているから
白髪染めにはジアミンという成分も配合されています。ジアミンは頭皮への刺激が強いです。ジアミンは白髪染めの中の染色成分のことです。ジアミンはアレルギーを起こしやすく、各種の皮膚症状が表れてしまいます。
最近では、ジアミンを配合していない白髪染めの商品なども多く販売されていますので、頭皮にダメージが溜まっていると感じている人はジアミンフリーのものを購入するようにしましょう。
白髪染めのダメージ対策4選
以下では、白髪染めによって蓄積された毛髪・頭皮へのダメージへの対策を4つ紹介します。白髪染めをする以上は、ダメージをゼロにはできませんが、正しい対策を講じることでダメージを減少させられます。
白髪染めの頻度を下げる
すぐにできる白髪染めのダメージ対策として、白髪染めをする回数の頻度を下げるのも方法の一つです。白髪染めの成分が毛髪を傷めるので、白髪染め自体の頻度を下げればダメージも軽くなり、ケアもやりやすくなるからです。
具体的には、美容室で行う本格的な白髪染め(ヘアカラー)の頻度を落として、その間の期間はカラーシャンプーなどを用いるという方法があります。
カラーシャンプーも毛髪や頭皮が傷まないわけではありませんが、ヘアカラーと比べると刺激が随分弱くなります。
他には、トリートメントなどダメージケアのための商品を利用するのも1つの対策です。
低刺激な白髪染めを選ぶ
白髪染めによるダメージを軽減する方法として、低刺激な白髪染めを利用するという方法があります。「刺激が強い=ダメージが残りやすい」という構図になっていますから、刺激が弱い白髪染めを用いるとダメージも低くなります。
具体的には、ジアミンなどの刺激成分が入っていないものを選ぶようにしましょう。
最近では、市販の白髪染めでもジアミンが入っていないものがあります。
他にも毛髪・頭皮への刺激が弱くなるように、様々な添加物が入っていない製品などもあります。このような低刺激の白髪染めを活用して、ダメージを抑えましょう。
経験豊富な美容室・美容師を選ぶ
髪へのダメージを減らすためには、経験・実績が豊富な美容室と美容師を選ぶようにしましょう。経験が豊かな美容室や美容師は、髪へのダメージを抑えるカラーリングのノウハウを知っています。
具体的には、先ほど解説したような低刺激で安全な白髪染めを用いてくれたり、白髪染めの放置時間を、長すぎず短すぎない的確な時間で処置してくれます。各種の口コミやレビューなどで、経験豊富な美容室を探しましょう。
脱白髪染めをする
白髪染めでのダメージを抑えるための手段には、脱白髪染めを試してみる方法もあります。脱白髪染めとは、白髪染めのためのヘアカラーをやめて、白髪を活かしたカラーリングをすることです。具体的には、白髪ぼかしハイライトなどの手法があります。
白髪ぼかしハイライトとは、髪の毛をブラックやブラウンなどのように単色で染めるのではなく、今ある白髪の色味を活かして適した箇所に明るいハイライトを入れる手法のことです。
これまでの白髪染めと比べると、おしゃれで自然な風合いにアレンジできます。
自分で処置するのは難しいですし、対応できる美容室も少ないのが現状ですが、最近人気が高まってきている手法でおすすめです。
白髪染めのダメージケア商品3選!傷んだ髪を修復
ここからは、白髪を染めながら補修する効果もあるヘアケアアイテムをご紹介します。
スカルプDボーテ ヘアカラートリートメント
スカルプDボーテ ヘアカラートリートメントは、髪を染めながら頭皮ケアができる優れたカラートリートメントです。
植物由来成分を使用し、ダメージを抑えながら白髪を自然にカバー。4つのカラー展開で、髪色に合わせて選べます。
頭皮に優しい低刺激処方で、敏感肌の方にも使用可能です。
髪を傷めずに染められ、トリートメント効果で艶やかな髪に仕上がります。毎日のトリートメント感覚で、艶やかで美しい髪色をキープできます。
商品名 | スカルプDボーテ ヘアカラートリートメント |
メーカー | アンファー株式会社 |
容量 | 200g |
定価(税込) | 2,852円 |
定期購入価格(税込) | 2,424円 |
公式サイトはこちら |
出典:アンファー株式会社
ルプルプ(LPLP)カラートリートメント
ルプルプ(LPLP)のカラートリートメントは、トリートメントしながら白髪を染めることができる製品です。普通の白髪染めと異なり、ヘアケア成分により毛髪・頭皮を補修しながらカラーリングができます。カラーは5種類と豊富で、白髪染めとおしゃれを両立したい人におすすめです。毎日使っても髪が傷まないのが特徴で、ジアミンなどの刺激成分は入っていません。
商品名 | LPLP エッセンス カラートリートメント |
メーカー | スタージュ株式会社 |
容量 | 170g |
定価(税込) | 3,630円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:スタージュ株式会社
RISHIRIA Furel ワンステップカラークリームシャンプー
リシリアフレル(RISHIRIA Furel)のワンステップカラークリームシャンプーは白髪染めに加えて年齢による髪ダメージや頭皮ケアを洗いながら、1本8役ワンステップで簡単にヘアケアができ、無理なく続けられます。微細発泡が髪の根元から毛先まで行き渡り、5種の天然クレイ成分で頭皮と髪の余分な皮脂や汚れをしっかり吸着して洗い流します。また、洗いながらミネラル成分が頭皮環境を整え、健やかな状態に導きます。
商品名 |
ワンステップカラークリームシャンプー |
メーカー | 株式会社ピュール |
容量 | 240g |
定価(税込) | 3,960円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社ピュール
ダメージが少ない白髪染め以外の3つの方法
ダメージが抑えて白髪を染めたい場合は、ほかの違う種類のヘア用カラー料をご紹介します。
ヘナカラー
天然の染料(カラー剤)としてダメージが少ないのが、ヘナです。ヘナとは、インドなどでよく用いられる植物由来の色素・染料です。髪にダメージが少ないだけでなく、頭皮を保湿する働きがあります。
しかし、ヘナだけを染料に用いるとオレンジ色になってしまうため、同じく天然素材のインディゴを配合した製品が多くみられます。
ヘナはアレルギーになりにくい成分ですが、インディゴはアレルギーの発症の可能性があるため、利用する前にはアレルギー反応がでないかどうか、パッチテストを実施するようにしましょう。
ヘアマニキュア
一般的な白髪染めに代わる染料として、ヘアマニキュアを使うという方法もあります。ヘアマニキュアは、美容師は「酸性カラー」と呼んでいます。白髪染めの染色成分であるオキシドールやアルカリ剤を利用しておらず、髪へのダメージが比較的少ないのが特徴です。
ただし、ヘアマニキュアも髪や地肌への刺激があり、アレルギーが発症する可能性もあります。パッチテストを事前に行うなど、しっかりとした対策が必要な点には注意しましょう。
白髪染めと比べると、色落ちがしにくいカラー剤です。カラーシャンプーのように複数回利用することでゆっくり髪を染めていきます。
髪質改善カラー
白髪染めの代替手段として、髪質改善カラーという方法があります。髪へのダメージをケア・修復しながら染色する方法です。通常のヘアカラーと比べると、ダメージが蓄積しづらくキレイに染め上げることができます。
ダメージを受けた髪のツヤなどが復活しますが、施術するための時間が長くなるというデメリットがあります。また、通常のヘアカラーよりも料金が高くなってしまいます。
具体的には、料金はヘアカラーよりも1~2万円ほど高くなります。所要時間もヘアカラーと比べると1時間ほど長くなります。
髪質改善カラーは、お金や時間がかかってもダメージを抑えたいという人におすすめの方法です。
白髪染めのダメージに関するQ&A
以下では、白髪染めによるダメージに関してよくある質問とそれに対する回答を紹介します。よくある疑問が解決しますので、是非参考にしてみてください。
白髪染めは一度するとダメージは回復しない?
白髪染めによるダメージは回復・修復が可能です。傷んだ髪をトリートメントでケアしたり保湿したりすることである程度は元に戻ります。たとえば、強めのブリーチが入ったヘアカラーで白髪染めをすると髪がパサパサになります。
そのような髪にヒアルロン酸などが配合されたトリートメントを用いると、ツヤが回復します。
髪質の改善というと美容室でなければできないイメージもあるかもしれませんが、市販・通販などですぐれたヘアケア商品も数多く登場しています。
この記事の上の部分で紹介したようなヘアケア製品を利用して、毛髪・頭皮へのダメージを修復しましょう。
白髪染めで髪が薄くなる?
白髪染めには、髪の毛が薄くなるような成分は入っていません。ただし、白髪染めを繰り返して頭皮にダメージが蓄積されると、結果として髪の毛が少なくなってしまうことがあります。
頭皮環境の悪化により、髪の毛は薄くなってしまいます。
毛髪が薄くならないようにするためには、頭皮ケアのための商品やサービスを利用するといいでしょう。具体的には、炭酸成分で頭皮ケアを行ったり、保湿成分で荒れた頭皮を修復したりするケア方法があります。
白髪染めはすればするほど白髪が増える?
白髪染めをすると白髪がかえって増えるという情報もありますが、白髪染めには白髪が増える成分などは入っていません。しかし、白髪染めを繰り返して頭皮などへのダメージが増えると、白髪が増える原因となることがあります。
白髪染めを使いだす時期が、ちょうど白髪が増えてくる年齢・世代とかぶるので、白髪染めは白髪を増やすという言説が飛び交うことになっているかもしれません。
いずれにせよ、白髪染めによるダメージは最小限にとどめるに越したことはありません。
白髪染めをおすすめしないのはどんな人?
白髪染めの利用をおすすめできない・向いていない人は、アレルギーを持っていたり敏感肌の人です。
白髪染めの成分は刺激が強いからです。アレルギーが出ないようにパッチテストを必ず行いましょう。
髪の毛を明るくする予定がある人にも、白髪染めの利用は勧められません。毛髪を明るくするためには髪へのダメージが強いブリーチ剤を利用しなければならないため、白髪染めでダメージを蓄積させるのは得策ではないからです。
まとめ
白髪染めには、毛髪や頭皮にダメージを与える成分が入っています。オキシドールやアルカリ剤・ジアミンなどです。
特に、明るい色合いの白髪染めはダメージが強い傾向があります。
白髪染めによるダメージを緩和するために、対策を講じたり代替手段を用いたりして工夫するようにしましょう。また、ダメージ修復のためのヘアケア製品も積極的に用いるようにすると良いでしょう。