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どっちがいい?酸性ストレートと酸熱トリートメントの違いと選び方

きれいな髪を手に入れたい!女性のためのコラム【美髪・髪質改善】

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  • ・掲載内容については、編集部による独自調査にて推薦しており、効果・効能を保証するものではありません。
「髪の痛みが気になる」「酸性ストレートと酸熱トリートメントはどちらが良いの?」など、髪の痛みを改善するために、酸性ストレートや酸熱トリートメントが気になっている方もいるのではないでしょうか。

最近では、多くのサロンで扱われており、主流なトリートメント方法です。
この記事では、酸性ストレートと酸熱トリートメントの違いや特徴を解説します。お悩み別にどちらが合っているかもご紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること!

酸性ストレートと酸熱トリートメントは違う

酸性ストレートと酸熱トリートメントは「髪質改善」とまとめられている場合がありますが、大きな違いがあります。
主に酸性ストレートは、縮毛矯正と呼ばれるメニューです。髪へのダメージをなるべく小さくしつつ、ストレートにする施術です

従来の縮毛矯正は、アルカリ性の薬剤でキューティクルを開き、薬剤を浸透させます。そのため、髪へのダメージが強かったり、髪質が固くなってしまったりなど様々なデメリットが伴う施術でした。
しかし、酸性ストレートはキューティクルが閉じた状態で酸性の薬剤を髪に塗布するため、従来の縮毛矯正よりも健康な状態を維持できます。その結果、髪へのダメージが少なかったり、自然なストレートが再現できたりなどきれいな仕上がりが期待できます。

一方、酸熱トリートメントは髪の内部を修復し、健康度を上げてくせを和らげるトリートメントです。
一般的なトリートメントは、髪内部に栄養補給をし、外側をコーティングしてダメージを修復します。酸熱トリートメントは、酸性薬剤を使用し、髪内部の構造に似た架橋結合を作ります。さらにヘアアイロンで熱を与えることで、より定着率がアップするのが特徴です。その為、髪の内部の構造を整えられ、くせが緩和してまとまりのあるストレートヘアに仕上げられます

このように、酸性ストレートと酸熱トリートメントは使用する製剤が異なります。くせのまとまり方やストレート具合が異なるため、自分に合った方法を選択すると良いでしょう。

酸性ストレートの特徴|くせを伸ばす

酸性ストレートは、くせを伸ばして、ストレート髪に仕上げる施術です。
天然パーマや湿気によるうねりなどが気になる方に向いています。酸性ストレートには、以下のような特徴があります。

  • 酸性の薬剤を使用する
  • 髪へのダメージを抑えられる
  • ブリーチやカラーと同時施術できる

ここからは、上記の酸性ストレートの詳しい特徴をご紹介していきます。

酸性の薬剤を使用する

酸性ストレートの特徴として、酸性の薬剤を使用する点が挙げられます。
酸性ストレートでは、髪の毛のタンパク質の結びつきを一時的に変化させるため、酸性の薬剤が使用されます。
酸性の薬剤は、髪の毛のキューティクルを少し開かせる働きがあり、これにより、髪の毛の内部にスタイリング成分が浸透しやすくなるのです。

酸性薬剤は比較的マイルドであり、髪の傷みを可能な限り小さくするのも特徴です。ただし、効果は一時的なものであり、効果を継続させるためには、定期的な施術が必要になるでしょう。

酸性ストレートは、くせやウェーブを伸ばす効果があるため、自然なストレートヘアを手に入れられます。従来のストレートパーマと比べて髪への負担が少ないため、ダメージを心配する方にも向いています。

髪ダメージを抑えられる

2つ目の特徴は、髪ダメージを抑えられることです。酸性ストレートは、健康的な髪質に近い弱酸性の薬剤を使用して施術します。従来のストレートパーマに使用しているアルカリ性の薬剤よりも、髪への負担が少ないのが特徴です。
そのため、ダメージを心配する方でも受けられる施術です。

ストレートにしたいけれどなるべく髪の痛みを低減したい、パーマには抵抗があるといった方は検討してみてはいかがでしょうか。ただし、徐々に効果が薄れていくのが難点です。逆をいえば、徐々に元の状態に戻るため、試しやすい施術でもあります。

ブリーチやカラーした髪にも施術できる

酸性ストレートは、ブリーチやカラーした髪にも施術できます。酸性ストレートに使用する薬剤は、比較的マイルドで髪への負担が少ないため、ブリーチやカラー処理されている場合でも施術が可能です。

ただし、ブリーチやカラーと同じ日に施術を行うのは、髪に大きなダメージを与えてしまいます。酸性ストレートとカラーをしたい場合は、美容師と相談しながら施術のタイミングをずらすと良いでしょう。

従来はブリーチやカラーした髪は、パーマをかけられず、アイロンやブローでストレートにするしかありませんでしたが、酸性ストレートであれば、傷んだ髪にも施術を行えるため、ブリーチやカラーした髪をきれいなストレートにしたいといった悩みケアが期待できる施術です。

酸熱トリートメントの特徴|髪ダメージの回復

酸熱トリートメントは、酸性ストレートに比べると、ストレートにする力は劣ります。
しかし、酸熱トリートメントは、髪ダメージの回復に長けています。酸熱トリートメントの特徴は以下のとおりです。

  • 酸性の薬剤とコテの熱を使用する
  • ダメージを受けた髪でも施術できる
  • パーマやカラーと同時施術できる

ここからは、上記の特徴について詳しく解説していきます。

酸性の薬剤とコテの熱を使用する

酸熱トリートメントは、酸性の薬剤とコテの熱を使用して施術を行います。
まずは、髪の内部のタンパク質結合を一時的に変化させる酸性薬剤を使い、その後、熱を加えることでくせやうねりを抑えます。

熱を加えると、髪のタンパク質が一時的に新しい形状を受け入れるため、理想の形状のキープが可能です。美容院で受けられる従来のトリートメントよりも、酸性薬剤とコテの熱を利用することで、より高い効果を期待できます。
そのため、以前にトリートメントを受けて思うような効果を得られなかった方でも、十分な効果を得られる可能性があります

ダメージを受けた髪でも施術できる

酸熱トリートメントは、ダメージ回復に長けているためダメージを受けた髪でも施術を受けられます。
酸性薬剤は髪のキューティクルを軽く開かせ、スタイリング成分の浸透を助けます。これにより、髪に潤いや保護を与えつつ、理想のスタイルを持続させられるのです。

また、酸性薬剤は比較的穏やかなため、既にダメージを受けている髪にも負担をなるべく小さくしながら施術できます

パーマやカラーと同時施術できる

酸熱トリートメントは、髪を健やかに保ちながらスタイリングする技法で、パーマやカラーと同時施術できるといった特徴があります。
先に酸熱トリートメントを施してから、パーマやカラーをすると発色やツヤ感も良くなります。
酸性薬剤は髪へのダメージも可能な限り小さくしつつ施術できるため、既にパーマやカラー処理を受けた髪にも酸熱トリートメントを施せるのが特徴です。

酸性ストレートと酸熱トリートメントのデメリット

酸性ストレートと酸熱トリートメントは、ストレートな髪に仕上げられたり、くせやうねりを伸ばせたりするのが特徴で、大きなメリットがありますが、なかにはデメリットも伴います。
主なデメリットは、下記の2つがあげられます。

  • 酸性ストレート|髪ダメージがゼロではない
  • 酸熱トリートメント|効果や持続性が弱い

それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。

酸性ストレート|髪ダメージがゼロではない

酸性ストレートは、髪ダメージをなるべく小さくできますが、完全にダメージをゼロにはできません。酸性薬剤の使用や加えた熱により、一部の髪のタンパク質結合は変化する可能性があります。その結果、髪が軽微なダメージを受けるケースがあります。

ただし、他のストレートパーマ方法に比べて、酸性ストレートは髪への負担が少なくて済むため、一般的にはダメージが少ないとされているのが特徴です。
使用する薬剤だけではなく技術、アフターケアがダメージの低減につながります。
そのため、知識や技術が豊富な美容師に施術を依頼しましょう。

酸熱トリートメント|効果や持続性が弱い

酸熱トリートメントは、髪のダメージを回復させながら、くせやうねりを和らげる施術です
一方で、効果や持続性が弱いといったデメリットも存在します。
酸性薬剤と熱を組み合わせてスタイリングするため、他の施術方法と比べると効果や持続性が劣るケースがあります。髪の内部結合を一時的に変化させるため、スタイルが持続する時間が限られており、洗髪や時間の経過によって元の状態に戻る可能性があります。

また、くせやうねりが強い髪に対しては、効き目が薄い場合もあります。酸熱トリートメントは髪の傷みを可能な限り小さくできる反面、効果持続期間が短い傾向にあるため、スタイルを長期間維持したい方には向きません
効果や持続性を求める場合は、ほかの施術方法を検討したり、豊富な知識や技術を持っている美容師に相談したりして、自分の目的に合った方法を選ぶと良いでしょう。

どっちが合う?酸性ストレートと酸熱トリートメントの選び方

ここまで酸性ストレートと酸熱トリートメントの特徴などを紹介してきましたが「結局どちらが自分に合っているの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、酸性ストレートと酸性ストレートの選び方について解説していきます。

酸性ストレート:くせが強い・毛量が多い・毛髪が太い

酸性ストレートは、酸性薬剤を使用して髪のタンパク質結合を変化させる施術方法のため、くせが強い髪や毛量が多い、毛髪が太い方におすすめです。
くせが強い髪や毛量が多い髪は、ほかのストレート方法では取り扱いにくいケースがあります。酸性ストレートは髪の内部結合を変化させてくせやボリュームを和らげられます

また、毛髪が太い場合は、その太さによって髪の重みやボリュームが増すため、酸性ストレートによるストレート効果をより高く期待できます。ただし、すべての方に当てはまるわけではないため、知識や技術を持った美容師に相談しましょう。

酸熱トリートメント:髪が傷みやすい・コシやハリがない

酸熱トリートメントは、髪が傷みやすい方やコシ・ハリが不足している方に向いています
理由としては、髪の内部結合を一時的に変化させることで、髪に保湿や補強の効果を期待できるからです。髪が傷みやすい場合、酸熱トリートメントは髪のタンパク質を保護し、ダメージをなるべく小さくしつつスタイリングが可能です

また、コシやハリが足りない髪には、酸熱トリートメントによる髪内部への成分浸透が効果的です。酸性薬剤がキューティクルを軽く開き、髪に潤いを浸透させ、ボリュームを与える助けになります。
なお、効果を持続させるためには、定期的に施術を受け続けることが大切なポイントです。個々の髪の状態に応じて、専門家のアドバイスを受けてみてください。

同時施術:毛先にダメージが蓄積・くせが強い

毛先にダメージが蓄積している方やくせが強い髪の方は、酸性ストレートと酸熱トリートメントの同時施術が良いでしょう。酸性ストレートで髪の内部結合を変化させて、酸熱トリートメントでダメージを修復することで、くせやうねりといった髪の悩みの改善が期待できます。

ただし、片方の施術のみと同じように、髪の状態に合った適切な薬剤や技術の選択、アフターケアが大切です。技術や知識が豊富な美容師のアドバイスを受けながら施術を検討しましょう。

まとめ

酸性ストレートと酸熱トリートメントは、髪質改善とひとまとめにされるケースもありますが、それぞれ施術方法や効果が異なります。
うねりやくせを改善し、ストレートヘアを目指したい方は、酸性ストレート。ダメージ補修を目的としている方は、酸熱トリートメントが合うでしょう。
また、両施術とも美容師のスキルによっても、仕上がりが異なる場合があります。スキルや知識の高い美容師に相談して、自分に合った施術を行ってもらいましょう。