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【美容師監修】枝毛や切れ毛の原因って何?違いや処理についてもわかりやすく解説

きれいな髪を手に入れたい!女性のためのコラム【美髪・髪質改善】

  • ・当記事は記事作成時点での情報を基に掲載しております。最新情報は各機関公式サイトにてご確認ください。
  • ・掲載のクリニックや施術については、編集部による独自調査にて推薦しており、効果・効能を保証するものではありません。
  • ・掲載の施術や治療については、自由診療(保険診療適用外)となります。
  • ・監修者は、医学的根拠や専門知識に基づいて当記事を監修しており、クリニックや商品の選定は行っておりません。
毎日ケアをしていても枝毛や切れ毛が出てしまう時は、原因を把握しながら改めてセルフケアを進めてみるのが大切です。また、日々のシャンプーやタオルドライなどにも注意が必要です。
この記事では、枝毛や切れ毛の原因やそれぞれの違い、予防方法について詳しくご紹介します。枝毛や切れ毛に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

étora hair
代表 NAO(カドグチ ナオミツ)

URL:https://etora.net/

◇PROFILE
美容師歴13年。
渋谷にあるヘアサロン『étora hair』代表。
お客様1人1人に寄り添った丁寧なカウンセリング、接客を心がけ、トレンドを押さえたスタイルを提供している。

健康保険などの公的医療保険は、病気や怪我の治療に適用されます。薄毛治療は、美容目的の診療とみなされるため、治療費は全額自己負担となります。
参考:国税庁「医療費を支払ったとき」より

この記事でわかること!

枝毛と切れ毛の違いについて

まずは、枝毛と切れ毛の違いについて解説していきます。

枝毛は縦に裂けている

枝毛とは、髪の毛が縦に裂けている状態のことです。 髪の毛は中心部分からメデュラ・コルテックス・キューティクルという複数の層から成り立っています。(※細毛にはメデュラが含まれていないこともあります。)

それぞれの成分は主にタンパク質から作られており、髪の柔らかさや保湿などの役割を担っているのが特徴です。割合としては、コルテックスにタンパク質が多く含まれています。キューティクルはうろこ状に形成されており、濡れると開き、乾くと閉じる性質があります。
このキューティクルの状態が悪化して剝がれたりめくれたりしてしまうと、コルテックスに含まれる水分やタンパク質などもそこから流れ出てしまい、枝毛につながります。

切れ毛は横に切れる

切れ毛とは、髪の毛が横に切れてしまう状態のことです。
キューティクルやコルテックスから水分やタンパク質などが流れ出てしまうと、少しの刺激で髪の毛が切れるようになります。このように切れ毛も、キューティクルやコルテックスのダメージによって発生します。
枝毛や切れ毛を減らすには、キューティクルやコルテックスを傷めないよう、ケアや予防を行うことが大切です。

特に軟毛は枝毛や切れ毛になりやすい

枝毛や切れ毛の発生しやすさは髪質によっても変わります。なぜなら、柔らかい髪質(軟毛)はコルテックスの密度が低い傾向にあるからです。
コルテックスは髪の約90%を占めていて、内部の繊維同士を接着させる役割も担っています。そのため、密度が低くなればなるほど髪の内部は空洞になります。すると髪のハリやコシの低下を引き起こし、枝毛や切れ毛が出てくるようになります。

枝毛や切れ毛になる主な原因

枝毛や切れ毛は、キューティクルやコルテックスのダメージによって発生します。
次に、キューティクルやコルテックスのダメージおよび枝毛と切れ毛の原因についてわかりやすく解説していきます。

パーマやヘアカラーによる栄養分の流出

パーマやヘアカラーは、枝毛や切れ毛の大きな原因になります。

ヘアカラーやパーマに使用されている薬剤は、キューティクルに負担をかけます。そのため、ブリーチや縮毛矯正、薬剤が使用されているヘアカラーなどは、キューティクルの剥がれやめくれといったダメージにつながります
すると、コルテックスから栄養分や水分などが流出して髪の内部が空洞の状態に変化し、結果として枝毛や切れ毛を引き起こします。ヘアカラーの頻度が高い方は、特に注意するようにしましょう。

摩擦によるダメージ

ブラシなどの摩擦でも、髪の毛はダメージを受けてしまいます。
例えば、洗髪直後のキューティクルは、乾燥している状態と比較して柔らかくなっています。そのため、この状態で力強くブラッシングすると、摩擦によってキューティクルがめくれたり剥がれたりしやすいと言えます。
他にも以下のような場面で摩擦によるダメージを受けてしまう可能性があります。

・就寝中の枕と髪の毛の接触
・タオルドライ
・ストレートアイロンの使用
・洗髪中による髪同士の摩擦

手ぐし程度でも摩擦は発生するため、ブラッシングの方法を含め、後半で紹介する対策を確認してみましょう。

ドライヤーなどによる熱で傷む

ドライヤーやヘアアイロンの使い方によっては、髪にダメージを与えてしまう場合があります。

髪の毛に含まれているタンパク質は、熱変性という性質を持っています。簡単に説明すると、熱によってタンパク質が変形したり硬くなったりしてしまう現象のことです。
一般的に、熱変性が起こる温度は130~160℃以上とされています。そのためヘアアイロンを使用する際は、温度設定に注意が必要です。髪とドライヤー本体の距離を15㎝以上離していれば、表面温度は60℃前後に抑えられます。

ただし、髪が濡れていると60℃前後でも熱変性が起こりやすくなります。シャンプー後はまずタオルで余分な水分を拭き取り、それからドライヤーを使用するようにしましょう。

紫外線で傷む

日焼けした髪の毛は、乾燥によるパサつきやヘアカラーの色落ち、枝毛や切れ毛といったダメージにつながります。

髪の毛に含まれるタンパク質は、システイン結合というアミノ酸の結合で成り立っており、髪のハリやコシを保っています。しかし紫外線を受けるとこの結合が分解されてしまうため、髪の毛のしなやかさが低下してしまいます。枝毛や切れ毛の原因にもなるため、紫外線による影響についても注意が必要です。

枝毛や切れ毛を治す方法はある?

枝毛や切れ毛ができている箇所を治すことはできません。髪の毛には修復能力がなく、ダメージを受けた細胞を復活できないのがその理由です。そのため既に出ている枝毛の対処は、その部分をカットした上で様々なケアやダメージ低減策を続けていくことになります

枝毛から数センチ上の部分をカットすると、枝毛部分とキューティクルの剥がれた箇所を取り除けます。ただし、枝毛を見つけるのは難しいため、美容室でカットしてもらった方が良いケースもあります。
切れ毛や周辺の傷んでいる箇所についても、枝毛と同じくカットした後にヘアケアなどを地道に続けながら、少しずつ髪全体のツヤやハリ・コシをアップさせるようにしましょう。

枝毛や切れ毛と薄毛の関係は?

切れ毛や枝毛が原因で薄毛になることはありません。薄毛はホルモンバランスや更年期、ライフスタイルなど様々な原因で起こり、枝毛や切れ毛によって発生するものではありません。

髪の相談ができるおすすめクリニック

髪に栄養が行き渡っていないことで切れ毛が起こっている場合や、薄毛も気になっている方は早めに原因を確認するのがいいかもしれません。
以下に、女性向けのクリニックを紹介します。各クリニックのホームページには、発毛実績や症例、治療内容なども掲載されているので、それぞれを確認し自分で納得できるクリニックを選ぶようにしましょう。

FAGAの治療のながれを紹介します。参考にしてみてください。

FAGAの基本治療フロー

STEP1

問診表の事前記入

STEP2

医師による問診

STEP3

カウンセリング

STEP4

治療方針の決定

STEP5

治療スタート

STEP6

定期的な通院や
オンライン検診

※予防(維持)治療と発毛の治療では大きく治療内容が異なります。
※FAGA治療はしっかりとした事前問診が必要です。禁忌や副作用が多くあるため事前問診やカウンセリングがしっかりしていないクリニックにはご注意ください。
※クリニックによりカウンセリング当日にすぐに治療を開始できる場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック

クレアージュは、発毛治療を専門とした女性用のクリニックです。女性の発毛に関して経験豊富な医師が在籍しているので、薬の処方だけでなく生活習慣やストレスといった観点からも原因を探ったり、治療計画を立てたりしてくれます。オリジナルの外用薬は6種類あり、薄毛の進行状況に合わせて細かく調整してもらえるのも特長です。

特徴とおすすめポイント

・47万人の治療実績
・無料カウンセリングでクリニックの雰囲気などを確認した後、治療を受けるか判断できる
・女性スタッフによるカウンセリング

クリニック情報

店舗名 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック
診療時間 火 10:00-14:00/15:00-19:00
水 13:00-19:00
木 10:00-14:00/15:00-19:00
金 10:00-14:00/15:00-19:00
土祝 9:00-14:00/15:00-18:00
(休診日:月曜日、日曜日)
診療科目 FAGA、美容皮膚科
治療方法 内服薬・外用薬(ミノキシジル・プロスタグランジン)・外科的治療(メソセラピー・HARG・PRP・自毛植毛)・栄養療法(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)
平均費用(税込) ・初回 初診費+検査費 11,000円 
・2回目以降 月1回通院
 再診費+治療薬(30日分)16,500円~35,200円
 ※来院ごとの都度払い
 ※6カ月に1回血液検査3,300円
平均治療期間・治療回数 効果が得られるまでに最低でも6~7か月間(個人差あり)
予約方法 電話・WEB・LINE予約
オンライン診療 対応
問い合わせ先 TEL:03-5224-6661
アクセス 〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館17F
JR有楽町駅中央西口・日比谷口より徒歩約1分
有楽町線D2出口より徒歩約1分
公式サイト

出典:クレアージュ東京 エイジングケアクリニック

 

湘南美容クリニック

特徴とおすすめポイント

湘南美容クリニックは全国に展開しており、さらに薄毛治療の専門クリニックを全国に6箇所展開しています。
加齢や産後の抜け毛など原因となった背景や生活スタイルをヒアリングして、一人ひとりに合った治療を提案してくれます。湘南美容クリニックの自毛植毛は、熟練医師がパンチで株を採取しスピーディーに植えていく「スマートFUE植毛」、髪の毛を剃らずに行える「ノンシェーブン植毛」、カウンセリングと診療をオンラインで事前に済ませ、来院施術のみ来院する「1day植毛」から選ぶことができます。
投薬治療・メソセラピー・手術など、症状やご希望に合わせた治療法を相談しながら決めることができます。

クリニック情報

店舗名 湘南AGAクリニック 新宿本院
診療時間 10:00〜21:00(定休日:土日祝日も対応)
診療科目 AGA/FAGA
治療方法 内服/外用薬、自毛植毛、ヘアアートメイク
平均費用(税込) ・内服薬 1,800円~13,030円/月
・外用薬 2,980円~6,500円/月
※セット価格13,030円~16,980円/月
・発毛注射 14,800円~/回
・毛髪再生ダーマペン 14,800円~/回
・植毛 1グラフト 720円~
平均治療期間・治療回数
3~6ヶ月
予約方法 完全予約制
オンライン診療 対応可能
問い合わせ先 TEL:0120-548-911(10:00〜23:00 土日祝も対応)
アクセス 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3-1 新宿アイランドウィング 7階
東京メトロ丸の内線西新宿駅直結

公式サイト

出典:湘南AGAクリニック新宿本院

 

リアス銀座クリニック

特徴とおすすめポイント

リアス銀座クリニックは、女性専門の発毛治療クリニックです。専門医による頭皮診断、初診・再診費用がかかりません。独自のパーソナルメディカル発毛システムを用いることで、変化する身体の状態に合わせて一人ひとりの症状に適した治療方法を提供します。
発毛専門医による頭皮診断や毎月無料の血液検査の実施、完全個室制など安心して治療に臨むことができるクリニックです。

クリニック情報

店舗名 リアスクリニック銀座院
診療時間 平日:11時〜20時
土日:10時〜19時
診療科目 FAGA・FPHL
治療方法 内服薬、オリジナル発毛薬、メソセラピー
RIAHSパーソナルメソセラピー、エクソソーム毛髪再生療法
平均費用(税込)

・内服薬 初回2,980円、2回目以降15,000円
・オリジナル発毛薬 8,400円 〜 35,000円
・メソセラピー 20,500円 〜 150,000円
・RIAHSパーソナルメソセラピー 26,600円 〜 200,000円
・エクソソーム毛髪再生療法 56,900円 〜 250,000円
・初診、再診料、頭皮診断、毎月の血液検査 無料

平均治療期間・治療回数
ホームページ記載なし
予約方法 電話、LINE、Web
オンライン診療 対応不可
問い合わせ先 TEL:0120-822-877
アクセス 東京都中央区銀座2-10-11 マロニエ通り銀座館6F
地下鉄各線銀座駅 徒歩3分
JR有楽町駅 徒歩5分

公式サイト

出典:リアスクリニック銀座院

 

枝毛や切れ毛を予防するためのポイント7つ

枝毛や切れ毛の原因を把握した後は、対策について確認していきましょう。ここからは、枝毛や切れ毛の予防方法および7つのポイントをわかりやすく紹介していきます。

ヘアカラーやパーマを行っている場合は頻度を見直す

ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正、ブリーチを行っている場合は、頻度を見直しましょう。
ヘアカラーなどに使用している薬剤は、キューティクルおよびコルテックスに負担をかけ切れ毛などにつながります。特に縮毛矯正やパーマは、コルテックスの繊維結合を分解する施術を行うため、髪の毛が傷みやすくなります。

今後もヘアカラーやパーマを継続するのであれば、頻度を減らしたり時々リタッチカラー(根元のみ染めること)で済ませたりするなど、髪への負担をできる限り低減させる工夫をしましょう。

ヘアカラーやパーマを行う際は適度なトリートメントで栄養を補給

トリートメントは、髪に不足しているタンパク質を補給するためにも重要なヘアケアと言えます。

既に枝毛や切れ毛を起こしている箇所は修復や再生することはできませんが、トリートメントやヘアオイルによって目立たないようにすることはできます。
またダメージを受けていない髪に対しては栄養補給につながり、ハリやツヤを保つのに役立ちます。

今後もヘアカラーやパーマを続けるのであれば、頻度の見直しに加え、日頃からトリートメントで髪の毛に栄養を与えて丈夫な髪を保つようにしましょう。

シャンプーによる摩擦を抑える

正しい方法でシャンプーすることも、枝毛や切れ毛を防ぐために重要です。

汚れを落とすためについ力を入れて洗っている場合は、次のように洗い方を見直す必要があります。
・シャンプーの前にブラシで髪に付着した汚れを取り除き、38℃前後のお湯ですすぎます。
・次に適量のシャンプーを手の上で十分に泡立ててから髪につけ、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。
・その後、ぬるま湯ですすぎ残しがないようにしっかり洗い流してください。

ドライヤーやアイロンの使い方を見直す

ドライヤーを使用する時は、風量と乾かす順番、髪とドライヤーの距離に注意しましょう。

洗髪後はタオルを当てるようにして水分を取り除きます。続いてドライヤーの強風で一気に80%程度まで乾かしたら、弱風で髪型を整えながら完全に乾かしていきます。
最後は冷風で髪全体の熱を冷ましながら仕上げます。なおドライヤーと髪の間は20㎝程度離し、髪の根元から毛先に向かって風を当てるようにしてください。その際、集中的に熱が伝わらないよう、ドライヤー本体を振りながら乾かすのも熱変性を抑えるポイントです。

ヘアアイロンを使用する場合は、髪を完全に乾かした状態で160℃以下の温度設定でセットするようにしましょう。

髪を乾かしてから寝るよう心がける

髪が濡れている状態では摩擦によるダメージを受けやすく、就寝中に枕などと擦れて切れ毛や乾燥の原因になります。そのため、寝る前は髪を完全に乾かしてください。
自然乾燥ではキューティクルが閉じず、中のタンパク質が流出してしまいます。髪を乾かす際はドライヤーを使ってください。

ブラッシングは丁寧に行い摩擦を減らす

濡れている髪を梳かす際は、手ぐしである程度ほどいた後、目の粗いコームもしくはブラシで丁寧に行うのが大切です。

ブラシやコームで無理に髪をほどこうとすると、その摩擦で枝毛や切れ毛を引き起こすことになりかねません。
必要以上にブラッシングしたり、力を入れすぎたりしないようにすることも重要なポイントです。
なお、木製や獣毛ブラシ(動物の毛を使用したブラシ)を使えば、静電気による髪の絡まりを抑えることができます。

日傘で紫外線対策を行う

外出の際は日傘やUVスプレーなどを活用することで、紫外線の影響を低減させることが可能です。
日傘を選ぶ際は、UVカット率や色に注目しましょう。UVカット率(紫外線遮蔽率)が90%以上の高い数値のものを選ぶと、紫外線対策として実用的です。また黒色の方が紫外線を吸収できるため、なるべく黒をベースにした日傘を検討しましょう。

UVスプレーを選ぶ際は、価格・容量・サイズ・ベタつきの度合い・香りなども大切ですが、SPFやPAもチェックしてください。いずれも値が高い方が、より紫外線をカットできます。

まとめ

枝毛や切れ毛は、ヘアカラーやパーマ、摩擦など様々な原因で起こります。既に出ている枝毛や切れ毛は修復できないため、カットもしくはトリートメントやヘアオイルで目立たなくさせながら、ヘアケアを続けることが大切です。
枝毛や切れ毛で悩んでいる方は、この記事を参考にしながら複数の対策を組み合わせたり、ライフスタイルを見直したりして対処してみてはいかがでしょうか。