髪の毛は紫外線による日焼けの影響でもダメージを受けてしまいます。また、髪の毛がパサついたり色が抜けたりしてしまうこともあります。
この記事では、髪の毛が日焼けするとどうなるか、対策やアフターケアなどについても詳しく紹介していきます。日焼けが髪の毛に及ぼす影響や抜け毛が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
健康保険などの公的医療保険は、病気や怪我の治療に適用されます。薄毛治療は、美容目的の診療とみなされるため、治療費は全額自己負担となります。
参考:国税庁「医療費を支払ったとき」より
この記事でわかること!
髪の毛が日焼けするとどうなってしまう?
日焼けによる影響は、腕や顔だけでなく髪の毛にも見られます。まずは、日焼けによって髪の毛にどのようなトラブルが起きるのかわかりやすく紹介していきます。
日焼けによって乾燥してしまう
髪の毛が日焼けすると、乾燥してパサつくことがあります。髪の毛は外側からうろこ状のキューティクル、繊維状のコルテックス、中心にメデュラという順番で構成されています。中でも髪の約90%を占めるコルテックスには、タンパク質や水分、紫外線を吸収するメラニンなどが含まれています。
しかし、髪の一番外側にあるキューティクルにはメラニンがなく、紫外線を吸収できません。そのため、影響を受けたキューティクルは剥がれ、その部分からコルテックスに含まれている水分などが流出することで乾燥につながります。
紫外線は年間を通して降り注いでいます。髪のパサつきが気になる方は、日焼けによる影響も考慮しながらヘアケアすることが大切です。
ヘアカラーが色落ちしてしまう
ヘアカラーをしている場合は、日焼けによって色落ちしてしまう可能性があります。
通常ヘアカラーをする際、まず薬剤でキューティクルを開き、カラー剤を髪内部のコルテックスにまで浸透させます。その後、カラー剤はメラニン色素を破壊し、酸素と結びつくことで発色します。つまり、ヘアカラーをした人のキューティクルは既にダメージを受けており、髪のメラニン色素が少ないことになります。
このダメージを受けた状態でさらに髪の毛が紫外線の影響を受けると、キューティクルが剥がれやすくなるだけでなく、そこから紫外線が内部に入り込みやすくなります。カラーにより少なくなったメラニン色素だけでは、紫外線を吸収しきれず、メラニン色素自体も分解されてしまうため色落ちが起こります。
また、カラーリングをしていない場合でも、日焼けによるダメージで赤み・茶色がかった色に変わってしまうこともあります。
日焼けによる色落ちを防ぐためには、ヘアカラーをしている・いないに関わらず、しっかり対策することが大切です。
ツヤが失われてしまう
髪の毛が日焼けしてしまうと、ツヤやなめらかさの低下といったトラブルにつながる場合もあります。
紫外線を浴びた髪の毛は、キューティクルが剥がれたり酸化といったダメージを受けています。そのままヘアケアせずに放置してしまうと、水をはじく効果などが低下していき髪の毛がパサついた状態へ変わってしまいます。
キューティクルのツヤは、MEAという髪全体の0.1%にも満たない脂質成分によって保たれていますが、紫外線により減少する傾向があります。ツヤを出したり手触りの良い髪にしたい場合には、日頃のヘアケアや日焼け後のアフターケアで潤いを補充することが重要です。
枝毛や切れ毛の発生につながることも
日焼けによって紫外線を多量に浴びた髪の毛は、枝毛や切れ毛も起こしやすい状態です。
髪の毛を形作っているシステイン結合は、紫外線を受けると酸素との反応によって分解されてしまいます。さらにコルテックスに含まれているタンパク質もダメージを受けるため、枝毛や切れ毛などにつながります。
頭皮も日焼けしてしまうため肌への影響も
日焼けは髪の毛だけでなく、頭皮にも影響を与えます。特に分け目など髪の毛で隠れていない部分は、日焼けによってやけど・炎症・乾燥といった様々なトラブルに見舞われるリスクも高まります。頭皮環境を良好に保つためには、頭皮ケアとヘアケアのどちらも行うようにすると良いでしょう。
日焼けで髪の毛にダメージを受けてしまう理由は主に紫外線
前半でも何度か触れているように、日焼けで髪の毛がダメージを受けてしまう主な理由は紫外線です。
紫外線は日光に含まれています。地球に到達している紫外線はUVAとUVBという種類で、それぞれ髪の毛や肌への影響が異なります。
UVAは太陽から降り注ぐ紫外線の約90%を占め、肌や髪、その他の物質をすり抜けやすい性質を持っています。肌の真皮(血管や神経、リンパ腺などが通っている層)まで届くだけでなく、ダメージを蓄積させることも注意すべきポイントです。 UVBは、UVAより到達量が少ないものの、短時間でも肌や髪にダメージを与えてしまうのが特徴です。
髪の毛はUVAとUVBどちらからも影響を受け、パサつきや色落ちといった様々なトラブルにつながります。髪の毛の日焼け対策を行うことは、紫外線から髪の毛を守るための方法と言えます。
紫外線の強い時期は5月頃
紫外線は1年中降り注いでいますが、特に紫外線の強い時期は5月~7月頃にかけてです。夏至(6月前後)および前後の時期は、他の時期よりも太陽と地球の距離が近いことが理由です。
一方、太陽と地球の距離が遠い冬至(12月前後)および前後の時期は、紫外線が弱い傾向にあります。紫外線の中でも、UVBは夏と冬で強さが大きく変化しますが、UVAは時期によって強さが変わりにくいため、時期にかかわらず対策することが重要です。
また、1日の中では10~14時頃が紫外線が強い時間帯なため、外出時は注意するようにすると良いでしょう。
日焼けから髪の毛を守るには?
日焼けの影響が腕や顔だけでなく髪の毛にも及んでいることを把握した後は、具体的な予防策について確認していきましょう。どの方法もすぐに準備できる内容なので、早速今日からでも始めてみてください。
それでは、日焼けから髪の毛を守る方法を詳しく紹介していきます。
UVカット付きの帽子や日傘を使う
外出や通勤などの際は、UVカット付き帽子や日傘を利用することで紫外線を一定程度カットできます。
UVコーティングやUVカット機能のある帽子は、通常の帽子より紫外線を多く反射させたり、髪の毛まで到達する前に吸収してくれます。帽子を選ぶ際は、UVカット機能に加えてつばの広いタイプを選ぶのがおすすめです。つばが7㎝以上ある大きいタイプなら、紫外線をカットできる範囲が広がります。
ロングヘアの方は帽子で髪の毛をカバーしきれない時もあるため、日傘を利用すると良いでしょう。
特に黒色の日傘は光を吸収する性質があるため、日焼け対策に適しています。UVカット率が高い日傘は日光を遮るだけでなく、多くの紫外線をカットしてくれます。
日焼け止めスプレーを使用する
日傘に加えて日焼け止めスプレーを活用すれば、さらに紫外線カットの効果が高まります。
日焼け止めクリームでもかまいませんが、ベタつきやすくヘアスタイルを保てない場合もあります。日焼け止めスプレーなら短時間で広い範囲をコーティングでき、ベタつき感もほとんどありません。
効果的な使い方は、外出・通勤前に日焼け止めスプレーを髪全体にかけ、効果が薄れる頃に再度かけます。一般に効果が持続する時間は2~3時間が目安です。いつも以上に汗をかいた時などは、これより短い間隔でもかまいません。
日焼け止めスプレーを選ぶ際は、サイズや価格だけでなく、SPFやPAも確認するようにしてください。(SPF:UVBカットを期待できる、PA:UVAカット効果を期待できる)
特に野外イベントなど長時間外にいる場合や紫外線の強い日は、SPF50以上の高いUVカット効果を持つスプレーを選ぶようにすると良いでしょう。
日焼け止めスプレーの落とし方
日焼け止めスプレーを落とす時は、シャンプー前にブラッシングで髪に付着したホコリなどを軽く取り除いた後、ぬるま湯で優しくすすぎます。その後にシャンプーをすれば簡単に落とせます。なお、日焼けした場合の洗い方については後半で詳しく解説します。
ヘアオイルで乾燥を防ぐ
ヘアオイルやアウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)で髪の毛の保湿効果を高めておけば、紫外線や熱によるダメージや乾燥を抑えられます。
特にケラチンが豊富に含まれたヘアオイルやトリートメントは、うるおい効果だけでなく髪の補修や保護効果なども期待できます。
日焼けによる髪の毛の乾燥を防ぎたい時は、ヘアオイルやトリートメントによるケアを欠かさないようにすることも大切です。
日焼けで傷んだ髪の毛のアフターケア
日焼けした髪の毛は、キューティクルなどが傷んでいます。そのため、汚れを洗い落しながらケアも一緒に行う必要があります。続いては、日焼けで傷んだ髪の毛の洗い方とアフターケアについて解説していきます。
刺激がマイルドなシャンプーで丁寧に洗う
髪の毛を洗う時は、刺激がマイルドなシャンプーで優しく汚れを落とすように行うと良いでしょう。
マイルドな刺激のシャンプーは通常のシャンプーと比較して洗浄成分が抑えられていて、なおかつ肌や髪への刺激にも配慮されています。洗浄成分は製品によって異なりますが、アミノ酸系や石鹸など様々なタイプがあります。
洗髪は手のひらで十分に泡立てたシャンプーを髪につけ、汗や皮脂汚れなどを優しく落としていきます。その際、指の腹を使って髪や肌に摩擦が起きないよう気を付けることがポイントです。
トリートメントで髪に栄養を補給
シャンプーで日焼け止めスプレーや頭皮の汗・汚れなどを落とした後は、髪の毛に栄養を与えていきます。
日焼けした髪の毛はキューティクルがダメージを受けており、髪の内部から水分やタンパク質も流出しやすい状態です。そこでインバストリートメント(洗い流すタイプのトリートメント)を行って髪の補修や水分・栄養分を補給し、閉じ込めます。
自然乾燥ではなくドライヤーで丁寧に乾燥
トリートメントを行った後は、ドライヤーで髪を乾かします。
自然乾燥は空気中の雑菌が髪に付着したりカビが発生したりする原因になるため、避けるようにしてください。普段から自然乾燥を行っている方は、この機会にドライヤーを使用するように意識すると良いでしょう。
ドライヤーを使用する際は頭皮から20㎝以上離し、熱が分散するよう本体を振りながらまんべんなく温風をあてます。日焼けによって頭皮もダメージを受けている場合は、刺激を与えないために冷風で乾かすようにしてください。
日焼けなどで抜け毛が気になる方!クリニック3選
髪の日焼けで抜け毛が増えたような気がするといった場合は、薄毛治療専門のクリニックに相談して原因を明らかにすると良いでしょう。最後は、女性向けの薄毛治療専門クリニックを3つ紹介します。治療の流れは以下の通りです。 FAGAの基本治療フロー STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 STEP6 ※クリニックによりカウンセリング当日にすぐに治療を開始できる場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。
オンライン検診
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック
発毛治療を専門とした女性専用のクリニックです。初診はオンライン診療で対応してもらえるため、忙しい方でも利用しやすいと言えます。
特徴とおすすめポイント
・女性発毛治療実績累計47万人
・発毛促進薬のほか、サプリメントやホルモン治療など多角的な治療
・女性スタッフがカウンセリング対応
クリニック情報
期間限定!【初診費無料キャンペーン】
※こちらのキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。
※その他適用条件や適用期間は公式サイトよりご確認ください。
店舗名
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック
診療時間
火 10:00-14:00/15:00-19:00
水 13:00-19:00
木 10:00-14:00/15:00-19:00
金 10:00-14:00/15:00-19:00
土祝 9:00-14:00/15:00-18:00
(休診日:月曜日、日曜日)
診療科目
FAGA、美容皮膚科
治療方法
内服薬・外用薬(ミノキシジル・プロスタグランジン)・外科的治療(メソセラピー・HARG・PRP・自毛植毛)・栄養療法(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)
平均費用(税込)
・初回 初診費+検査費 11,000円
・2回目以降 月1回通院
再診費+治療薬(30日分)16,500円~35,200円
※来院ごとの都度払い
※6カ月に1回血液検査3,300円
効果が得られるまでに最低でも6~7か月間(個人差あり)
予約方法
電話・WEB・LINE予約
オンライン診療
対応可能
問い合わせ先
TEL:03-5224-6661(無料カウンセリング予約・相談)
アクセス
〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館17F
JR有楽町駅中央西口・日比谷口より徒歩約1分
有楽町線D2出口より徒歩約1分
\その他のプランも掲載中!/
公式サイトで詳細を見る
銀座総合美容クリニック
銀座総合美容クリニックはAGA治療(男性型脱毛症の治療)と薄毛治療に対応しているクリニックで、女性も利用できます。カウンセリング後に治療を受けるか判断し、検査結果に応じて内服薬や成長因子投与治療などを受けられるのが特徴です。
特徴とおすすめポイント
・初月の治療費が安く抑えられている
・治療内容は薄毛進行予防と髪を生やす治療の2種類から選択
・東京院1院で185万人の治療実績
クリニック情報
店舗名
銀座総合美容クリニック 東京院
診療時間
月火木金土 11:00~20:00
日曜・祝日 11:00~19:00
(休診日:水曜日)
診療科目
AGA
治療方法
内服薬治療、ノーニードル育毛メソセラピー、ロースファクター育毛メソセラピー、ケトコナゾールシャンプー
平均費用(税込)
・治療開始に際しての初月価格
1,000円/月
・維持する治療
2,000円~7,150円/月
・生やす治療
9,700円~19,250円/月
治療開始時にご希望に沿った治療のゴールを設定
予約方法
完全予約制
オンライン診療
対応
問い合わせ先
TEL 0120-972-335
MAIL info@gincli.jp
アクセス
〒105-0004
東京都港区新橋1-9-5KDX新橋駅前ビル 4・5F
JR新橋駅銀座口より徒歩1分
東京メトロ新橋駅1番出口より徒歩1分
都営浅草線新橋駅A3出口より徒歩1分
\その他のプランも掲載中!/
公式サイトで詳細を見る
AGAスキンクリニック レディース院
AGAスキンクリニック レディース院は、女性の薄毛治療に特化したクリニックで全国に50院以上あります。各クリニックは駅に近いため、通いやすさという点でも注目のクリニックと言えます。
特徴とおすすめポイント
・全国に50院以上あり首都圏以外に住んでいる方も通いやすい
・22時まで開院していて夜間も通院しやすい
・発毛治療の副作用「多毛症」に対しては医療脱毛で対応
クリニック情報
【発毛実感最大30%OFFプラン】お得なモニター割!
※その他適用条件や適用期間は公式サイトよりご確認ください。
店舗名
AGAスキンクリニック銀座レディース院
診療時間
10:00~14:30/15:30~22:00(年中無休)
診療科目
FAGA
治療方法
内服/外用薬、自毛植毛、ヘアアートメイク
平均費用(税込)
・髪質改善・薄毛予防 5,200円/月
・抜け毛抑制 7,700円/月
・増毛治療 15,400円/月
・スピード増毛治療 48,400円/月
4~6ヶ月
予約方法
完全予約制
オンライン診療
対応可能
問い合わせ先
TEL:0120-820-417
アクセス
〒104-0061
東京都中央区銀座5-9-11 銀座ファゼンダビル3F
東京メトロ銀座駅A3出口、東銀座駅A1出口より各徒歩2分
\お得なプランも掲載中!/
公式サイトで詳細を見る
まとめ
日焼けは髪の毛にもダメージを与えます。この影響を抑えたい時は、日焼け止めスプレーを髪全体にかけた上でUVカット付きの日傘や帽子を使用するなど、徹底的に髪の毛を保護するのも良いかもしれません。
日ごろからケラチンを含むヘアオイルやアウトバストリートメントで髪の保湿や補修を行うようにし、丈夫な髪の毛を維持することも大切です。
長時間外に出る頻度の高い方や髪へのダメージを少しでも抑えたい方は、今回の記事を参考にしながら髪の毛に関するさまざまな日焼け対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。