【毛髪診断士監修】猪毛のヘアブラシは髪に良い？老舗ブランド メイソンピアソンやおすすめの猪毛ヘアブラシを紹介

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猪毛（イノシシの毛）を使用したヘアブラシをご存じでしょうか？
獣毛の中でも特に剛毛とみなされている猪毛は頭皮に刺激が届きやすく、美髪を育むためのブラシとして、ヘアスタイリストや美容院などで多く使用されています。猪毛のヘアブラシは安価な物から高級な物まで価格帯が幅広く、何を選べばいいか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、猪毛のヘアブラシの特徴、選び方、おすすめ商品を紹介しますので是非参考にしてみてください。

この記事でわかること！

猪毛のヘアブラシとは

獣毛のヘアブラシには大きく分けて、猪と豚の毛の2種類があります。
獣毛の中でも猪毛は特に硬く、頭皮にしっかりと刺激を伝えられます。豚毛は猪毛より柔らかく、しなやかなのが特徴です。
種類によって毛の硬さが異なっており、猪毛は毛量が多く太い髪質の方でも頭皮までしっかりとケアできます。

猪毛のヘアブラシの良い効果

静電気が起こりづらい

猪毛のヘアブラシの良い点は、ブラシ部分に使われている素材(毛)が人間の髪と同じタンパク質でできているため、静電気が起こりづらいことです。プラスチック製のヘアブラシは使用時に静電気が発生しやすく、髪の表面のダメージだけではなく毛穴の奥の毛乳頭の働きにも影響します。天然素材である猪毛は髪をいたわることのできるブラシです。

ツヤがでやすい

猪毛が本来持っている水分や油分が髪になじみ、ツヤが出やすい特徴があります。また、使い続けることで自身の頭皮の皮脂がヘアブラシになじみ、自分の髪に合った自分だけのブラシを育てることができるのが魅力です。

頭皮マッサージになる

獣毛の中でも硬さのある猪毛のヘアブラシは、髪をとかしながら頭皮のマッサージをすることができます。毛の密度の高いブラシが頭部を均一にほぐし、頭皮環境を改善してくれます。

猪毛ブラシの老舗、メイソンピアソンのおすすめヘアブラシ3選

様々な国の美容師、スタイリスト、髪のプロ達が愛用するメイソンピアソンは、創業150年、英国伝統のハンドメイドヘアブラシブランドです。
北インドで採取される厳選した猪毛を使用し、創業時から変わらない伝統的な手法で、イギリスの職人が1本1本手作業で製造しています。

ここからはメイソンピアソンのヘアブラシの種類とおすすめ商品を3つ紹介していきます。

初めての猪毛ヘアブラシ、毛量が標準的な方向け（猪毛100%）

ハンディブリッスル

毛量・髪質ともに標準的な方、猪毛のヘアブラシを初めて使用される方におすすめなヘアブラシです。美容系雑誌などメディアにも取り上げられる事が多く、美容院やヘアスタイリストも多く使用しています。どの毛質か迷っている場合は、このタイプから始めると良いでしょう。

出典：株式会社オズ・インターナショナル

くし通りの良いブラシ、毛量が多めの方向け（猪毛＋ナイロン毛）

ハンディミックス

くし通りの良いブラシがお好みの方、毛量が多めの方、くせ毛の方におすすめな混合毛質のヘアブラシです。ナイロン毛を混ぜることで、少ない負担で滑らかに髪をとかせることが特徴です。ナイロン毛で髪をほぐしながら、猪毛で髪を磨くようなブラッシングができます。

出典：株式会社オズ・インターナショナル

優しいブラッシングができる、毛量が少なく細い方向け（軟質猪毛100%）

センシティブブリッスル

毛量が少ない方、細くて繊細な髪の方、お子様、やさしい刺激でブラッシングされたい方におすすめの柔らかい毛質。獣毛のヘアブラシは痛いという印象をお持ちの方も、一度試してみると良いでしょう。年配の方や母の日のプレゼントにも良い品です。

出典：株式会社オズ・インターナショナル

メイソンピアソンは大きさや種類が豊富

メイソンピアソンのヘアブラシは、大きさ、持ちやすさなど様々なバリエーションがあり、自分好みのヘアブラシを見つけることができるのがメリットです。

LARGE：髪が特に長い方、ベリーロング～ロング

MEDIUM：髪の長い方、ロング～ミディアム

HANDY：髪の長い方、ミディアムヘアの方、ロング～ミディアム

POCKET：髪の短い方、ミディアムヘアの方、ミディアム～ベリーショート

MILITARY：短髪の男性、ベリーショートの方、ショート～ベリーショート

手に持った大きさはこのような感じです。大きさ選びの参考にしてみてください。
その他のメイソンピアソンの商品は下記からも確認いただけます。

＼メイソンピアソン公式サイトはこちら／

 

その他の猪毛ヘアブラシのおすすめ商品

猪毛を使ったヘアブラシは他にも多く販売されています。それぞれの特徴や価格を紹介します。

 

ReFa（リファ）ブリッスル

ReFa（リファ）のリファブリッスルは、職人の手作業で開きやすい毛束をまとめ、密度高くまっすぐに植毛。天然猪毛を使ったヘアブラシです。
頭の丸みにフィットする形状で、ブラシを通しづらい後ろ側や内側の髪もしっかりキャッチします。あらゆる角度から髪のからまりをキャッチし、ダメージを与えずにやさしくほぐし、「ほぐし」と「みがき」を同時に叶えます。
ブラッシングするたびにツヤを取り戻して、指通りもなめらかな髪へ導きます。

出典：株式会社MTG

strainia（ストレーニア）ケアストレートブラシ

strainiaのケアストレートブラシは、天然豚毛、猪毛とナイロン毛を組み合わせたヘアブラシです。
天然毛とナイロン毛の長さを変えて配置することで頭皮への痛みを抑え、髪の隙間に入り込み髪の流れを美しく整えます。
くせ毛特有のうねりや縮れを伸ばす独自の植毛パターンと、髪が潤いまとまる2種の天然毛を使用しており、特にくせ毛の方におすすめのブラシです。

出典：株式会社 アメイズプラス

かなや刷子 ヘアーブラシ 【手植え】 TE-01

かなや刷子は大正時代創業のブラシ専門店の老舗です。ヘアブラシの毛の素材は天然猪毛を採用しており、本体の材質の多くは重厚感のある黒檀（こくたん）です。
天然猪毛に含まれる油分が髪にツヤを与えてくれるので、梳かせば梳かすほど髪にツヤが出ます。
静電気が起きにくく、ダメージ・乾燥しがちな人におすすめです。

出典：カナヤブラシ産業株式会社

ISINIS（イジニス）猪毛100％クッションブラシGM

ISINIS（イジニス）の猪毛クッションブラシGMはフランス製です。
北インド地方の天然猪毛を使用し、毛質硬いためくし通りがしやすい仕様となっています。ハンドル部分は手製で作られた木型でつくられ持ちやすく、べっ甲風に仕上げられています。

出典：株式会社ラクレデサンス

猪毛ブラシのお手入れ方法、注意点

猪毛のブラシはメーカーや種類によって異なりますが、基本的に天然素材のため水に弱く、濡れた髪には使用できません。また整髪料がついた髪には使用せず、洗髪後乾いた髪のブラッシングに使用してください。
また1週間に1回程度、定期的にブラシ部分に絡まった髪の毛やホコリを取り除くメンテナンスが必要です。
メーカーによってはメンテナンス用のクリーナーブラシが付属または別売りしていることもありますので、確認してみてください。

まとめ

静電気が起きにくく自然のツヤを導いてくれる猪毛のヘアブラシは、日々のヘアケアにおすすめです。特に硬い毛の猪毛は頭皮のマッサージ効果もあり、摩擦を小さくすることで美髪を目指すことができますので、是非試してみてください。