ヘアオイルの効果的な使い方をご存知ですか?「自宅にあるから何となく使っている」「使い方がわからないから適当に塗っている」という方もいるかもしれません。
この記事では、ヘアオイルの効果的な使い方や、やってはいけないNGポイントを紹介しています。ヘアオイルの正しい使い方をマスターして、ツヤツヤの美髪を目指しましょう。
この記事でわかること!
ヘアオイルの種類
ヘアオイルには大きく2つの種類があります。1つはヘアケアを目的としたトリートメントオイル、もう1つはスタイリングを目的としたスタイリングオイルです。それぞれの効果や特徴を解説します。
トリートメントオイル
トリートメントオイルは、アウトバストリートメントとも呼ばれるヘアケア用のオイルです。
主に髪のダメージ補修や保護を目的としたアイテムで、お風呂上りの髪に使うことで高い保湿効果や補修効果が期待できます。スタイリングオイルに比べて揮発性が高く、時間の経過とともにサラッと髪に馴染んでいきます。
スタイリングオイル
スタイリングオイルは、髪をセットするときに使うことを目的としたオイルです。
スタイリングオイルにはドライタイプとウェットタイプがあり、髪につけた後も長時間乾かず付けたままの質感をキープできます。濡れ感や束感を自然に表現したいときなど、ワックスやスプレーより柔らかくナチュラルな仕上がりになることが特徴です。
ヘアオイルが与える6つの効果
髪を保湿してくれる
まず主な効果として、保湿が挙げられます。
ヘアオイルが髪の表面全体を包むようにコーティングすることで、内部の水分をしっかり閉じ込めて潤いを保ってくれます。乾燥やダメージによって起こる髪のパサつきをケアしてくれるため、ブリーチやパーマで髪がダメージを負ってしまっているときにも役立ちます。
ツヤや潤いを与えてくれる
ヘアオイルを髪に付けることで、表面のツヤや潤いを与えてくれる効果が期待できます。
付け過ぎや少なすぎでは上手く効果を得られないこともありますが、適切な使い方を心掛けることで髪の乾燥を防ぎ、ツヤと潤いのある状態へ導いてくれることは、ヘアオイルの特に大きな効果であると言えるでしょう。
ヘアセットしやすくしてくれる
高い保湿効果が期待できるヘアオイルなら、乾燥して広がりやすい髪もまとまりやすくしてくれます。
広がってしまう毛先や髪をしっとり仕上げられるため、まとまりやすくヘアセットしやすい状態に導いてくれます。
継続して使うことで髪質の改善も期待でき、朝のヘアセットを楽にしてくれるでしょう。また、寝また、寝る前にヘアオイルを仕込んでおけば就寝時に受ける摩擦ダメージや乾燥から髪を守ってくれるため、起きたときの寝癖や静電気を和らげる効果も期待できます。
熱や摩擦のダメージから守ってくれる
ヘアオイルは髪の外側をコーティングし、外部による影響から保護する効果が期待できます。
ドライヤーやアイロン、コテなどスタイリングに使うアイテムから発せられる熱や、外出時の紫外線、乾燥、埃、静電気などの様々な原因によるダメージから髪を守ってくれることも、ヘアオイルを使うことで得られる効果です。
お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いたままであるためダメージを受けやすく、ドライヤーの熱によって傷んでしまうこともあります。タオルドライの後にヘアオイルを使うことで、ドライヤーから受ける熱ダメージから髪を守ることができます。
UVカット成分が配合されているヘアオイルを使えば、夏の紫外線などからも髪を守り、ダメージの少ない状態をキープしやすくしてくれます。
スタイリング剤として使える
ヘアオイルはケアだけではなく、スタイリング剤として使うこともできます。スタイリングと言えばヘアワックスやスプレーもありますが、ヘアオイルで髪に重みをつけることでもスタイリングが可能です。
適度な束感やまとまりを表現できるので、自然な仕上がりになることが特徴です。サロンでの仕上げで使ってもらったことがある方もいるのではないでしょうか。
好きな香りを纏える
ヘアオイルは、商品ごとに様々な香り付けがしてあります。
ヘアミストなどと同様に、髪にまとう香りを選ぶことができるのもヘアオイルの良いところです。オーガニックなどハーブ系の香りから、フローラルやフルーツなどの香り、スイーツのような甘い香りなど、ヘアオイルの香りは様々なので、好みの香りを選びましょう。
就寝前にヘアオイルを使うことで、リラックス効果なども得られます。
【髪タイプ別】ヘアオイルの選び方
「どんなヘアオイルを使えば良いかわからない」「髪質ごとのヘアオイルの選び方が知りたい!」という方のために、髪質・用途に合わせたヘアオイルの選び方を紹介します。
ヘアオイルを購入する際は、ぜひ参考にしてみてください。
ダメージが気になる人は補修力があるものを
髪のダメージやパサつきが気になる方は、補修力があるヘアオイルを選びましょう。髪の毛の傷みを予防することができるので、艶のある綺麗な髪をキープすることにつながります。
特に椿油・ホホバオイル・アルガンオイルなどの植物性のオイルは、サラサラして使い心地が良く、ダメージを補修する効果があるのでおすすめです。
切れ毛が起こるほどダメージが深刻な方は、「ケラチン」「イソステアロイル加水分解コラーゲン」などが含まれているヘアオイルを使うと良いでしょう。
また、「メドウフォーム-δ-ラクトン」「γ-ドコサラクトン」などの成分は、ドライヤーの熱に反応してダメージを補修する効果があります。
ただし、ヘアオイルだけで髪の毛の傷みを改善することはできないため、美容院でのケアやお風呂でのトリートメントも併用するようにしてください。
スタイリング用には艶感が出るもの
ヘアオイルをスタイリングに使用したい方は、艶感が出るものを選びましょう。スタイリングに適しているのは、艶感とまとまりが出やすい鉱物性オイルです。流行りの「濡れ髪」「束感」といったスタイリングをしたいなら、しっとり感を出せる重めのオイルを使うのが良いでしょう。
スタイリング用オイルの中には、ダメージ補修ができるもの、香りにこだわったもの、ウェット感に特化したものなど、さまざまな種類があります。ダメージ補修ができるものを使えば日中もヘアケアができ、香りが良いものを選べばヘアコロンとしても使えるため、一石二鳥です。
髪が普通~硬い・多い方には重めのオイル
広がりやすい髪には、テクスチャーが重めのオイルが最適です。馬油やスクワランといった動物性のオイルなら、髪にまとまりを持たせて広がりを防ぐことができます。
広がりを防ぐコツは、髪の表面だけでなく内側にもしっかりオイルを付けることです。髪全体がしっとりまとまるように意識しましょう。
髪が細い・少ない方は軽めのオイル
髪が細くて軟らかい猫っ毛の方には、軽めのテクスチャーのオイルが適しています。軽めのオイルを毛先に少量付けることで、根元のボリュームはそのままに、髪を扱いやすくする効果があります。
特に天然由来成分のオイルは、サラッとしていて使いやすいと言えます。
ただし、猫っ毛はオイルを付けすぎるとボリュームがなくなってしまうため、付けすぎに注意しましょう。出しすぎを防げるポンプタイプの容器を選ぶと良いでしょう。
美髪を目指す方におすすめヘアオイル11選
おすすめのヘアオイルをご紹介します。気になる商品があれば、ぜひチェックしてみてください。
Emma cocarne ヘアオイル
Emma cocarne ヘアオイルは、とろっとしたテクスチャが特徴で保護成分が髪をしっかりコーティングし、外部ダメージから守ります。高い保湿力がありつつも、ベタつかないサラッとした使い心地が特徴です。
商品名 | エマコッカーナ ヘアオイル |
メーカー | 株式会社LUXU |
容量 | 60ml |
定価(税込) | 3,630円 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社LUXU
MOROCCANOIL トリートメント
モロッカンオイル トリートメントは、高保湿のオイルですがベタつかず、髪に成分が早く浸透しサラッとツヤのある状態へ仕上げます。使うほどに髪はうるおい、まとまりやすくなめらかに。洗い流さないトリートメントとしてだけではなく、スタイリングの最後にツヤを出したい時にも使えます。
商品名 | モロッカンオイル トリートメント |
メーカー | 株式会社フォーサイス |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 4,950円 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社フォーサイス
YOLU カームナイトリペアヘアオイル
YOLU(ヨル)カームナイトリペアヘアオイルは、ベルガモット、カシスなどの瑞々しさと深みのあるゼラニウムのフルーツ系の香りが特徴的な美容ヘアオイルです。夜の摩擦ダメージや、地肌のナイトケアに着目し濃密集中補修でしっとりうるツヤ髪へ導きます。カラーやパーマなどによる髪ダメージもしっかりケア。ノンシリコンなので、手肌やボディ、全身のケアに使えるマルチオイルです。
商品名 | YOLU カームナイトリペアオイル |
メーカー | 株式会社I-ne |
容量 | 80ml |
定価(税込) | 1,540円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社I-ne
SALONIA スタイリングオイル
SALONIA(サロニア)スタイリングオイルは、スタイリングの仕上げに自然なツヤや束感を表現できるヘアオイルです。
アイロン前に使えるオイルのため、日常的にアイロンやコテでスタイリングする方におすすめです。
商品名 | サロニア スタイリングオイル(ウェット) |
メーカー | 株式会社I-ne |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 1,760円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社I-ne
N. ポリッシュオイル
naplaのN.(エヌドット)ポリッシュオイルは、天然由来成分100%のマルチユースオイルです。ヘアオイルとしてだけではなく、ボディオイルとしても使えます。
マンダリンオレンジとベルガモットの香りで、万人受けする爽やかな香りです。
商品名 | N. ポリッシュオイル |
メーカー | 株式会社ナプラ |
容量 | 30mL、150mL |
定価(税込) | 1,320円、3,740円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社ナプラ
uka hair oil Windy Lady
べたつかず、なめらかな質感のヘアオイルです。傷んだ髪をケアしながら、乾燥・ヘアカラーなどによる髪のパサつきや静電気を防ぎます。
フレッシュイランイラン、ベチバーの心地よい香りで、ふんわりまとまりのよいスタイルに仕上げます。
商品名 | uka hair oil |
メーカー | uka Tokyo head office |
容量 | 50ml |
定価(税込) | 4,400円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社ウカ
UTAU Rich Oil Serum
デミコスメティクスのUTAU(ウタウ)リッチオイルセラムは、100%植物由来成分で構成された優しいマルチオイルです。8種の植物由来オイルを配合し、お肌と髪に使えるマルチ美容オイルです。
ダメージヘアやエイジングヘアで広がりやすい髪をしっとりまとめ、なめらかな肌へ導いてくれます。
商品名 | ウタウ リッチオイルセラム |
メーカー | 日華化学工業株式会社 |
容量 | 30ml |
定価(税込) | 4,840円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:日華化学工業株式会社
ダイアン パーフェクトビューティー ヘアオイル
オーガニックアルガンオイルを配合し、成分が髪の芯まで入り込み、うるおいを補給します。さらに、オイルが髪をコーティングすることで、乾燥・紫外線によるパサつきなどを防ぎ、水分を長時間キープします。スウィートベリーフローラルの香りです。
商品名 | ダイアン パーフェクトビューティー ヘアオイル |
メーカー | 株式会社ネイチャーラボ |
容量 | 60ml |
定価(税込) | 1,320円 |
詳細はこちら |
出典:株式会社ネイチャーラボ
SHIRO(シロ)ホワイトリリー ヘアオイル
保湿成分があるクランベアビシニカ種子油を配合し、乾燥して広がりやすい髪にうるおいとツヤを与え、しっとりした髪へと導きます。多めに手に取り、なじませるとウェットな質感に仕上がります。
商品名 | SHIRO(シロ)ホワイトリリー ヘアオイル |
メーカー | 株式会社シロ |
容量 | 30ml |
定価(税込) | 3,201円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社シロ
無印良品 ホホバオイル
無印良品 ホホバオイルは、ホホバ種子から抽出したオイルを精製したシンプルなマルチオイルです。全身に使える他、頭皮マッサージなどにも適しています。
サラッとした軽いテクスチャのオイルで、初心者でも扱いやすいことやコスパの良さが魅力です。
商品名 | 無印良品 ホホバオイル |
メーカー | 株式会社良品計画 |
容量 | 200ml |
定価(税込) | 2,490円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社良品計画
Diane ボヌール シグネチャーオイル
Diane(ダイアン)ボヌール シグネチャーオイルは、オーガニック成分99.7%配合の自然派マルチオイルです。全身に使えるマルチオイルとして活躍します。
バラの花びらから抽出したグラースローズの香りと穏やかなリラックス効果のあるブルージャスミンの2種類があります。
商品名 | ダイアン ボヌール シグネチャーオイル |
メーカー | 株式会社ネイチャーラボ |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 2,189円 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社ネイチャーラボ
ヘアオイルの正しい使い方【基本編】
ヘアオイルの効果をしっかり引き出すためにも、正しい使い方を身に着けることが大切です。ここでは、洗髪後の使い方を基本編として解説します。
洗髪後にタオルドライする
洗髪後、まずはしっかりタオルドライで髪の水気を取ります。手で髪を絞って水気を切り、タオルで髪を挟んだり押さえたりして水分を取り除きます。毛先から水が滴らないくらいまで、しっかり水分を取ってください。
ヘアオイルを適量手に取る
タオルドライを終えたら、ヘアオイルを手に取ります。プッシュタイプなら、ショートヘア~ボブヘアで1〜2プッシュ、ミディアムヘア〜セミロングで2〜3プッシュ、ロングヘアは3〜4プッシュくらいを目安に手に取りましょう。
ただし、ヘアオイルの適量は商品によって異なるため、パッケージなどに記載されている使用量をチェックしてください。ヘアオイルが少ないと髪全体に行き届かず、多すぎるとベタついてしまうため、髪の量や長さに合わせて適量を使用しましょう。
毛先から髪の真ん中あたりにかけてヘアオイルを揉み込む
ヘアオイルを手のひらで温めつつ、両手に広げてから髪に塗布していきます。オイルなので基本的には伸びの良いものですが、人肌に温めることでもっと伸びやすくなります。
手のひらで伸ばしたヘアオイルを、毛先から髪の真ん中あたりにかけて揉み込んでください。外側だけでなく、内側の髪の毛までしっかり行き届くように丁寧に揉み込むことが大切です。
手櫛で全体に馴染ませてからブローする
最後に、手櫛で髪全体をといて馴染ませます。ただし、根元はベタつきやすいため、あまり付け過ぎないように気を付けてください。ヘアオイルを塗り終えたら、ドライヤーでしっかり乾かします。
ドライヤーの前にヘアオイルをつけ終えることで、キューティクルが開いた状態に成分を行き渡らせられる他にも、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果が期待できます。
ヘアオイルの正しい使い方【タイミング編】
ヘアオイルの基本では、お風呂上りに使う方法をお伝えしましたが、その他にもヘアオイルを使えるタイミングがあります。
ここでは、ヘアオイルを付けられる8つのタイミングをご紹介します。ヘアオイルを買ったら、ぜひ気になるタイミングで使ってみてください。
ブラッシング前に使う
ブラッシング前にヘアオイルをつけることで、摩擦を低減することができます。
寝起きのボサボサの髪や寝癖にいきなりブラッシングをしてしまうと、摩擦によって髪が傷み、枝毛や切れ毛が起きやすくなります。
ブラッシング前にヘアオイルを付けてしまえば、髪の表面がなめらかになり、摩擦や静電気によるダメージを低減してくれるでしょう。
コテやアイロンの前に使う
スタイリングで使うコテやアイロンは、熱によって髪の形を整えるものです。しかし、高熱は髪の水分を奪い、乾燥やダメージを引き起こしてしまいます。
熱ダメージを抑えられるヘアオイルをセット前に付けておけば、コテやアイロンを使うときも安心です。
また、低温でセットしやすくなる成分が配合されているスタイリング剤を併用することで、更に髪への熱ダメージを低減することができます。
スタイリングの仕上げに使う
スタイリングの仕上げにヘアオイルを使う方法があります。
特にウェットヘアや束感のあるヘアスタイルにしたいときは、ヘアオイルで自然な仕上がりにできるのでおすすめです。
また、ヘアオイルとバームを混ぜて使うことで、ある程度固めつつナチュラルな仕上がりを目指せます。
シャンプーの前に馴染ませる
シャンプーの時の摩擦を抑えたいとき、先にヘアオイルを付けておく方法があります。
摩擦予防のために、シャンプー前に軽くヘアオイルを馴染ませておくと絡まりにくくなり、髪を守りながら頭皮を洗うことができます。
トリートメントに混ぜて使う
シャンプー後のトリートメントにヘアオイルを数滴垂らして混ぜることで、2つの相乗効果が見込めます。
トリートメントの栄養をヘアオイルがコーティングし、保湿力アップが期待できるため、冬の乾燥する時期や夏の強い紫外線を浴びた後などにおすすめです。
潤いのある髪を年中キープするために、デイリーケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ドライヤーの前に使う
ドライヤーの前に使うのはヘアオイルの基本的な使い方です。
お風呂上りは忘れにくいのですが、朝のセットなどでもドライヤーを使う場合には忘れずヘアオイルをつけましょう。
お風呂上りにヘアオイルを使ってヘアケアをしても、朝のセットでドライヤーの熱を浴びせてしまうと髪はダメージを受けてしまいます。
ドライヤーとヘアオイルをセットで使う習慣を身に着けると良いでしょう。
頭皮マッサージのときに使う
頭皮マッサージは、髪が乾いた状態でおこなうと摩擦ダメージなどが懸念されるためヘアオイルを使うのがおすすめです。
ヘアオイルを髪全体につけつつ、頭皮にも馴染ませます。指の腹を使って頭皮全体をほぐし、優しく丁寧にマッサージしてあげてください。
最後に蒸しタオルを頭に巻いて15分〜30分ほど放置し、洗い流せばOKです。
ただし、ヘアオイルによっては頭皮や肌には適していないものもあるので、使用前に必ず確認してください。
就寝前に使う
就寝前にヘアオイルをつけておくことで、枕や布団との摩擦を低減できます。
寝ている間はどうしても布と髪が擦れ、摩擦ダメージを受けてしまいます。寝る前にヘアオイルを髪全体に馴染ませておけば、髪をコーティングしてダメージを低減する効果が見込めます。
また、髪の水分を閉じ込めてくれるため乾燥を防ぎ、寝癖やクセ、うねりの防止効果も期待できるでしょう。
知らないと危険?ヘアオイルのNG使用方法
ヘアケアやスタイリングに使えてとても万能なヘアオイルですが、実はやってはいけない使用方法がいくつかあります。特に注意したいポイントは以下の3つです。
・アイロン・コテの前には使わない
・毛量が少ない人は要注意
ヘアオイルのメリットを最大限に引き出すためには、使い方に注意しましょう。ヘアオイルのNG使用方法について詳しく説明します。
付けすぎるとベタベタに
ヘアオイルを付けすぎるのはNGです。ヘアオイルは他のヘアケアやスタイリング剤に比べて髪にまとまりを持たせてしっとりさせる効果があります。そのため、使う量を間違えてしまうと髪や頭皮がベタベタになり、しばらく髪を洗っていないような不潔な印象を与えてしまうこともあります。
また、付けすぎたヘアオイルは頭皮に残りやすく、ニオイやかゆみなど頭皮のトラブル引き起こすことにもなりかねません。さらにオイルを洗い流すために何度もシャンプーをすることになり、髪を傷める原因にもなります。
髪が傷んでいる方・毛量が多い方は、ついヘアオイルをたっぷり使ってしまいたくなると思いますが、まずは少量から始め、足りなければ少しずつオイルを足していくのが付け過ぎを防ぐポイントです。
もし付けすぎてしまった場合は水で洗い流すか、固く絞ったタオルで優しく拭き取れば、髪への負担も軽減できます。
アイロン・コテの前には使わない
普段やってしまいがちかもしれませんが、実はアイロンやコテの前にヘアオイルを使うのはNGです。
オイルは髪の表面に油膜を作るため、ヘアオイルを付けてからアイロンやコテを使うと、熱が髪にうまく伝わらなくなってしまいます。すると、何度も巻き直しが必要になり、髪の傷みにもつながります。この他にも、オイルの作用で髪を加熱しすぎる可能性もあります。スタイリング剤としてヘアオイルを使う場合は、アイロンやコテでセットした後に付けましょう。
ただし、ヘアアイロン用のヘアオイルであれば、髪を熱から守る効果があります。アイロンやコテの前にヘアオイルを使いたい方は、専用のオイルを使うようにしてみてください。
毛量が少ない人は要注意
毛量が少ない方がヘアオイルを使う際は、付ける量に注意しましょう。付けすぎてしまった場合、髪がぺたんこになったり、ボリュームがなくなったりする場合があります。
髪が細い方や猫っ毛の方は商品説明に記載の適量よりも少なめにすることをおすすめです。適量はヘアオイルの種類にもよるため、商品説明をよく読んでから使うのが良いでしょう。
また、ヘアオイルの中でも軽めのテクスチャーのものを選ぶと、付けすぎによる失敗が起きにくくなります。オイルを使う時は毛先を中心になじませ、頭皮や根元に付かないように気を付けましょう。
まとめ
この記事では、ヘアオイルの基本的な使い方やNG使用方法、髪質に合ったヘアオイルの選び方を紹介しました。ヘアオイルは、髪の毛を刺激から守る・ダメージを補修する・スタイリング剤として使うなど、様々な使い方ができる優れものです。
しかし、使用方法を間違えてしまうと髪に負担をかけてしまったり、ベタベタしてしまったりすることもあります。ぜひこの記事を参考にして正しく使用し、思い通りのスタイリングを楽しんでみてください。