健康保険などの公的医療保険は、病気や怪我の治療に適用されます。薄毛治療は、美容目的の診療とみなされるため、治療費は全額自己負担となります。
頭皮は汗や皮脂の分泌量が多いため湿疹ができやすい部位ですが、中には病気が原因で湿疹が現れていることもあります。本記事は、頭皮の湿疹やかさぶたが気になる方に向けて、頭皮湿疹の症状や原因・改善方法を解説します。
参考:国税庁「医療費を支払ったとき」より
この記事でわかること!
頭皮湿疹でよく見られる症状
頭皮に湿疹ができたとき、以下のような皮膚症状がよく見られます。
痒み・かさぶたがある
頭皮に湿疹があると、痒みやかさぶたが生じることがあります。頭皮を掻いてかさぶたを剥がすと真皮層が露出してしまいます。雑菌が侵入して炎症を起こすため、なるべく触らないようにしましょう。
フケが増える
皮脂の過剰分泌が原因で頭皮に湿疹ができている場合、油分が多い黄色いフケが見られることがあります。逆に頭皮の乾燥によって湿疹が生じている場合は、乾燥した軽いフケが増えやすいです。
頭皮がベタつく
頭皮の湿疹とともに、ベタつきを実感することがあります。
頭皮は元々皮脂の分泌量が多い部位ですが、誤った洗髪方法や生活習慣などにより頭皮環境が悪化すると、さらに皮脂が増えてしまいます。その結果、頭皮だけでなく髪の毛も脂っぽさを伴い不快に感じることがあります。
痛みが出る
頭皮が炎症を起こしていると、湿疹とともに痛みや赤みが現れることもあります。
頭皮湿疹の原因となる病気
場合によっては、皮膚疾患が原因で頭皮に湿疹ができるケースもあります。ここでは、頭皮湿疹ができたときに考えられる病気を紹介します。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎とは「かぶれ」とも呼ばれ、何らかの物質が頭皮に触れることで、アレルギー反応が起きて炎症が発生する病気のことを指します。湿疹とともに痒みが現れ、場合によっては水ぶくれができることもあります。ヘアケア用品やシャンプー、カラー剤、パーマ液、帽子、タオルなどが刺激物になることが多いです。
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹(じんましん)とは皮膚の一部が赤く盛り上がって、痒みを伴う湿疹ができる皮膚疾患です。数十分〜その日のうちに症状が治まる場合が多い一方で、湿疹が出たり消えたりする状態が何週間も続くこともあります。
蕁麻疹の原因は食べ物や薬剤によるアレルギー反応の他、気温差や圧迫、感染症などの物理的刺激、ストレス、寝不足、風邪などが挙げられます。このように要因となる可能性のあるものが多岐にわたるため、蕁麻疹は原因をはっきり特定できないことがあります。
脂漏性湿疹
脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)とは、頭皮や髪の毛の生え際、耳の周りなど皮脂の分泌が多い部位にできる炎症性の皮膚疾患です。赤みを伴う湿疹ができ、黄色っぽく油分のあるフケ、もしくは乾燥したフケが出るのが特徴で、かさぶたになることもあります。
脂漏性湿疹の原因は体質や食生活の乱れ、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
皮脂欠乏性皮膚炎(乾燥性皮膚炎)
皮脂欠乏性湿疹(乾燥性皮膚炎)とは、皮脂の不足によって皮膚が乾燥し、バリア機能が低下したところに刺激が加わって湿疹ができる病気です。乾燥した皮膚は痒みが生じて細かいフケが出ることもあります。
シャンプーのしすぎなどにより頭皮が乾燥しすぎることで発症しやすく、掻くとさらに湿疹が広がってしまいます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは顔や体に痒みを伴う湿疹が出て、良くなったり悪くなったりを繰り返すアレルギー疾患です。頭皮のアトピー性皮膚炎は、湿疹や痒みの他に乾燥やフケを伴う症状となります。
アトピー性皮膚炎の発症は体質や遺伝が関係していると考えられており、バリア機能が低下した皮膚に細菌やアレルゲンなどが侵入すると炎症が進みます。
伝染性膿痂疹
伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)は「とびひ」とも呼ばれ、皮膚に細菌が感染して発症する病気です。頭皮に膿痂疹ができると湿疹やかさぶた、分厚いフケなどの症状が現れ、痒みや痛みを伴うことがあります。爪を立てて髪を洗ったり、頭を強く掻きむしったりして皮膚が傷ついた部位から細菌が入り込んでしまうことが湿疹の原因です。
頭皮の湿疹を予防・改善する方法
気になる頭皮湿疹を自分でケアする方法を5つ紹介します。
シャンプー・洗髪方法を見直す
湿疹を改善するには、頭皮の状態に合うシャンプーを使用することが大切です。頭皮が乾燥しがちな人は「アミノ酸系」などのマイルドな洗浄力のシャンプーを使用し、頭皮に必要な皮脂を残しましょう。逆に、頭皮が脂っぽい人は余分な皮脂をしっかり落とす必要があるため、「せっけん系」など洗浄力が強めのシャンプーがおすすめです。
また洗いすぎると乾燥が進むため、シャンプーの回数は1日1回が適切です。爪を立てて擦ると頭皮を傷付けて炎症を起こしてしまうため、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。
寝具を清潔に保つ
枕カバーやシーツは寝ている間に汗と皮脂を沢山吸収するため、一晩で菌が繁殖しやすい状態になります。不衛生な寝具を使うと頭皮湿疹に繋がりやすいため、少なくとも週に1回は寝具を洗いましょう。
市販薬を使う
頭皮の湿疹や赤み、痒みなどは市販薬を使うことで症状が和らぐことがあります。症状に合う薬が分からない場合は薬局の薬剤師に相談し、市販薬を5〜6日使用しても改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。
ストレスを溜め込まない
精神的なストレスが蓄積するとホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌量が増えてしまいます。皮脂が増えると頭皮の毛穴が詰まって湿疹が出やすくなるため、ストレスを溜めない工夫をすると良いでしょう。
生活習慣を改善する
生活習慣を改善すれば頭皮のターンオーバーが整い、頭皮湿疹ができにくくなります。1日3食、栄養バランスの良い食事や良質な睡眠、適度な運動を心掛け、頭皮を健康な状態に保ちましょう。
湿疹が治らない場合│皮膚科を受診する目安は?
「症状が悪化した」「ケアを続けても良くならない」といった場合は、皮膚科を受診しましょう。頭皮湿疹が進行すると治療期間が長くなるため、気になる症状があればできるだけ早めに医師に相談することが大切です。
頭皮の湿疹が続くと薄毛になりやすい?
頭皮湿疹があるからといって、必ずしも薄毛に繋がるわけではありません。しかし、湿疹ができているときは頭皮環境が乱れているため、放置すると十分な栄養が行き届かなくなり薄毛のリスクが高まります。
薄毛を相談できるクリニック5選
頭皮湿疹の治療は皮膚科、薄毛治療は専門クリニックに相談しましょう。ここでは、薄毛治療ができるおすすめのクリニックを紹介します。 FAGAの基本治療フロー STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 STEP6 ※予防(維持)治療と発毛の治療では大きく治療内容が異なります。
FAGAの治療フローは以下のようになります。
オンライン検診
※FAGA治療はしっかりとした事前問診が必要です。禁忌や副作用が多くあるため事前問診やカウンセリングがしっかりしていないクリニックにはご注意ください。
※クリニックによりカウンセリング当日にすぐに治療を開始できる場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。
AGAスキンクリニック レディース院
特徴とおすすめポイント
AGAスキンクリニックでは薬やサプリメントのほか、ミノキジェットやメソセラピー治療にも対応しています。医師の問診やカウンセリング、マイクロスコープ診断まで無料のため、治療を迷っている人も気軽に相談しやすくなっています。
クリニック情報
【発毛実感最大30%OFFプラン】お得なモニター割!
※その他適用条件や適用期間は公式サイトよりご確認ください。
店舗名
AGAスキンクリニック銀座レディース院
診療時間
10:00~14:30/15:30~22:00(年中無休)
診療科目
FAGA
治療方法
内服/外用薬、自毛植毛、ヘアアートメイク
平均費用(税込)
・髪質改善・薄毛予防 5,200円/月
・抜け毛抑制 7,700円/月
・増毛治療 15,400円/月
・スピード増毛治療 48,400円/月
4~6ヶ月
予約方法
完全予約制
オンライン診療
対応可能
問い合わせ先
TEL:0120-820-417
アクセス
〒104-0061
東京都中央区銀座5-9-11 銀座ファゼンダビル3F
東京メトロ銀座駅A3出口、東銀座駅A1出口より各徒歩2分
公式サイト
クリニックフォア
特徴とおすすめポイント
クリニックフォアは、初診からオンライン診察で治療を受けることが出来ます。
お仕事などで通院する時間が取れない方や、通院が難しい方、近くに薄毛治療専門クリニックがないという方でも、気軽に治療を受けることができます。オンライン診療後、最短翌日にお薬が届きますので、すぐに始めてみたい方へおすすめです。
お薬での治療となりますが、医師と相談しながら自分に合った治療プランを受けることが出来ます。
クリニック情報
【初回無料キャンペーン】発毛トライアルプランライト 定期配送 出典:クリニックフォア新橋
※その他適用条件や適用期間は公式サイトよりご確認ください。
店舗名
CLINIC FOR(クリニックフォア)新橋
診療時間
平日 9:30〜14:30, 16:00〜21:00
土日祝 9:00〜13:00, 14:00〜18:00
オンライン診療時間 7:00~24:00 ※日によって異なる場合あり
診療科目
AGA/FAGA、内科一般、専門外来/ワクチン、アレルギー科、トラベルクリニック、健康診断、皮膚科、美容皮膚科、コンタクトレンズ処方、性感染症、ピル診療
治療方法
内服/外用薬(自由診療)
平均費用(税込)
現状維持プラン 13,200円/1ヶ月
発毛スタートプランライト 9,900円/1ヶ月
発毛基本プラン 20,350円/1ヶ月
発毛集中プラン 33,000円/1ヶ月
ホームページ記載なし
予約方法
オンライン予約
オンライン診療
対応可能
問い合わせ先
公式ホームページのお問い合わせフォームにて
アクセス
〒105-0004
東京都港区新橋1丁目4番5号 ヒューリックG10ビル 9F
公式サイト
TOMクリニック
特徴とおすすめポイント
TOMクリニックは新橋にある美容外科クリニックで、様々な原因による女性の薄毛を患者目線で寄り添って治療してくれるため、頭皮湿疹などの相談も出来ます。
完全個室で毛髪診断士が在席しているため安心して相談でき、女性目線のアッホームなクリニックを目指しており、女性カウンセラーや女性に配慮した対応が魅力です。
FAGA治療・植毛治療・PRP療法も一度に相談できるワンストップの治療体制が特徴です。また、全国的にも珍しい2種の再生治療の取り扱いがあり、事前にオンライン相談が可能です。
クリニック情報
出典:TOMクリニック
店舗名
TOMクリニック新橋院
診療時間
10:00~20:00
診療科目
AGA/FAGA、美容外科
治療方法
内服/外用薬、メソセラピー、電気導入治療、毛髪再生治療
平均費用(税込)
カウンセリング 無料
初診料 3,300円
血液検査 5,500円
遺伝子検査 22,000円
毛髪再生治療費 88,000円~/本
内服薬TOMオリジナルセット 22,000円/1か月分
ミノキシジルメソセラピー 33,000円/回
エレクトロポレーション 22,000円/回
通院:1~2回/月
予約方法
電話、オンライン予約
オンライン診療
対応可能
アクセス
〒105-0004 東京都港区新橋3-7-3 新橋フォディアビル4F
問い合わせ先
TEL:0120-033-039
公式サイト
クレアージュ
特徴とおすすめポイント
クレアージュは全国5院に展開している女性向けの薄毛治療専門クリニックです。治療方法は外用薬や内服薬やサプリメント、点滴があり、一人ひとりの頭皮や頭髪の状態を確認したうえで治療法を提案してもらえます。
クリニック情報
店舗名
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック
診療時間
火 10:00-14:00/15:00-19:00
水 13:00-19:00
木 10:00-14:00/15:00-19:00
金 10:00-14:00/15:00-19:00
土祝 9:00-14:00/15:00-18:00
(休診日:月曜日、日曜日)
診療科目
FAGA、美容皮膚科
治療方法
内服薬・外用薬(ミノキシジル・プロスタグランジン)・外科的治療(メソセラピー・HARG・PRP・自毛植毛)・栄養療法(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)
平均費用(税込)
・初回 初診費+検査費 11,000円
・2回目以降 月1回通院
再診費+治療薬(30日分)16,500円~35,200円
※来院ごとの都度払い
※6カ月に1回血液検査3,300円
平均治療期間・治療回数
効果が得られるまでに最低でも6~7か月間(個人差あり)
予約方法
電話・WEB・LINE予約
オンライン診療
対応
問い合わせ先
TEL:03-5224-6661
アクセス
〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館17F
JR有楽町駅中央西口・日比谷口より徒歩約1分
有楽町線D2出口より徒歩約1分
公式サイト
銀座総合美容クリニック
特徴とおすすめポイント
銀座総合美容クリニックの治療では、外用薬・内服薬のほか、成長因子を直接投与する「育毛メソセラピー」にも対応しています。オンライン診療も可能なため、忙しい人でも無理なく治療を続けられます。
クリニック情報
店舗名
銀座総合美容クリニック 東京院
診療時間
月火木金土 11:00~20:00
日曜・祝日 11:00~19:00
(休診日:水曜日)
診療科目
AGA
治療方法
内服薬治療、ノーニードル育毛メソセラピー、ロースファクター育毛メソセラピー、ケトコナゾールシャンプー
平均費用(税込)
・治療開始に際しての初月価格
1,000円/月
・維持する治療
2,000円~7,150円/月
・生やす治療
9,700円~19,250円/月
治療開始時にご希望に沿った治療のゴールを設定
予約方法
完全予約制
オンライン診療
対応
問い合わせ先
TEL 0120-972-335
MAIL info@gincli.jp
アクセス
〒105-0004
東京都港区新橋1-9-5KDX新橋駅前ビル 4・5F
JR新橋駅銀座口より徒歩1分
東京メトロ新橋駅1番出口より徒歩1分
都営浅草線新橋駅A3出口より徒歩1分
公式サイト
まとめ
頭皮湿疹は生活習慣の改善やシャンプー方法の見直しなどによって、自分でケアできることもあります。しかしセルフケアで改善しない場合は放置せずに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。頭皮環境が乱れている状態が続くと薄毛のリスクも高まるため、早めの対処が大切です。