ヘアアイロンやコテには様々なサイズがありますが、実際に店頭で見てみたり通販サイトで比較してみたりしても、自分に合ったサイズが結局どれなのかわからない…と悩んでいませんか?
本記事では、ヘアアイロン・コテの太さについて、どんなサイズがあるのか、髪型によるおすすめ、選び方、よくある失敗、おすすめのヘアアイロン(コテ)5選をそれぞれお伝えします。
ヘアアイロンやコテ選びの参考にしてください。
この記事でわかること!
ヘアアイロンとコテにはサイズがある
ヘアアイロンやコテには一般的に19~45mmまでのサイズがあります。メーカーが違っても、ほとんどの場合下記の太さのものが多く販売されています。
- 19mm
- 26mm
- 32mm
- 38mm
- 45mm
19mmはショートヘア向け
19mmのヘアアイロンやコテは、細く小回りがきくことが特徴です。ベリーショートやショートヘア、メンズショートなど髪が短い方のパーマ風セットなどにも応用できます。ショートヘアをふわっと柔らかなウェーブヘアにセットしたいとき、ちょっとした寝癖を整えたいときなどに役立ちます。
また、ロングヘアでもアップヘアのボリューム出しやクセ付けに使うこともあります。
ショートヘアの方、細かいウェーブを付けたい方は、19mmの細いヘアアイロンやコテを使うと良いでしょう。
26mmはボブや毛先のワンカールに
26mmのヘアアイロンやコテは、ボブヘアの形を整えたり毛先のワンカールを作るのに適しています。
ショートボブを内巻きにセットしたり、ミディアムヘアの細かな巻き、ふわふわポニーテールのセットなどにも適しています。
また、やや強めのカールが作れるサイズでもあるため、毛先にワンカール入れたいときなどにも活躍してくれます。
ショートボブからミディアムヘアくらいの髪の長さには、26mmのヘアアイロンやコテがおすすめです。
32mmは定番の太さで使いやすさ抜群
32mmのヘアアイロンやコテは、定番の太さとして多くの方に使われています。
メンズショートなどを除き、基本的にどんな長さの髪でも使いやすいのが32mmです。太過ぎず細すぎないサイズ感で扱いやすく、適度なカールを作ることができます。
ミックス巻き、ワンカール、内巻き、外はねなど、様々なスタイルを作ることができるスタンダードな太さで、初心者向けとも言えます。
ただし、ロングヘアに使うと巻きがやや細かく感じてしまうこともあるので、好みに合わせて使い分けましょう。
38mmはロングヘアのゆる巻きに時に使いやすい
38mmのヘアアイロンやコテは、ロングヘアをゆるく巻きたいときに使いやすいです。大きめのカールでふわっと柔らかなウェーブを作れるサイズで、流行のゆる巻きが作りやすいのが38mmです。
上品で大人っぽい、柔らかいウェーブヘアに挑戦したいなら、定番より少し太めの38mmが良いでしょう。
ただし、カールが大きいほど巻きが取れやすくなるのが難点です。使用する場合はスタイリング剤などを使用して形崩れを予防してください。
45mmはくびれヘアが作りやすい
45mmのヘアアイロンやコテは、くびれヘアを作るのにおすすめです。大きめのカールを作れる45mmのヘアアイロンやコテは、最近の流行でもあるヨシンモリヘア(くびれヘア)が作りやすいとして人気を集めています。
45mmのヘアアイロンやコテを使うなら、髪に十分な長さがある必要があるため注意しましょう。ロングヘア以上の長さがあれば、綺麗なくびれヘアが作れます。
カールを付けたら熱が冷めるまで形をキープしておくなど、工夫しながらセットすることで崩れにくいヘアセットができます。
ヘアアイロン(コテ)の選び方
ヘアアイロンやコテを選ぶときは、5つのポイントを押さえておきましょう。
- 髪の長さ
- やりたいヘアスタイル
- 短時間で温まるもの
- プレートの素材
- 温度調節が細かいもの
髪の長さで選ぶ
1つ目は、自分の髪の長さです。髪の長さに合ったものを選ばなければ、ヘアスタイリングが上手くできなかったり思ったようなヘアスタイルに仕上がらなかったりしてしまいます。
ショートヘアの方が38mmなどの太いヘアアイロンやコテを使おうとしても上手く髪を巻き込めませんし、ロングヘアの方が26mmなどの細いヘアアイロンやコテを使うとカールが細すぎて縮れ毛のようになってしまうこともあります。
ショート〜ミディアムなら19〜32mm、ミディアム〜セミロングなら32~38mm、ロング以上なら38〜45mmを基準に選びましょう。
やりたいヘアスタイルで選ぶ
2つ目は、やりたいヘアスタイルです。
ふんわり大きめの巻きにしたいなら太め、細かいパーマ風にしたいなら細目のヘアアイロンやコテを使うと上手くいくでしょう。
自分の髪の長さとやりたいヘアスタイルの両方を考えて、丁度良い太さのものを選んでみましょう。
自分がやりたいヘアスタイルに何mmのヘアアイロンやコテを使えば良いのかわからないときは、美容師さんに聞いてみるのがおすすめです。長さとヘアスタイルに合う太さを教えてくれます。
短時間で温まるものを選ぶ
3つ目は、短時間で温まるかどうかです。立ち上がりの時間が短いほど、朝のセット時間を短縮できます。
ヘアアイロンやコテが温まるまでの時間は、早いものなら30秒程ですが長いものでは数分かかります。商品の仕様を確認して比較してみてください。
頻繁にヘアセットをする方ほど、短時間で温まるヘアアイロンやコテを選ぶようにしましょう。日々のストレス低減に繋がります。
プレートの素材で選ぶ
4つ目は、ヘアアイロンやコテのプレートに使われている素材です。
ヘアアイロンやコテのプレート部分は主にセラミックやチタンが使われています。
セラミック
セラミック素材のプレートは熱伝導が良く、冷めにくいため早くヘアセットを済ませたい方におすすめです。
チタンを使っている製品と比べて価格帯が安いのも特徴で、予算を抑えたい方にとっても手に取りやすいでしょう。
ただし、チタンと比べると耐久性が低く、早めの買い替えが必要な場合もあります。
チタン
チタン素材のプレートは耐久性に優れ、髪への摩擦負担が少ないため髪が細く弱い方やカラーリングなどをしている方におすすめです。
セラミックに比べて加工しづらい素材であるため、チタン素材のプレートを採用しているヘアアイロンやコテは価格帯が高めです。予算に少し余裕がある場合や、髪へのダメージを考慮した商品を使いたい方に向いていると言えるでしょう。
温度調節が細かいものを選ぶ
5つ目は、温度調節の細かさです。髪質や使う位置によって設定温度を変えた方が良いこともあるため、温度調節が細かく変えられるヘアアイロンやコテを選ぶと失敗を予防できます。
根元は140~180度、毛先は120~140度、前髪は130~150度が目安の温度です。ただし、髪質やダメージの度合いなどによってクセの付きやすさは異なるため、自分の髪に合った温度を探すことが大切です。
髪が太く硬めなら160~180度、柔く細い髪なら150度以下でのスタイリングがおすすめです。また、カラーリングの色落ちを防ぐなら最大でも180度まで、できるだけ低い温度でスタイリングするように心がけましょう。
ヘアアイロン(コテ)選びのよくある失敗
ヘアアイロンやコテ選びのよくある失敗について3つご紹介します。
あらかじめ失敗例を知っておくことで、自分がヘアアイロンやコテを選ぶときの予防に繋がります。
髪の長さに対して太過ぎた
自分の髪の長さに対して太過ぎるヘアアイロンやコテを選んでしまうのは、意外とよくある失敗です。
太過ぎるヘアアイロンやコテでは思うようにスタイリングできず、巻きが甘かったりそもそも髪を巻き込めなかったりしてしまいます。自分の髪の長さとやりたいヘアスタイルに合わせた太さをきちんと選び、理想のスタイリングができるように準備しましょう。
温度調節がしづらくてヘアカラーが落ちてしまった
温度調節がしづらく、高温でしかセットできないものを使っているとヘアカラーが抜けてしまうことがあります。
せっかく可愛いヘアカラーにしたのに、スタイリングのときに色落ちしてしまったらショックです。細かく温度調節できるものや、低温でもスタイリングしやすくするスタイリング剤などを使って色落ちを予防しましょう。
温度調節が低温か高温かだけのものではなく、段階的に細かく調節できるものを買えば、適切な温度でのスタイリングができます。
何度通しても形が作れない
ヘアアイロンやコテを使ってスタイリングしているのに、何度通しても形が決まらないことがあります。
単純に温度が低すぎる、一度にとる毛が多すぎるといった原因も考えられますが、ヘアアイロンやコテの太さが合っていない可能性も視野に入れましょう。
髪の長さに対して太いものを使っていると、上手く髪が巻き込めずに形が作れないことがあります。
自分の髪の長さや髪質に合ったヘアアイロンやコテを使えているか、しっかり確認しましょう。
おすすめのヘアアイロン(コテ)5選!
最後に、おすすめのヘアアイロンやコテ5選をご紹介します。
気になるものがあれば、公式サイトも合わせてチェックしてみてください。
SALONIA イージーカールヘアアイロン
SALONIA イージーカールヘアアイロンは、グッドデザイン賞2023を受賞したヘアアイロンです。
1台でワンカール、ニュアンスカール、ウェーブなど、様々なヘアスタイルを作ることができます。本体はストレートアイロンの形のため、巻かずにストレートヘアにすることも可能です。
商品名 | イージーカールヘアアイロン |
ブランド | SALONIA |
設定可能温度 | 120~210度 |
プレート幅/重量 | 33mm / 345g |
機能 | 360°ヘッド回転 |
定価(税込) | 6,930円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社I-ne
Tescom マイナスイオンスチームカールアイロン
テスコム マイナスイオンスチームカールアイロンは、グッドデザイン賞受賞歴を持つヘアアイロンです。
立ち上がりは40秒と早く、朝の忙しい時間にもサッと使える時短アイテムとしてもおすすめできます。また、海外でも使用できるため、海外旅行や出張がある方なら持っておいて損はないでしょう。
商品名 | マイナスイオンスチームカールアイロン |
ブランド | Tescom |
設定可能温度 | 100~200度 |
プレート幅/重量 | 26mm / 340g ・ 32mm / 370g |
機能 | 100~200℃(6段階、20℃刻み)、海外使用、自動電源OFF |
定価(税込) | 4,290円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:テスコム電機株式会社
Dyson Airwrap マルチスタイラー
Dyson Airwrap マルチスタイラーは、掃除機メーカーとして知られるダイソンから販売されているヘアアイロンです。
高額商品ではあるものの、様々な髪質に対応できる機能性が特徴で、風を使ったスタイリングで髪に余計な熱ダメージを与えません。
商品名 | Dyson Airwrap マルチスタイラー |
ブランド | Dyson |
設定可能温度 | 最大150度 |
プレート幅/重量 | 付属アタッチメントによる |
機能 | ドライ、エアリーカール、ブロー、浮き毛抑制が1台で可能 |
定価(税込) | 63,250円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:ダイソン株式会社
KINUJO 絹女~KINUJO~CURL IRON
KINUJO 絹女~KINUJO~CURL IRONは、水蒸気爆発による髪へのダメージに着目して設計されてたヘアアイロンです。
水蒸気爆発を極力抑えたオリジナルのプレートを採用し、スタイリングを繰り返しても髪が受けるダメージを抑えられることが最大の特徴です。
商品名 | 絹女~KINUJO~CURL IRON |
ブランド | KINUJO |
設定可能温度 | 100~200度 |
プレート幅/重量 | 28mm / 約380g ・ 32mm / 約420g |
機能 | 10段階温度調節(100℃~200℃:10℃刻み)、海外使用、自動電源OFF |
定価(税込) | 19,800円 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社KINUJO
CREATEs カールプロ SR
CREAREs カールプロSRは、シリーズ累計100万台を突破した人気商品です。
太さの展開が多く、26〜45mmから自分に合ったものを選べます。
オリジナルのプレートを採用したイオン効果で、髪に優しいスタイリングが可能です。
商品名 | カールプロ SR |
ブランド | CREATEs |
設定可能温度 | 約120~210℃ |
プレート幅/重量 | 26mm/約365g ・ 32mm/約430g ・ 38mm/約440g ・ 45mm/約480g |
機能 | 10段階温度調節(120℃~210℃:10℃刻み) |
定価(税込) | 10,230円~11,000円 |
Amazonで詳細を見る |
出典: 株式会社コスモ
まとめ
ヘアアイロンやコテには様々な太さや種類があり、選ぶときに迷ってしまいます。
髪の長さ、やりたいヘアスタイル、立ち上がり時間、プレートの素材、温度調節の細かさなど、ポイントを1つずつ押さえて自分にあったヘアアイロンやコテを選んでください。
どうしてもわからないときは、美容師さんに聞いてみるのもおすすめです。プロの視点から、ピッタリなヘアアイロンやコテを提案してくれるでしょう。自分に合っていないもの、やりたいヘアスタイルにマッチしていないものを選んでしまうと、せっかく買ったヘアアイロンやコテの出番がなくなってしまいます。
ヘアアイロンやコテを買うときは、事前にしっかりリサーチして自分に合ったものを選ぶようにしましょう。