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くせ毛やストレートの髪質って遺伝?その関係性やヘアケアを紹介

もっと知りたい!女性の髪のこと【お役立ちコラム】

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サラサラのストレートヘアに憧れたことがある女性は多いのではないでしょうか。この記事では、髪質は遺伝が関係しているのかや、髪質のタイプやくせ毛の原因などについて解説いたします。くせ毛で悩んでいる方が気になるポイントを解説していますので、くせ毛ケアの参考にしてみてください。

この記事でわかること!

髪質は遺伝しやすい?両親がくせ毛なら8割遺伝

くせ毛の悩みに対して「くせ毛は遺伝」と言われた経験はありませんか?両親、または両親のどちらかがくせ毛だ、と心当たりのある方がほとんどではないでしょうか。

くせ毛は優性遺伝です。両親のどちらかがくせ毛なら6割、両親ともくせ毛の場合、8割の確率でくせ毛は遺伝するといわれています。「私の両親はくせ毛じゃないけど?」と疑問に思った方もいるかもしれません。くせ毛は隔世遺伝する場合もあります。祖父母までさかのぼって確認すると、くせ毛の方がいる場合もあります。

多くの方が悩んでいるくせ毛。日本人はくせ毛の方が多く、約7割の方はくせ毛であるといわれています。この記事では、くせ毛のタイプや、遺伝以外での要素のくせ毛、くせ毛のケアはどうしたらいいかについて解説していきます。

髪質を決める3つの要素!髪タイプをチェック


髪の毛が太い、細いなど、髪の毛には様々なタイプがあります。硬くてしっかりした髪の毛、細くてふんわりとした柔らかそうな髪の毛。髪の毛には、大まかに3つの要素があります。

  • 太さ
  • 硬さ
  • くせの強さ

上記の要素で、髪質のタイプが分かれていきます。それぞれの要素について確認していきましょう。

太さ:太い・細い

髪の毛が太い、細いという表現をよく耳にするかと思いますが、髪の毛は人によって太さが違います。

髪の毛を構成するタンパク質の層の厚さで髪の太さは変化します。髪の毛は「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」から成り立っており、この「コルテックス」というタンパク質の量で髪の毛の太さが決まります。コルテックスが多いほど、太い髪の毛になる傾向があります

髪の毛の太さにも遺伝が関係しています。人種によっても違いがあり、日本人の髪の毛の太さは平均0.1mm、欧米人の平均は0.05mmといわれています。

他にも髪の毛の太さは、年齢とともに変化していきます。子どもの頃は細かった髪も徐々に太くなり、年齢を重ねるとまた細くなっていくのが特徴です。生活習慣の乱れやストレスなども、髪の毛の太さに影響を与えるケースもあります。

硬さ:剛毛タイプ・軟毛タイプ

髪の毛の硬さにも、コルテックスが関係あります。コルテックスの量が多いと、しっかりとした硬い髪の毛になります。剛毛タイプは太くて硬い髪の毛、軟毛タイプは柔らかく細い髪の毛が特徴です。

また、髪の毛の外側の部分のキューティクルも、髪の毛の硬さに関係があります。キューティクルはうろこ状に4〜10枚重なっていますが、硬い髪の毛はキューティクルの層が密になっていて、隙間なく詰まっています。

剛毛タイプの髪の毛は、カールを付けても短時間で取れてしまったり、カールそのものが付きにくかったりします軟毛タイプの髪の毛は、キューティクルの層が薄いため、ダメージを受けやすい髪質です。枝毛や切れ毛に悩む方が多く、ボリュームが出にくいといった点に悩む方もいます。
ヘアケア用品の中でも剛毛用、軟毛用と分かれている製品もあるため、自分に合う商品を選択することが重要です。

クセの強さ:直毛・波状毛・捻転毛・連珠毛・縮毛

くせ毛の状態によって、それぞれ呼び方があります。
直毛は、まっすぐでくせのない髪の毛のことです。キューティクルの層が整っているので、サラサラと艶のある髪の毛が特徴です。しかし、キューティクルの層が整っているために、髪にパーマ液が浸透しにくく、パーマがかからないケースもあります。

波状毛は、それほどくせは強くありませんが、雨の日にうねったり、ボリュームが出てしまったりする特徴があります。日本人には、このタイプのくせ毛の方が多い傾向です。

縮毛は、黒人の髪質に多く、日本人には少ないタイプのくせ毛です。縮毛は、乾燥してパサついた髪質で細かく縮れているのが特徴です。

その他にも、髪がねじれた状態になっていて触るとチリチリした感触の捻転毛、見た目はまっすぐな状態に見えても、ツヤがなく切れやすい特徴がある連珠毛といったくせ毛もあります。

くせ毛の原因は4つ【遺伝以外の影響も大きい】


くせ毛は遺伝が関係していますが、遺伝以外の要素でくせ毛になるケースもあります。「そんなにくせが気にならなかったのに、なんだか最近くせ毛になった気がする」「思春期の頃から髪のくせが気になるようになった……」といった後天的なくせ毛は、ホルモンバランスや生活習慣などが関係している可能性があります。
この章では、遺伝以外でくせ毛になってしまう原因を4つご紹介します

生活習慣の乱れ:栄養バランスの悪い食事や睡眠不足

生活が不規則になり、睡眠不足だったり、きちんと食事をとっていなかったりすると、髪の質にも影響が出てしまいます。髪質が不健康な状態になってしまい、今まで気になっていなかった髪のうねりやパサつきを感じる方もいるでしょう。

不規則な食事が続くと、栄養が行き届かなくなり髪の毛を構成する成分も不足してきます。また、睡眠不足になると、睡眠中に分泌される成長ホルモンが不十分となり、髪の毛の成長に影響を及ぼします。

このように、生活習慣の乱れから髪の毛の質が変化し、うねりが生じて「くせ毛になった」と感じる場合があります

ホルモンバランスの乱れ:頭皮の血流低下

女性は、思春期を迎える頃や出産後、40代以降など、ホルモンバランスが変化しやすい年代でくせ毛になってしまう場合があります。ホルモンバランスの変化によって、髪質が変化する、頭皮の血流が低下するなどが原因となりくせ毛が生じまするのです年代によるホルモンバランスの変化だけでなく、生活習慣でもホルモンバランスは崩れます。

頭皮の血流を低下させる原因として、喫煙が影響している例もあります。タバコに含まれているニコチンは、毛細血管を収縮させます。もちろん、頭皮の血管も同じです。喫煙の習慣のある方は、頭皮の血流が低下した状態になっているかもしれません。血流が低下すると、食事に注意して栄養をしっかりとっていても、その栄養が行き届かなくなってしまいます。

紫外線対策が不十分:頭皮や髪にダメージ

紫外線対策をしっかりしているつもりでも、頭皮や髪の紫外線対策は忘れられがちではないでしょうか。紫外線でダメージを受けるのは肌だけではありません。頭皮や髪の毛も、紫外線を浴びるとダメージを受けます

紫外線は、髪の毛の成分であるタンパク質やキューティクルに影響を与えます。タンパク質が壊れ、キューティクルが浮かび上がってくるなど、髪の毛の質が変化してしまいます。うねりのない健康な髪の毛の断面はきれいな円形ですが、髪の毛の内部の成分がダメージを受けて変化すると楕円形へとなっていくのです

髪の毛がダメージを受けると内部の成分が流出してしまい、スカスカな状態の髪の毛になってしまいます。傷んだ髪の毛は、湿気の影響を受けやすい状態になります。ダメージの少ない髪の毛は雨の日など湿気の多い日でも形状を保っていられます。しかし、ダメージを受けている髪の毛は、湿気が髪の毛の水分量に影響しうねりや広がりが出るくせ毛になってしまいます。

不適切なヘアケア:頭皮環境の悪化

ヘアケアが不十分だと、頭皮に汚れが残り、毛穴の詰まる可能性があります。シャンプーやトリートメントをしっかりとすすいでいないと、毛穴が詰まり、髪の毛がうねって生えてしまう原因となります。

毛穴が詰まる原因として、皮脂汚れもあります。ただし、しっかりと皮脂を洗い流そうと洗浄力の強いシャンプーを使用したり強く洗ったりしてしまうと、頭皮に必要な皮脂まで流してしまうため、髪の洗い方にも注意が必要です。必要な皮脂まで洗浄してしまうと、頭皮は皮脂を保とうとして過剰に分泌してしまい皮脂汚れを促進させてしまいます。

余分な皮脂は洗いつつ、落としすぎない自分に合ったシャンプーを選びましょう。自分の頭皮に合っていないシャンプーは、適切なケアができずくせ毛になってしまう場合もあるため、注意が必要です。

髪質を変えたい!見直すべきポイント

「このくせ毛をどうにかしたい」「扱いやすい髪にしたい」そう感じている方は、日頃のヘアケアや生活習慣などを見直す必要があるかもしれません

くせ毛を完全にまっすぐにするのは難しくても、ヘアケア次第では、髪の毛の広がり具合や扱いやすさなどに変化が出てくる場合もあります。後天的な原因でくせ毛になっている方は、改善が期待できます。

規則正しい生活習慣を送る

ジャンクフードや栄養の偏った食生活などは、脂肪分の多い食事になりがちです。皮脂の分泌が過剰になると、頭皮の毛穴を詰まらせる原因になってしまいます。睡眠不足や運動不足なども、頭皮の血行不良を招き、髪の毛の質が低下する原因になる場合があります。

悪化してしまった頭皮環境で生えてくる髪の毛は、パサパサしている、断面がゆがんだ形で生えてくるなど、くせを増強させてしまいます。そのため食事の内容に気をつけて、適度な運動や睡眠をとるなど、基本的な生活を見直して改善することは髪の毛の健康を保つために効果的です。

適切な頭皮・ヘアケアを行う

自分の髪質、頭皮の状態にあったシャンプーやヘアケアアイテムを使うと、髪の毛の状態、頭皮の状態に違いを感じられるはずです。

髪質が乾燥タイプの方がオイリータイプ用のシャンプーやヘアケアアイテムを使ってしまうと、さらに乾燥してしまいますし、オイリータイプなのに乾燥タイプ用を使ってしまうと、ベタベタ感が出てしまいます。毎日使用するシャンプーやトリートメントは自分の髪質に合ったものを選ぶのが大切なポイントです。

「うねりに効果がある」シャンプーも数多くありますが、その中でも自分に合ったものを見つけて、適切なヘアケアをすると髪の毛の状態は変わってきます。

紫外線を予防する

髪の毛も、紫外線でダメージを受けます。一度紫外線でダメージを受けてしまうと、回復には時間も手間もかかるため、紫外線予防をするのが大切なポイントです。

紫外線を浴びると髪の毛のタンパク質が壊れてしまったり、キューティクルが剥がれたりするなど、髪の毛が痛む原因になります。くせ毛の方は日頃からヘアアイロンを使用している方も多く、髪が痛みがちです。さらに紫外線でダメージを受けると、ますますうねりや広がりが気になるようになるため、注意が必要です。

 日頃から帽子や日傘を使用する、髪の毛用の紫外線予防アイテムを使用するなど、紫外線を予防する工夫をしましょう。

遺伝的なくせ毛はサロンでヘアケアを

様々な工夫をしても、遺伝的なくせ毛を改善するのは難しいものです。プロの力を借りて、ヘアサロンでケアしてもらうと、見違えるようになります。

縮毛矯正は遺伝のくせ毛にも効果的で、施術によって念願のサラサラストレートヘアになれるかもしれません「髪の毛が痛むのが心配……」と思う方もいるかもしれませんが、薬液も日々研究されているので髪の毛へのダメージを少なくする工夫がされています。朝のスタイリングも楽になります。
くせ毛の状態に合わせて適切なアドバイスもしてもらえるので、ヘアサロンで相談してみましょう。

まとめ

くせ毛で悩んでいる方も、日頃のケアや生活習慣でくせをさらに悪化させている可能性もあります。髪の毛もしっかり手入れすることで、状態に変化が出てきます。ヘアケアをしていく上でも、自分の髪の毛のタイプを知ることが重要です。

くせ毛といっても様々なタイプがあるので、自分のくせ毛の状態を知り、適切なケアを行いましょう。遺伝だからとあきらめず、くせ毛ヘアを楽しめるように工夫していきましょう。