濡れ髪は最近流行しているヘアスタイルです。お好みのウェット感に合わせてスタイリング剤を選べば、髪にいつもとは違うツヤ感や動きを出すことができます。
そこで今回は、濡れ髪の魅力やおすすめのスタイリング剤、選び方について詳しくご紹介します。ウェットヘアにしたい方やスタイリング剤の種類で悩んでいる方などは、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること!
濡れ髪(ウェットヘア)とは?
濡れ髪(ウェットヘア) とは、髪が濡れているように見えるヘアスタイルのことです。具体的には、ワックスやオイル、ジェルなどのスタイリング剤を髪に付けて、程よい束感とツヤを出します。
ウェットヘアの種類に、セミウェットヘアというヘアスタイルがあります。
セミウェットヘアの場合は、髪全体ではなく半分もしくは部分的にスタイリング剤を付けて濡れ感を演出します。
濡れ髪の魅力
続いては、濡れ髪の魅力について詳しくご紹介していきます。
髪全体にツヤ感が出る
濡れ髪(ウェットヘア)を取り入れると全体にツヤ感が出るので、髪のダメージを目立たなくさせることも可能です。
紫外線や乾燥、ヘアカラーなどが原因で髪が傷んでいる場合、トリートメントやコンディショナーで髪の外側と内側を修復する必要があります。ただし、すぐに修復させるのは難しいため、その間髪のダメージが目立ちやすいと言えます。
そこで、ジェルなどのスタイリング剤で濡れ髪を作れば、髪が傷んでいてもしっとりとしたツヤを出すことができるのでおすすめです。
束感をつくることで動きを出しやすい
スタイリング剤で髪をまとめる濡れ髪(ウェットヘア)は、束感を作って髪をまとめやすいのも魅力です。
特に髪が広がりやすい方やボリュームが気になる方などに向いています。
また髪に動きを付けやすいので、立体感のあるヘアスタイルだけでなく、艶やかな雰囲気をまとわせたり、かわいさ・クールさなどテーマに合わせたヘアスタイルを決めたりすることもできます。他にも髪がカールし過ぎてしまった場合は、スタイリング剤でカールした部分を少し弱めながら全体のバランスを整えられます。
髪の長さに関係なく楽しめる
濡れ髪(ウェットヘア)は髪の長さに関係なく楽しめます。
ミディアムヘアやロングヘアの場合は、ヘアアイロンなどでウェーブを作り、動きをつけながらツヤ感を出し大人っぽくオシャレな雰囲気を演出できるでしょう。
ボブヘアであれば、スタイリング剤で髪を少しまとめながら軽さを出したり、ウェーブを細めにつくればクールな雰囲気を出せます
流行の濡れ髪のつくり方
濡れ髪(ウェットヘア)の魅力やメリットを把握した後は、濡れ髪の作り方についてご紹介します。 比較的簡単にできるので、忙しい方や手間をかけたくない方にも試しやすいでしょう。
ヘアスタイルをセット
まずは、お好みのヘアスタイルにセットします。
濡れ髪に合うヘアスタイルは、ヘアアイロンやコテで髪を巻いたり、ストレートにするのがおすすめです。また後れ毛を少し出してカールさせても髪に動きが出て、おしゃれなヘアスタイルに仕上がります。
スタイリング剤を適量手に取って馴染ませる
ヘアスタイルが決まったら、ワックスやジェルなどのスタイリング剤を適量手に取ります。
特にワックスなど硬めのスタイリング剤を使用する際は、手で馴染ませておくと髪に付けやすくなります。後は、毛先から少しずつスタイリング剤を付けていきましょう。
髪の根元からスタイリング剤を付けてしまうと、束感を作りにくくなったり全体のバランスが崩れたりする可能性があります。また、一気にスタイリング剤を付けるとベタついてしまい、濡れ髪の魅力を引き出せません。
そのためスタイリング剤を付ける際は、少なくとも「毛先から根元」「少しずつつける」という2つのポイントを押さえましょう。
ヘアスタイルに合わせて仕上げる
巻き髪の場合は、スタイリング剤を付ける際に揉み込むイメージで馴染ませると、空気を含んだようなふんわりとした仕上がりを目指せます。
反対にクールな印象にしたい時は、毛先を外ハネにさせた上で髪にスタイリング剤を付け、コームで梳かしながら全体に馴染ませると洗練されたヘアスタイルになります。
また大人っぽいヘアスタイルを目指したければ、全体にスタイリング剤を馴染ませるだけでなく、前髪に束感を持たせると垢ぬけた雰囲気を演出できます。
濡れ髪は、完成イメージやテーマに合わせて仕上げの方法も変える必要があります。
濡れ髪を作れるスタイリング剤の選び方
ここからは、濡れ髪(ウェットヘア)を作るために必要なスタイリング剤の選び方について、わかりやすく解説していきます。
スタイリング剤の種類を把握しておく
濡れ髪に使う主なスタイリング剤は、以下の通りです。
・ヘアオイル
・ジェル
・バーム
初心者の方でも扱いやすいのはヘアクリームで、髪全体に馴染ませやすい柔らかなテクスチャー(感触)です。ヘアオイルはツヤを出しやすいのがメリットです。自然なまとまりを求める場合は、ヘアクリームやヘアオイルを選んでみてください。
ジェルは比較的ハードタイプのスタイリング剤で、主に髪を根元から立ち上げたりヘアスタイルをしっかり固めたりする場合に向いていると言えます。また、束感を出しやすいのも特徴の1つです。
バームはヘアクリームよりも重めのテクスチャーで、手に馴染ませながら溶かして使用します。ツヤ感やウェットな質感を出しやすく、なおかつ広がった髪をまとめやすいのが強みです。
髪質に合っているか確認
スタイリング剤を選ぶ際は、髪質との相性も重要です。
細くて軟らかい髪質や湿気の影響を受けやすい髪質に重めのスタイリング剤を馴染ませてしまうと、動きのあるヘアスタイルを保てなかったり、ベタッとした質感に変わってしまう可能性もあるので、ヘアクリームやヘアオイルといったタイプがおすすめです。
反対に髪の毛が太く多い・ごわつきやすいといった場合は、バームやジェル、ヘアオイルなど重いテクスチャーのスタイング剤を試してみましょう。髪の広がりを抑えやすく、硬めの髪質でも束感のあるヘアスタイルに仕上がります。
ヘアスタイルや髪の長さに合ったタイプから検討
パーマをかけている場合は、テクスチャーの軽いスタイリング剤で濡れ髪を作ってみましょう。ヘアクリームなどであれば、空気を含んだようなふわっとした感じを出しながらパーマのウェーブ感も残すことが可能です。
ショートヘアやボブといった短い髪は、バームなどハードタイプのスタイリング剤で前髪や顔周りの髪に動きを付け、テクスチャーの軽いヘアオイルで襟足などにウェットな質感を出してみましょう。他にも毛先の束感を重視したい時や髪の毛に流れを付けたい時は、ハードタイプのスタイリング剤が合っています。
フルーツや石鹸系などの香りで選ぶ
スタイリング剤によっては、レモンやグレープフルーツなどの香りをベースにした柑橘系やラベンダーなどのフローラル系、石鹸系など、香りの付いたタイプも販売されています。お好みの香りがある方や香りを楽しみながら濡れ髪を作りたい方は、このようなスタイリング剤を選んでみてはいかがでしょうか。
甘い香りを楽しみたい場合は柑橘系、爽やかで上品な香りならフローラル系がおすすめです。反対に香りを抑えたい時は、無香料もしくは石鹸系の香りのスタイリング剤を検討してみると良いでしょう。
濡れ髪におすすめのスタイリング剤5選
濡れ髪(ウェットヘア)におすすめのスタイリング剤を5種類ご紹介していきます。
濡れ髪が長持ちするスタイリング剤
イタリアのヘアケアブランド、ダヴィネス(Davines) のオイ・オイルは濡れ感が長持ちするスタイリング剤で、高級感のあるスパイシーで甘めの香りが特徴です。特に乾燥や指通りが気になる方に向いています。
ご使用の際は、タオルドライを行った後に適量を手に馴染ませ、髪に付けてからドライヤーで乾かします。オイ・オイルに含まれる成分が、ツヤのあるしっとりとした髪を長時間保ってくれます。
商品名 | ダヴィネス(Davines) オイ・オイル |
メーカー | 株式会社コンフォートジャパン |
テクスチャータイプ | オイル |
容量 | 50ml |
定価(税込) | 3,960円 |
香り | 甘いスパイシーな香り |
Amazon |
お手頃価格の濡れ髪向けスタイリング剤
ナイン マルチスタイリングオイルは2つのタイプから選ぶことができます。
リッチタイプは重めのヘアオイルで、髪のごわつきやボリューム感が気になる方に使いやすいと言えます。
ライトタイプは軽めのヘアオイルなので、軟毛の方に合っています。程よい濡れ感で、ふんわりとした仕上がりや適度な束感が作れます。
どちらもベタつきにくく、スムーズな指通りのスタイリング剤です。
商品名 | ナイン マルチスタイリングオイル |
メーカー | ホーユー株式会社 |
テクスチャータイプ | オイル |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 3,080円 |
香り | ゼラニウムをメインとしたフローラル系の香り |
Amazon |
出典:ホーユー株式会社
ジェルタイプの濡れ髪向けスタイリング剤
ウテナのミルキィグロスジェルは、立体的なヘアスタイルを作りやすいジェルタイプです。
ジェルといってもミルキーなタイプなので、髪に馴染ませやすく簡単に濡れ髪をつくることが可能です。さらに、髪に動きを付けたり前髪などに束感を持たせたりすることもできるので、ふわっとした仕上がりが楽しめます。
フルーティフローラルの香りは、甘めの香りを好む方にもおすすめです。
商品名 | ミルキィグロスジェル |
メーカー | 株式会社ウテナ |
テクスチャータイプ | ジェル |
容量 | 100g |
定価(税込) | 1,210円 |
香り | フルーティフローラル |
Amazon |
出典:株式会社ウテナ
オイルタイプの濡れ髪向けスタイリング剤
N. ポリッシュオイルは、シアバターやゴマ油、サフラワー油、ヒマワリ種子油などの天然由来成分からつくられた、オイルタイプの自然派スタイリング剤です。髪だけでなく肌にも使用することができます。
毛先にウェットな質感をさらに加えたい時は、N. ポリッシュオイルを選んでみてはいかがでしょうか。しっとりとしたツヤが出せるだけでなく、髪のごわつきや広がりを抑えることもできます。
商品名 | N. ポリッシュオイル |
メーカー | 株式会社ナプラ |
テクスチャータイプ | オイル |
容量 | 30ml、150ml |
定価(税込) | 1,320円、3,740円 |
香り | マンダリンオレンジ&ベルガモット |
Amazon |
出典:株式会社ナプラ
重量感のある仕上がりの濡れ髪向けスタイリング剤
NILEの「スタイリングオイル ヘアオイル 濡れ髪ウェット グラビティウェット」の特徴は、重めで、しっとりした質感をつくりやすいという点です。ロングのストレートヘアを艶やかでストンとした感じにまとめたい方に適しています。
また、アボカドオイルやアーモンドといった植物オイルがダメージヘアを補修しながらコーティングしてくれるので、乾燥や摩擦などから髪をしっかり守ってくれます。
商品名 | NILE スタイリングオイル ヘアオイル 濡れ髪ウェット グラビティウェット |
メーカー | 株式会社NILE PROMOTION |
テクスチャータイプ | オイル |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 2,280円 |
香り | アップルフラワー |
Amazon |
まとめ
濡れ髪は、髪が濡れているように見えるヘアスタイルで、スタイリング剤で簡単に作ることができます。スタイリング剤の種類や馴染ませ方によっては、クールなヘアスタイルから空気を含んだような柔らかなヘアスタイルまで多彩な雰囲気を演出できます。
髪のパサつきが気になる方やツヤ感のあるヘアスタイルを楽しみたい方などは、目的に合ったスタイリング剤を活用し、濡れ髪にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。