「ウィッグをつけたいけど、周囲からバレたくない」「地毛のような自然な仕上がりにしたいけど、うまくつけられない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、バレない女性用ウィッグの選び方のポイントや、自然に見えるウィッグのつけ方を解説します。
この記事でわかること!
バレない女性用ウィッグの選び方のポイント
周りに気付かれず、自然な印象を与えられるウィッグの選び方を紹介します。
毛質
ウィッグの毛質は人工毛(合成繊維)と人毛(人毛を特殊加工したもの)、ミックス毛(人毛+人工毛)の3種類があります。他の人から気付かれないウィッグを選ぶなら、自然な見た目の「人毛」や「ミックス毛」がおすすめです。
人工毛
人工毛は合成繊維で作られた毛材で、手入れやスタイリングが簡単で型崩れしにくいのが特徴です。人毛に比べて価格も安いため、手軽に試せることがメリットです。しかし、光沢が出やすいため不自然なツヤやテカリが気になることがあります。また、カラーリングやパーマはできません。
人毛
人毛は人工毛に比べて価格が高くなりますが、本物の髪の毛を使用しているので見た目がとても自然で、ウィッグだと気付かれにくいのが特徴です。カラーやパーマが可能なため、スタイリングの自由度も高い一方で人工毛に比べて型崩れしやすく、まめな手入れが必要です。
ミックス毛
人工毛と人毛の両方を使用したミックス毛は自然でバレにくく、人毛100%に比べて価格が安いことが特徴です。ただし、人工毛と同じくカラーリングやパーマはできません。人毛と人工毛の配合はウィッグによって様々ですが、人毛が3~4割ほど入っていると自然な見た目になりやすいと言えます。
つむじ・分け目・もみあげ
バレないウィッグを選ぶには、つむじや分け目、もみあげの作りも併せてチェックしましょう。つむじや分け目部分の毛量が多すぎたり、位置がおかしかったりすると、上から見られた時に違和感があり気付かれやすくなります。
特殊素材の「人工皮膚」が使用されている医療用ウィッグは高価ではあるものの、本物の頭皮から髪の毛が生えているような見た目です。
もみあげは毛が短い方が自然な感じですが、浅すぎると不自然になり、ウィッグが脱げやすくなってしまいます。少しの違和感が全体のバランスに影響を与えてしまうため、もみあげが自然な深さになっているかどうかも重要なチェックポイントです。
サイズ
サイズが合っていないと装着感が悪く、周囲からも気付かれやすくなります。このような状況を避けるためにも、必ず試着してサイズを確認してから購入することが大切です。試着できないネット通販で購入する場合は、交換・返品できるお店を選びましょう。
ツヤ・テカリ
ファッション性を重視したおしゃれ用ウィッグは、化学繊維の人工毛で作られていることが多く、人毛とは違うツヤやテカリが出てしまうことがあります。天使の輪が光りすぎているとウィッグをつけていることがバレやすいため、ツヤやテカリ具合をしっかり確認してからウィッグを選びましょう。
毛量
頭の大きさとウィッグの毛量のバランスが取れていないと、不自然な印象になってしまいます。「年相応」のボリュームを意識し、毛量のバランスがいいウィッグを選ぶといいでしょう。
ウィッグの選び方を種類別に解説
ここからは、気付かれにくいフルウィッグ・部分用ウィッグ・薄毛用ウィッグの選び方をそれぞれ紹介します。
フルウィッグ
フルウィッグを自然に見せるにはサイズ感が重要なため、試着した際に浮いてこないかを念入りに確認しましょう。特に、頭頂部や襟足のあたりが浮いているとウィッグ感が強くなってしまいます。
おしゃれ用部分ウィッグ
前髪やポニーテールなどおしゃれ用の部分ウィッグを試着する際は、様々な角度から見て地毛と自然になじんでいるかを確認することが大切です。色・毛質・分け目・つむじの位置・毛量など、どこから見てもフィットするものを選ぶことが出来れば、違和感なく地毛のように装着できます。
薄毛用ウィッグ
薄毛をカバーする女性用部分ウィッグは、前髪の生え際や頭頂部、つむじなど気になる部分をしっかりカバーできるものを選びましょう。カラーリングできるウィッグであれば、地毛と一緒に白髪染めすることも可能です。部分ウィッグが長すぎる場合、好みの長さにカットすれば馴染みやすくなります。
初心者におすすめ!ウィッグを自然に見せるつけ方
フルウィッグを自然に見せるためには、着用方法にコツが必要です。
ウィッグ用ネットを被る時は、頭の形が丸くなるように髪をまとめると、ウィッグを被った際にきれいなシルエットが出やすくなります。ヘアピンを使ってネットを固定したらピンの先を髪の毛の中に収め、ウィッグから飛び出ないように注意しましょう。
ウィッグをつける時は生え際の位置を合わせて被り、全体のバランスを見ながら位置を調整しましょう。最後に、つむじ部分の毛をふわっと立ち上げると自然な仕上がりになります。
まとめ
ウィッグは、毛質・つむじ・サイズ・テカリなど様々な点をチェックして自分にフィットするものを選ぶことが大切です。つむじが不自然なものを選ぶとバレやすく、サイズが大きすぎるものを選ぶと頭が大きくなり、違和感のある見た目になります。
今回紹介したポイントを参考に、自分に似合うウィッグを見つけてみてはいかがでしょうか。