【美容師監修】エイジングシャンプーとは？特徴や選び方、おすすめシャンプーを解説

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エイジングシャンプーが気になるものの、どれを選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。本記事ではエイジングシャンプーの選び方やおすすめのシャンプーを紹介します。「市販品」と「サロン専売品」それぞれのおすすめを紹介しますので、髪の悩みや予算に合わせて選んでみてください。

この記事の監修者

étora hair
代表 NAO（カドグチ ナオミツ）
URL:https://etora.net/

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◇PROFILE
美容師歴13年。
渋谷にあるヘアサロン『étora hair』代表。
お客様1人1人に寄り添った丁寧なカウンセリング、接客を心がけ、トレンドを押さえたスタイルを提供している。

この記事でわかること！

エイジングシャンプーとは？

エイジングシャンプーとは、髪のパサつきやハリ・コシの低下など、「年齢特有の悩み」に応じたケアができるシャンプーのことを言います。特に50代以降は様々な髪の悩みを感じやすく、髪質に合わせてエイジングシャンプーを選ぶ方が増えています。

エイジング毛の特徴

これまで感じなかった髪の悩みが加齢とともに出てきた場合、エイジング毛のサインかもしれません。ここでは、エイジング毛によく見られる特徴を3つ紹介します。

ハリやコシがなくなる

年齢を重ねると皮膚のターンオーバーが遅くなり、血流が悪化しやすくなります。その結果、髪の育成に必要な栄養素が頭皮に行き渡りにくくなり、ハリやコシが少なくなる要因となるのです。また、加齢とともに髪の毛のハリやコシを保つために重要な「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」を生成するペースも落ちることから、髪の毛がボリュームダウンしやすい傾向があります。

髪にうねりが出る

年齢を重ねると顔の皮膚と同じように頭皮もたるんでくるようになり、本来は円形である毛穴が引っ張られて楕円形に近くなります。すると、生えてくる毛の太さや形にバラつきが生じ、髪がうねりやすくなります。

パサつき・広がり・切れ毛が気になる

40～50代の更年期に突入すると、ホルモンバランスの乱れや血行の悪化によって髪内部の水分バランスが乱れ、乾燥しやすくなります。その結果、髪の毛がパサついたり広がったりする原因になってしまいます。また、髪の毛が乾燥するとダメージを受けやすくなり、切れ毛の発生が増えるのもエイジング毛の特徴です。

50代からのヘアケアに！エイジングシャンプーの選び方

50代になると、様々な髪の悩みが気になる方も増えてきます。ここでは自分に合うエイジングシャンプーを選ぶポイントを4つ紹介します。

洗浄成分をチェック

シャンプーに配合されている洗浄成分によって、髪に与える効果が異なります。
髪への負担が少ない優しい洗浄力のシャンプーを選ぶなら、「アミノ酸系」や「ベタイン系」がおすすめです。いずれも髪を構成するタンパク質と成分が同じため、髪や頭皮への負担を抑えながら洗えます。

アミノ酸系洗浄剤が配合されているシャンプーには、成分名に「グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」などが含まれているのが特徴です。またベタイン系の洗浄剤が使用されているシャンプーには、主に「コカミドプロピルベタイン」が配合されています。

ハリ・コシを与える成分をチェック

髪の毛を補修してくれる成分が入ったエイジングシャンプーを選べば、ハリやコシのアップが期待できます。髪にハリやコシを与えてくれる成分の例としては、「加水分解コラーゲン」「キトサン」「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」などが挙げられます。

パサつき・切れ毛ケアの成分をチェック

乾燥によるパサつきや切れ毛が気になる場合は、保湿成分が多く配合されたエイジングシャンプーを使うといいでしょう。エイジングシャンプーに配合されている保湿成分には、「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「セラミド」などがあります。

保湿効果をしっかり感じるためには、髪に効果的な保湿成分が「成分表の始めの方」に記載されている商品を選びましょう。なぜなら、この順番は配合量が多い順に記載されているからです。

シリコンの有無をチェック

シリコン（合成高分子化合物）の有無は、髪や頭皮の状態によって選ぶことが大切です。
最近はノンシリコンシャンプーの人気が高まっていますが、シリコンが入っているからといって必ずしも髪の毛に悪影響を与えるわけではありません。
髪の毛をコーティングしてくれるシリコン入りのシャンプーは髪の広がりが抑えられ、しっとり仕上がるのが特徴です。髪の毛が乾燥しがちなら、表面を保護してくれるシリコン入りのシャンプーが向いているでしょう。

一方、ノンシリコンシャンプーは軽くさらっとした洗い上がりが特徴です。髪の毛にふんわりとしたボリュームがほしい方は、ノンシリコンシャンプーがおすすめです。

おすすめのエイジングシャンプー【市販品】

ここでは、加齢による髪の悩みをケアしてくれる市販のおすすめのエイジングシャンプーを紹介します。

cinque（サンク）オーガニックシャンプー

cinque（サンク）オーガニックシャンプーは、ヤシ油由来の洗浄成分を使用しており、髪や頭皮に優しい処方で作られているため、年齢とともにハリやコシが失われがちな髪を健やかに整えるのに役立ちます。
また、必要な潤いと栄養分を残しながら洗い上げることで、髪のダメージを抑え、若々しい髪の状態を保ちやすくします。
パサつきが気になる方は、cinque（サンク）ニュートラルトリートメントとのセット使用がおすすめです。

出典：センドグループ株式会社

Lixスカルプシャンプー

 

Lixスカルプシャンプーは、「発毛サロン ゼウス発毛」「ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント」全国20店舗以上の頭の専門店で使用されているシャンプーです。皮脂によるベタつき、頭皮の痒み、ハリコシが無い、頭皮のボリューム、白髪が気になる方におすすめです。石油系界面活性剤、シリコン、パラベン、合成着色料、化学香料、鉱物油が無添加です。

出典：株式会社じむや

 

haruシャンプー（オリジナル） 

haruシャンプーは、髪に潤いを与える「天然由来のシルク」や「真珠」が配合されているため、リンスやコンディショナーなしでサラツヤに仕上がる効果が期待できます。ハリやコシを与える成分も8種類含まれ、根元から髪の毛がふんわりするのもうれしいポイントです。

出典：株式会社nijito

 

POLA フォルム シャンプー

POLA フォルム シャンプーは、ノンシリコンでありながら泡立ちがよく、もっちりした濃密な泡で頭皮や髪の汚れをすっきり洗い流せるのが特徴です。「シャクヤク花エキス」や「ブドウ種子エキスEX」などの保湿成分も配合され、髪にしっとりとした潤いを与えてくれます。

出典：株式会社ポーラ・オルビスホールディングス

 

ASTALIFT スカルプフォーカス シャンプー

ASTALIFT スカルプフォーカス シャンプーは、アミノ酸系の洗浄料を使用したノンシリコンシャンプーです。きめ細やかな泡が髪や頭皮をやさしく包み、指通りのいい洗い上がりにしてくれます。さらにセラミドが髪の内部に浸透し、髪に潤いやハリ、コシを与えるよう働きかけてくれます。

出典：富士フイルム株式会社

 

ロート製薬 50の恵エイジングケア 髪と頭皮の養潤シャンプー

50の恵 髪と頭皮の養潤シャンプーには、アルガンオイルやオリーブ果実油をはじめとした5種類のオイルが配合され、髪にしっかりツヤを与えてくれます。ハリやコシを与える成分も充実しており、様々なエイジング毛の悩みをケアできます。

出典：ロート製薬株式会社

 

おすすめのエイジングシャンプー【サロン専売品】

次に、サロン専売品のおすすめエイジングシャンプーを3つ紹介します。

ナプラ ナシード エイジングシャンプー

ナプラ ナシード エイジングシャンプーは、保湿効果の高い「マカデミアナッツ油」や「グレープシード油」などの天然由来成分が配合されています。ダメージを受けた髪もやさしく洗い上げ、健やかな髪へと導いてくれます。

出典：株式会社ナプラ

ミルボン プラーミア ヘアセラム シャンプー F

ミルボン プラーミア ヘアセラム シャンプー Fには、髪の内部まで浸透する「植物性オイル美容液成分（ホホバオイル）」が配合され、傷んだ髪を補修してくれます。髪の内部に水分がしっかり浸透するため、パサついてまとまりにくい髪もハリ感アップが期待できます。

出典：株式会社ミルボン

コタ(COTA) アイ ケア シャンプー 5

コタ アイケア シャンプーにはアミノ酸系・ベタイン系の洗浄成分が使用されており、頭皮に必要な皮脂を残しながら洗うことができます。洗浄力がマイルドなので、髪や頭皮をいたわりながらやさしく洗いたい方におすすめです。

出典：コタ株式会社

エイジングシャンプーで白髪の改善・予防はできる？

エイジングシャンプーには、白髪の改善・予防効果はありません。ただし、頭皮環境の乱れによって白髪が増えている場合、エイジングシャンプーで頭皮環境が改善すれば、健やかな髪の毛が生えやすくなるでしょう。

まとめ

ハリ・コシの減少やうねり、パサつきなど年齢特有の悩みには、エイジングシャンプーが効果を発揮してくれるかもしれません。エイジングシャンプーを選ぶ際は洗浄成分や保湿成分、ハリ・コシを与える成分などをチェックし、髪質や悩みに合う種類を選ぶことが大切です。自分に合うエイジングケアシャンプーを選び、理想の美髪を目指しましょう。