「髪の毛にツヤがない」「乾燥してまとまらない」といった悩みがある場合、間違ったケア方法や原因かもしれません。この記事では髪にツヤを出す7つの方法と逆効果になるNG行為を解説します。短時間でできる簡単な方法ばかりなので、美しい髪を手に入れたい方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
この記事でわかること!
髪にツヤがない原因は?
髪が乾燥してツヤが出ない原因を3つ解説します。
キューティクルの乱れ
髪の毛の表面には「キューティクル」というウロコ状の保護膜があり、外部の刺激から髪を守る役割を果たしています。キューティクルが上から下に規則正しく並んでいると髪にツヤが生まれますが、外部からの刺激によってキューティクルが開いて剥がれるとツヤが失われ、表面の乾燥や広がりの原因になります。
加齢による髪質の変化
加齢とともに髪質が変化することも、ツヤに大きく影響します。
髪の潤いを保ってくれる成分「セラミド」は加齢とともに減少し、毛髪を作る「毛母細胞」の働きも年齢とともに弱まります。その結果、水分が失われてツヤが出にくくなり、髪が細く弱々しくなってしまいます。
癖毛などの髪質
生まれつきストレートヘアの人は髪の毛が集合している「面」が滑らかなため、髪に当たった光が同じ角度で反射してツヤが生まれやすいです。一方で癖毛の人は髪の毛にうねりがあり表面も凸凹しているため、光の反射する角度が一律でないことによりツヤが出にくい傾向があります。
しかし、癖毛の人でも日頃から丁寧なケアを続ければツヤを作り出すことはできます。以下では髪の毛にツヤを出すケア方法を紹介します。
この記事ではツヤを出すためのおすすめアイテムを紹介しています
簡単!髪にツヤを出す7つの方法
簡単に髪の毛にツヤを作り出す方法を7つ紹介します。
シャンプー前はブラシで優しくとかす
髪の毛にツヤを与えるには、毎日のシャンプーが非常に重要です。シャンプー前は目の粗いブラシで優しくとかして髪の毛の絡まりをほどき、ホコリや汚れを落としましょう。
いきなり頭頂部から毛先にかけて一度にとかすと髪の毛が引っかかりやすいため、まずは毛先からブラシを入れて少しずつ絡まりをほどきましょう。
指の腹で揉み込むように洗う
シャンプー前はぬるま湯で予洗いしたあと、手の平でシャンプーを泡立ててから頭に乗せます。しっかり泡立てることで、髪の毛同士の摩擦によるダメージを低減することができます。
頭皮を指の腹で揉み込むようにマッサージしながら洗うと、血行が促進されて良好な頭皮環境を保つことができます。すすぎはたっぷりのお湯を使い、時間をかけて行いましょう。
トリートメントでツヤを出す
シャンプー後は水気を取ってからトリートメントをつけ、目の粗いブラシやコームでとかしましょう。髪をとかすことでトリートメントが全体に満遍なく行き渡ります。
手で揉み込むように洗い流すと、トリートメントが乳化して髪の毛が滑らかになります。
ドライヤーでしっかりと乾かす
髪の毛が濡れたまま放置するとキューティクルが開いたままの状態になり、髪の毛内部の水分まで失われてしまいます。洗髪後はできるだけ早めにドライヤーで乾かしましょう。乾かす前にしっかりタオルドライして髪の毛の水分を取れば、ドライヤーの時間を短縮できます。
キューティクルは熱が冷めるときに徐々に閉じていくため、8割ほど温風で乾かした後は冷風で仕上げましょう。冷風で髪の毛を冷やすことでキューティクルが引き締まり、ツヤのある髪に近付きます。
艶出しスプレー・オイルを使う
手軽にツヤを出したいときは、お出かけ前に髪に吹きかければツヤが出る「艶出しスプレー」が便利です。その他オイルやミルクなどの洗い流さないトリートメントは、髪の毛の乾燥を防いでくれるためツヤ出しに効果的です。
なお、艶出しスプレーやオイルなどが頭皮に付着すると頭皮環境に良くないため、注意が必要です。艶出しスプレーを使うときは頭皮にかからないように、髪の毛から20cmほど離してスプレーをし、オイルやミルクは毛先を中心につけるようにしましょう。
生活習慣を整える
ツヤを作り出すためには、生活習慣を整えて頭皮や髪の毛にしっかり栄養を届けることも大切です。
質の良い睡眠をとり、1日3食栄養バランスの良い食事を摂りましょう。髪の主成分となるタンパク質をはじめとしてビタミンやミネラル、脂質、糖質などを適切に摂取すると健康的な髪を育てやすくなります。
紫外線によるダメージから髪を守る
肌だけでなく髪の毛も紫外線によるダメージを受けるため、外出時は帽子や日傘を使って対策しましょう。髪の毛に使える日焼け止めスプレーも有用です。
40代からの髪の艶出し方法とは?
加齢とともに髪質が変化するため、どれほど直毛の人でも乾燥やうねりが出やすくなります。特に40代に入ると髪の水分保持力が下がり、まとまりが悪くなるだけでなくツヤも失われがちです。
40代のヘアケアは生活習慣を整えて良好な頭皮環境をキープするとともに、髪の悩みに合うシャンプーやトリートメントを使うことが大切です。乾燥が気になるときは「ダメージケアタイプ」、ハリやコシを与えたいときは「スカルプケアタイプ」を選びましょう。また、セルフカラーは髪を傷めやすいため、できるだけサロンでカラーすることをおすすめします。
髪の毛は「死滅細胞」のため一度傷んだら修復することができません。そのため、日頃から髪に負担がかかる行為を控えてダメージをなるべくかけないようにすることが大切です。
ツヤを出すためのおすすめアイテム
髪のパサつきやダメージ毛を補修するためのアイテムを紹介いたします。
毎日使える商品となっているため、日々のプラスアルファアイテムとして参考にしてください。
Emma Cocarne エマコッカーナヘアオイル
エマコッカーナヘアオイルは、100人の美容師と共同開発した髪の毛の悩みに寄り添ったヘアオイルです。天然由来のオイルやエキスを配合しており、ドライヤーの熱に反応して、ダメージを受けた髪の毛を補修します。糸を引くほどのテクスチャーで、雨の日でもうねりや広がりをおさえ、しなやかでハリやコシのある髪の毛へと導きます。
商品名 | Emma Cocarne エマコッカーナヘアオイル |
メーカー | 株式会社LUXU |
容量 | 60ml |
定価(税込) | 1,815円 |
公式サイトはこちら |
出典: 株式会社lLUXU
ルーティーヘアオイル
ルーティー ヘアオイルは、髪の毛の水分量に着目した洗い流さないトリートメントです。年齢を重ねるにつれて気になる髪の毛のパサつきやうねりに対して、ヘアオイルで水分を補い指通りの良いツヤのある髪の毛へと導きます。21種類の天然由来成分を配合し、無添加処方なので頭皮や皮膚が敏感な方も安心して使用することができます。
商品名 | LUTY ルーティー ヘアオイル スムース |
メーカー | 株式会社フォーサイス |
容量 | 100ml |
定価(税込) | 3,850円 |
定期購入価格(税込) | 3,080円 ※お届け周期および定期購入コース詳細につきましては、公式サイトをご確認ください。 |
公式サイトはこちら |
出典: 株式会社フォーサイス
haru ヘアリペアセラム
haru ヘアリペアセラムは、ダメージ毛を集中してケアする美容液です。シャンプー中に髪の毛に吹きかけて使用するので、手軽に毎日のヘアケアとして取り入れられます。ヘアカラー・パーマ・ドライヤーなどで傷んだキューティクルを整え、ハリやコシのあるしなやかな髪へ導きます。
商品名 | haru ヘアリペアセラム |
メーカー | 株式会社nijito |
容量 | 50ml |
定価(税込) | 3,850円 |
Amazonで詳細を見る |
出典: 株式会社nijito
要注意!逆効果になるNG行為
髪の毛のツヤ出しで逆効果になる行為について解説します。
間違った洗髪方法
間違った方法でシャンプーをすると、髪が傷んでツヤが失われてしまいます。
たとえば「お湯だけで洗う」「爪を立ててゴシゴシ洗う」「シャンプーを泡立てずに直接頭皮や髪につける」など、頭皮や髪の毛に負担がかかる行為をするとダメージが加わってしまいます。
髪の毛のツヤを手に入れるには、毎日の正しいケアが必要不可欠です。
自然乾燥
自然乾燥するとキューティクルが開いたままになり、ダメージを受けやすくなってしまいます。また、髪に水分が残ったまま長時間放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイや痒みが発生することもあります。
ツヤのある美しい髪を手に入れるには、少し面倒でもドライヤーでしっかりと乾かしましょう。
ドライヤーを近づけすぎ
ドライヤーは髪の毛から15cm以上離して使用しましょう。ドライヤーを髪の毛に近付けすぎると「タンパク変性」という現象が起きます。髪の中のタンパク質や脂質が変質して空洞ができてしまいます。すると、切れ毛や枝毛を引き起こしやすくなり、髪の毛のまとまりも悪くなってしまいます。
髪が濡れた状態での就寝
健康なツヤ髪をキープするには、髪が濡れた状態での就寝も避けるようにしましょう。
髪の毛が濡れてキューティクルが開いたまま寝ると、枕や布団に擦れたときに強いダメージが加わります。長時間濡れたままになることで雑菌が繁殖して頭皮環境が悪くなり、痒みや湿疹などの皮膚トラブルの原因にもなってしまいます。
ヘアアイロンやコテの使い過ぎ
ヘアアイロンやコテを頻繁に使うとタンパク変性が起こり、髪の毛が乾燥して扱いにくくなってしまいます。
ヘアアイロンやコテは同じ場所に2秒以上あてないようにし、できるだけ短時間で済ませましょう。設定温度は150度までにすることをおすすめします。髪が濡れた状態では使用せず、必ず乾かしてから使うことも重要です。
カラーやブリーチのしすぎ
カラーやブリーチの薬剤には髪の毛のキューティクルを剥がす成分も含まれているため、何度も繰り返すとダメージによってツヤが失われてしまいます。
カラーやブリーチをする際は、美容師と相談しながらできるだけ施術の間隔を空けることをおすすめします。
まとめ
一度傷んだ髪を自己修復することはできないため、日頃から「ダメージを与える行為」を避けることが大切です。生活習慣を整えて良好な頭皮環境を保ち、正しい方法でケアを続けることでツヤ髪をキープしましょう。