※本サイトの記事にはPR情報が含まれます。

【美容師監修】ヘッドスパに睡眠改善の効果ある?眠くなる理由と睡眠との関係

髪の毛だけじゃない!女性のための頭皮メンテナンス【頭皮ケア・ヘッドスパ】

  • ・当記事は記事作成時点での情報を基に掲載しております。最新情報は各機関公式サイトにてご確認ください。
  • ・記事記載の商品やサービスなどの効果・効能は、個人差があり、保証するものではありません。
  • ・監修者は専門知識に基づいて当記事を監修しており、商品やサービスの選定は行っておりません。
専門店や美容室で受けるヘッドスパに睡眠改善の効果はあるのでしょうか?睡眠の質を下げる原因とヘッドスパの関係、頭皮の揉みほぐしを受けると眠くなる理由についてまとめました。睡眠の質に悩んでいる方、ヘッドスパの睡眠への効果を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者

étora hair
代表 NAO(カドグチ ナオミツ)

URL:https://etora.net/

◇PROFILE
美容師歴13年。
渋谷にあるヘアサロン『étora hair』代表。
お客様1人1人に寄り添った丁寧なカウンセリング、接客を心がけ、トレンドを押さえたスタイルを提供している。

この記事でわかること!

ヘッドスパは睡眠改善に効果ある?


人によっては、ヘッドスパを受けて眠くなることがあるため、「睡眠改善の効果がある」というイメージを持っている人がいるかもしれません。

しかし、睡眠に関する問題は、十分に寝た気がしない、眠りにつくまでに時間がかかるなど人それぞれで、ヘッドスパによりこれらの原因を取り除けるとは限りません。そのため、睡眠の改善に効果があるとは断言できないでしょう。

睡眠の質が下がる主な原因

前述のとおり、睡眠の質が下がる原因は様々で、主に以下のような原因があります。

・生活習慣
・睡眠時の環境
・ストレス
・ホルモンバランスの変化

具体的には、「起床と就寝の時間が毎日ばらばら」「寝る直前にパソコンやスマホを使用している」「室内の温度が高すぎる(低すぎる)」「人間関係の悩みがある」「更年期の症状」などが挙げられます。

また、現代人は多忙な毎日で交感神経が過度に優位な状態になり、自律神経が乱れやすいとも言われています。交感神経が優位な状態は、眠りにつくのに適していません。このように睡眠の質には多くの要因が関係しています。

施術開始から10分前後で寝落ちする人も

ヘッドスパ専門店などで施術を受けると、10分前後で寝落ちしてしまうという人もいます。これはヘッドスパの手技そのものの気持ち良さに加えて、眠りにつきやすい環境を整えているからです。

多くのヘッドスパ専門店は、室内の照明を暗くし、アロマやBGMにもこだわっています。

肩首などの凝りは睡眠の質を下げる原因にもつながります。ヘッドスパでは首や肩をはじめ、脳に近い頭皮をほぐすことでリラックスした状態になり、眠くなるのではないかと考えられます。

頭皮マッサージを受けると眠くなるのはなぜ?


ヘッドスパや、頭皮マッサージを受けると「眠気に誘われた」「寝落ちしてしまった」という経験のある方が多くいます。ヘッドスパを受けると眠くなるのはなぜなのでしょうか?

ここからは、睡眠に関係するヘッドスパの効果を紹介していきます。

頭部のツボを刺激することによるリラックス効果

頭や首、肩周辺には多くのツボがあります。例えば、頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」や百会から額に少し行った所の「しん会(しんえ)」、頭の首の付け根にある「風池(ふうち)」などは睡眠改善に効果のあるツボだとされています。

ツボの刺激によって交感神経優位な状態から副交感神経が優位な状態になることでリラックスし、睡眠に繋がることもあります。

頭皮を揉みほぐすことによる血流の上昇

眠りにつきやすくするためには、体温変化が必要です。体温が下がりすぎていても、上がりすぎていても睡眠の質は下がります。スムーズな入眠には体が適度に温められた状態が必要で、睡眠に向けて徐々に深部体温が低下していくのが理想です。

体の熱は手足の皮膚から発散されるため、手足の温度が上昇すると深部体温が低下し、眠気が訪れるというデータもあります。「寝る前にぬるめのお湯にゆっくりと浸かる」などが睡眠の質を上げるのに効果的だと言われているのは、この理由によります。

ヘッドスパによる頭皮の揉みほぐしにも体温上昇の効果があります。

ヘッドスパで頭皮を揉みほぐすと一時的に血流が良くなります。血の巡りが良くなれば皮膚の温度も上昇するので、ヘッドスパ中は眠くなりやすくなると考えられます。

自宅でのセルフヘッドスパでも眠くなる?


専門店や美容室のヘッドスパを頻繁に受けるのは、時間的にも金銭的にも容易ではありません。そのため、自宅でドライヘッドスパやウェットヘッドスパを行うことを
考える人もいるでしょう。自宅で行うセルフヘッドスパでも、眠くなる効果は期待できるのでしょうか?

まず、ツボを刺激することは自分でもできます。睡眠に関係するツボは、頭や首だけでなく全身にあるので、期待できる効果をネットなどで調べながら優しく押しましょう。

例えば、手のひらにある「労宮(ろうきゅう)」やかかとの「失眠(しつみん)」、手首の「内関(ないかん)」などは睡眠への効果が期待できるツボです。寝る前に自分でツボを押す場合は、頭以外のツボも知っておくと布団に入ってからもできます。

次にヘッドスパによる血行改善についてですが、自分で頭皮を揉みほぐしてもある程度の効果が期待できると言えます。専門店や美容室では時間をかけて頭皮を揉みほぐしてくれますが、1回の施術で頭皮の血流が継続的に改善されるわけではありません。上昇した血流は時間経過とともに徐々に低下していきます。

継続的な血流改善の効果を求めるなら、頭皮の揉みほぐしを自宅でも定期的に行いましょう。1回の揉みほぐしは数分で構わないので、毎日続けて行うことが重要です。

ただし、「眠りが浅い」「よく眠れない」などと感じる原因は様々です。ヘッドスパは睡眠の質を下げている原因にアプローチできる可能性はあるものの、睡眠の質を根本から改善できるとまでは言えません。睡眠に関して悩みがあるなら、自宅でのヘッドスパだけでなく、生活習慣を見直したり、寝室の環境を整えるなどもしてみてください。

また、外傷がある場合や飲酒している状態でのヘッドスパは避けてください。施術後に体調不良を訴えたケースなどがあるため十分な注意が必要です。

まとめ

ヘッドスパの睡眠改善について説明してきました。ヘッドスパは睡眠の質を下げている原因へのアプローチが期待できます。

特に専門店などでは施術を受けながら眠りにつきやすい環境を整えているので、「リラックスしたい」「頭皮や首、肩のこりをほぐしてほしい」という人にとってはおすすめだと言えます。

その一方で普段から眠りに問題がある場合、ヘッドスパによってその問題が根本から解決できるわけではありません。

睡眠の質が低下する原因には頭皮などの凝りも関係していると考えられますが、生活習慣やストレスなどの影響も大きいと言えます。ヘッドスパでリフレッシュしつつ、生活リズムを整えたり、寝室の環境や寝具を見直したりなど、様々な面から睡眠改善に取り組んでみることが大切です。