ヘアアレンジは、TPOに合わせたアレンジをしたり日常で気分転換をしたり様々なシーンで活躍します。しかし、手の込んだアレンジは難しいとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
アップヘアなら、髪を束ねるだけで簡単にアレンジできます。この記事では、不器用な方でも簡単にできるアップヘアを15選ご紹介します。髪の長さ別に分けてご紹介するので、自分の髪に合ったアップヘアを見つけてみてはいかがでしょうか。
こなれ感を演出するおしゃれなものから、フォーマルな場で活躍する落ち着きのあるアレンジまで、様々なシーンに合わせてお役立てください。
この記事でわかること!
ヘアゴムとピンがあればOK!基本のアップヘア3選
ヘアゴムとピンだけでできる基本のアップヘアは、どれも簡単にできるヘアスタイルです。
・シニヨン|ゴムだけで上品な仕上がり
・お団子ハーフアップ|おくれ毛でこなれ感
ひとつ結び|結び目を毛束で隠す
髪全体をひとつに束ねるというシンプルなヘアスタイル。低い位置で結べば落ち着いた雰囲気に、また高い位置で結べば元気な印象のポニーテールになります。
ポイントは、結び目を少量の毛束で隠すこと。毛束を巻いてピンで留めるだけなので、時間がないときや手間をかけたくないときにも便利です。結び目に毛束を巻くだけで、髪全体のボリューム感アップさせ上品な印象になります。また、おくれ毛を残して顔まわりを華やかにするのも良いでしょう。
毛束を巻くのが難しい場合は、アクセサリーを使うのも一つの方法です。紐やリボンを使えば簡単に結び目を隠せるほか、髪に巻いてこなれ感も演出できます。ワイヤーが入っているものを選べば、初心者でも簡単にアレンジできるでしょう。
また、バレッタを結び目につけることでアクセントになります。ビジネスやプライベートなどシーンに合わせてデザインを変えるだけで雰囲気を変えられます。
シニヨン|ヘアゴムで上品な仕上がり
シニヨンは、髪をひとつに結んでから、毛先を巻いてゴムの周りに巻きつけるヘアスタイルです。
シニヨンには様々なアレンジ方法があり、ゴムだけでも仕上げらるので、ピンの扱いが苦手な方でも簡単にできるでしょう。また、ゴムの色や素材を変えることで、雰囲気も変えられます。
シニヨンは、髪をまとめているので清潔感があります。小さくまとめればスッキリとした印象に、またふんわりとまとめれば柔らかな印象に仕上げられ、なりたい雰囲気に合わせて調整しやすいところも魅力です。
また、使用するゴムを変えるのも簡単にできるアレンジ方法です。
・ピンクやブルーなどのゴムはゴムがアクセントになっておしゃれを演出
・レースやリボンなどの飾り付きのゴムは上品さや豪華さを演出
職場では暗い色のゴム、プライベートでは飾り付きのゴムなど、シーンに合わせて使い分けるのも良いでしょう。
お団子ハーフアップ|おくれ毛でこなれ感
お団子ハーフアップは、髪の上半分を後ろでひとつに結んでから、毛先を巻いてゴムの周りに巻きつけるヘアスタイルです。ショートからロングまで髪の長さを選ばないところも魅力の一つと言えるでしょう。
こなれ感を出すポイントは、おくれ毛を沢山残すこと。髪全体をあらかじめコテやアイロンで巻いておけば、顔まわりに動きが出て華やかな印象になるでしょう。きちんとまとめるのが苦手な不器用な方は、あえて手ぐしでざっくりまとめてアンニュイに見せるのも良いでしょう。
くるりんぱでつくる簡単アップヘア3選
くるりんぱは、束ねた髪をくるっと回転させるだけでつくれる簡単アレンジ方法です。ただ結ぶだけでなく、ひと手間加えるだけでグっとおしゃれ感が増すのが特徴です。
・低めのお団子|崩れにくいきれいめスタイル
・三つ編みハーフアップ|ビジネスシーンでもOK
上記、3つのハーフアップアレンジを簡単な手順を併せてご紹介します。
ハーフアップ|くるりんぱを2回
髪の上半分をひとつにまとめるハーフアップは、髪の長さを選ばない上にどのシーンでも活躍できる万能さが魅力です。
ただハーフアップを作るだけでは物足りない、華やかさをプラスしたいと考えている方には、くるりんぱを活用したアレンジはいかがでしょうか。
1.トップの髪をまとめ、くるりんぱする
2.両サイドから毛束をとり1の結び目に重なるようにくるりんぱする
3.2つのくるりんぱを整える
ポイントは、事前にスタイリング剤を馴染ませておくことです。2つのくるりんぱはそれぞれ毛束をつまみボリューム感を出すとこなれ感が演出できます。
カジュアルな服装からフォーマルな服装まで、どのようなシーンにも合わせやすいアップヘアです。
低めのお団子|崩れにくいきれいめスタイル
髪を後ろの低い位置でひとつに結んでから、毛先を巻いてゴムの周りに巻きつけるヘアスタイルです。結んだ髪をくるりんぱすると簡単にボリュームやこなれ感をプラスできます。
1.低めの位置にポニーテールを作り、トップの毛をつまみボリュームを出す
2.1のさらに下方(10cmほど下)を結びくるりんぱする
3.くるりんぱした部分を少しずつつまみボリューム感を調整する
4.毛先を上に持っていき、根元をピンで固定する
髪の毛先はあらかじめゴムでまとめているので、崩れにくいところもポイントです。毛先を持ち上げる際は、1の結び目を隠すように軽く巻きつけたり、結び目を髪飾りで隠すとおしゃれにまとまります。
全体的にふんわりしたシルエットになるので、きれいめで上品な印象を与えられます。オフィスやフォーマルな場でも活躍するヘアスタイルと言えるでしょう。
三つ編みハーフアップ|ビジネスシーンでもOK
三つ編みとくるりんぱを掛け合わせれば、華やかなハーフアップを作れます。オフィスカジュアルやデートスタイルまで、様々なコーディネートに合うため、覚えておくと活用しやすいでしょう。
1.両サイドの髪をそれぞれ三つ編みし、ほぐしておく
2.残っている髪上部をひとつにまとめてくるりんぱする
3.1の三つ編みを2のくるりんぱの中に入れ込む
4.1と3をひとつに結び、結び目に少量の髪を巻いてゴムを隠す
髪の長さに関係なく作れるところが魅力の一つで、ショートヘアやボブヘアでも、髪の上半分だけなら簡単にまとめられるでしょう。また、ロングヘアやミディアムヘアなら、あらかじめ髪全体を巻いておき、ゆるっとした雰囲気を出すのはいかがでしょうか。
【ロングヘア向け】簡単アップヘア3選
髪の長さを活かしておしゃれに見せられるヘアスタイルをご紹介します。
・ゴム2本だけ!カジュアルお団子
・結び目を紐で隠すだけ!タイトなポニーテール
それぞれ詳しくみていきましょう。
崩れにくい!ねじりハーフアップ
ねじりを取り入れたハーフアップは、立体感や華やかさを出すだけでなく、崩れにくいのもうれしいポイントです。
両サイドの髪をねじりながらまとめれば、簡単に動きのあるハーフアップがつくれます。ねじり部分を軽くほぐしたり、顔まわりや毛先をコテやアイロンで巻いて動きを付けるとフェミニンな印象に仕上げられるでしょう。
また、きちんと感を出したい方は、ひと味違ったねじりを取り入れてみてください。トップの髪と、両サイドの髪をそれぞれ結びます。両サイドの髪の結び目をひとねじりして、出来た輪っか部分にトップの髪を通します。たった2ステップでシンプルながらも上品なハーフアップになるので、ビジネスシーンにも良いでしょう。
ゴム2本だけ!カジュアルお団子
毛量の多いロングヘアも、ヘアゴム2本で簡単にお団子が作れます。
上半分の髪の毛をハーフアップにして結ぶ際に、ねじりながらお団子を作ります。次に、下半分の髪をねじりながらお団子の根元に巻きつけてゴムで留めます。
この2ステップでカジュアルなお団子ヘアが出来上がるので、とにかく不器用でピンが苦手という方に試してほしいアレンジです。
また、ゆるさやこなれ感を出したい場合は、全体的にほぐしましょう。トップやサイドを少しずつつまみ、ボリューム感をプラスすれば、上品ながらもきちんとした印象を与えられます。
結び目を紐で隠すだけ!タイトなポニーテール
ポニーテールのボリューム感をあえて抑えるタイトポニーは、紐やリボンを巻くことで簡単に作れます。
髪全体をひとつにまとめて、低い位置で結びます。結び目は髪ではなく、紐やリボンを巻いて隠すので、少量の毛束を扱うのが苦手な方も簡単にできるでしょう。
紐は結び目の周りを数回巻いた後、髪の毛にも巻きつけていきます。ポニーテールがタイトにまとまり、エキゾチックな雰囲気が出せるでしょう。
紐やリボンの巻きつけが難しい場合は、巻き終わりになる位置をあらかじめゴムで留めておくのが良いでしょう。これなら、巻き始めと巻き終わりのどちらも、ゴムに入れ込むことで簡単に固定できます。
【ミディアムヘア向け】簡単アップヘア3選
ミディアムヘアは、適度な長さやボリューム感があり、アレンジが得意でない方もまとめやすいでしょう。
・寝ぐせのままでもOK!ねじりポニー
・ヘアアクセでさらに可愛い!くるりんぱシニヨン
しっかりめなまとめ髪から、ゆるさを活かしたアレンジまで幅広く楽しめるのが、ミディアムヘアの魅力の一つです。
結婚式にも使える!ギブソンタック
ギブソンタックは、19世紀に活躍した画家のチャールズ・ダナ・ギブソンが描いた絵に登場する女性が起源となっているヘアスタイルです。結婚式の定番ヘアとしても定評があり、きちんとしたまとめ髪ながらも上品さがあるのが魅力です。
日本ではフォーマルな場で活躍するヘアスタイルですが、海外では簡単にできる時短ヘアとしても人気を集めています。
ギブソンタックの手順はシンプルで、髪全体をひとつにまとめてくるりんぱします。くるりんぱの結び目に毛先を入れ込み、崩れないようにピンで固定したら完成です。
お団子部分の毛の流れに統一感があり、きちんと感を演出できます。トップの毛束を引き出してボリューム感をプラスしたり、顔まわりの後れ毛を残しておいたりとアレンジの幅が広いところも特徴です。
寝ぐせのままでもOK!ねじりポニー
束ねるだけのポニーテールでは物足りないという方は、ひと手間プラスしたねじりポニーがおすすめです。ポニーテールの毛先部分をねじっていくだけで簡単に印象を変えられるでしょう。
スタイリング前の髪は、動きが付いているとおしゃれに決まりやすくなります。全体をコテやアイロンで巻くのも良いですが、寝ぐせをあえて活かすのも良いでしょう。
髪全体をひとつにまとめてポニーテールを作ったら、毛束を2つに分けて、それぞれねじっていきます。このときに、2つとも右方向にねじりましょう。毛先までねじったあとは、左巻きでロープ編みをしていきます。まとめたあとに緩まないようにするため、ねじる方向はとても大切なので覚えておきましょう。最後はゴムで留めて完成です。
トップやねじり部分をゆるくほぐしてボリューム感を出したり、結び目にリボンなどの飾りをプラスすると、より華やかさを演出できるでしょう。
ヘアアクセでさらに可愛い!くるりんぱシニヨン
カジュアルからフォーマルまで、様々なシーンに合うシニヨン。華やかさをプラスしたいけれど、三つ編みや編み込みは難易度が高いと感じている方は、くるりんぱを掛け合わせてみてください。
最初にハーフアップを作り、くるりんぱします。トップやサイドを適度にほぐしたら、下全体をまとめます。毛先からくるっとまとめればで完成できますが、まとめづらい場合は、ロープ編みのようにねじったり便利グッズを活用したりするとよいでしょう。
シニヨンは、ヘアアクセサリーとの相性が良いところも魅力の一つです。バレッタやリボンなど、どのようなデザインでもマッチするため、服装や全体のコーディネートとのバランスを見ながら選んでみてください。結婚式などフォーマルな場では、パールや高級感のある髪飾りを選ぶと、上品さや大人っぽさを演出できます。
【ボブヘア向け】簡単アップヘア3選
髪が短めのボブにおすすめのアップヘアは、以下の3つです。
・ワックスとオイルで!オールバック風ヘア
・3回に分けてまとめる!ポニーテールアレンジ
髪が短いからとアップヘアを諦めていた方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ゴム1本!カチューシャヘア
ボブヘアでアップにまとめるなら、ハーフアップが良いでしょう。ハーフアップした毛先をくるっとまとめてお団子にすれば簡単に可愛いらしい雰囲気が出せます。また、そこへプラスしたいのがカチューシャです。
カチューシャはどのようなデザインを選ぶかで、与える印象に変化をつけられるアイテムです。細めで上品なカチューシャをプラスすれば、きちんと感が生まれます。カジュアル感を出したい場合は、布製のヘアターバンをプラスするなど、様々なパターンを楽しんでみてください。
ワックスとオイルで!オールバック風ヘア
クールで洗練された雰囲気を醸しだすオールバック風ヘアは、ボブヘアのアレンジにぴったりです。
ワックスやオイルを髪に馴染ませながら髪全体を後ろに流すだけなので、どなたでも簡単にセットできます。ゴムもピンも不要で、アレンジが苦手な方も挑戦しやすいでしょう。ワックスならホールド感強めにセットでき、オイルならぬれ髪でこなれ感の演出もできます。
おでこ出しアレンジが好きな方や、クール系のメイクを楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
3回に分けてまとめる!ポニーテールアレンジ
髪が短くてひとつにまとめるのが難しい方に挑戦してもらいたいのが、分けてまとめるポニ―テールです。
まずは、トップの毛をまとめてくるりんぱします。トップの毛をつまんでボリューム感を調節してください。次に、結び目の下の毛束を両サイドから集めてまとめます。余裕があればここでもくるりんぱしましょう。適度にほぐすと上品で可愛らしい雰囲気を出せます。
最後は、下部の髪の毛をまとめます。リボンや髪飾りで結び目を隠せばグッとおしゃれ度が増します。まとめきれないおくれ毛もこなれ感を演出してくれるでしょう。
まとめ
アップヘアは、髪をまとめるだけでおしゃれに見せられる便利なヘアスタイルです。清潔感もありフォーマルな場でも活躍します。アレンジ方法は豊富で、不器用さんでもチャレンジしやすいものもあります。
ひと手間加えるだけでおしゃれ度が増すヘアアレンジは、カジュアルな場からフォーマル場まで、様々なシーンで魅力を引き立ててくれます。束ねるだけで簡単にできるアップヘアで毎日の気分を上げながら、ヘアスタイルやファッションを楽しんでみてください。