年齢や髪型を問わず、おしゃれに敏感な方に人気のイヤリングカラー。気軽にイメチェンできるだけでなく、髪を下ろせばカラーが目立たなくなるのも人気のポイントです。この記事では、イヤリングカラーが初めての方でも取り入れやすい人気の6色や、垢抜けて見えるおしゃれなスタイル、美容院でオーダーする時のポイントなどを解説していきます。
この記事でわかること!
イヤリングカラーとは
イヤリングカラーは、耳周辺に部分的に入れるカラーリング方法です。
もみあげや耳の後ろ、片方だけなど好みに合わせて入れる場所を変えたり、左右で違う色を選んだりできるなど、自由なアレンジが楽しめるのが特徴です。髪を下ろせばカラー部分を目立たなくすることもできるので、様々なシチュエーションに合わせられます。
また、今の髪色より明るい色を選べば、華やかな雰囲気になり垢抜け感が増します。反対に全体の髪より暗い色を入れた場合は、さり気なくおしゃれな大人の雰囲気を演出できるなど、カラーでイメージも変えられます。
インナーカラーとの違い
イヤリングカラーはインナーカラーの中に含まれますが、大きな違いはカラーリングする部分と範囲です。
インナーカラーでは、髪の内側全体を染めます。髪型やカラーリングの範囲・色などにもよりますが、髪を下ろしている時はほとんど目立たないので、学校や仕事の関係で派手な色に染められない方におすすめです。逆にオフの時間はヘアアレンジ次第で楽しむ幅が広がります。
一方でイヤリングカラーは、髪の毛を耳にかけた際にちらりと覗くワンポイントカラーが特徴です。耳の周辺だけしか色を入れないため、多少奇抜なカラーでもインナーカラーほどの派手さが出ることはほとんどありません。また、髪を下ろせば隠すことも可能です。
イヤリングカラーが人気の理由
髪型や年齢を問わず、おしゃれな人たちに人気のイヤリングカラーですが、なぜこんなにも人気なのでしょうか。ここからはその理由について、詳しく解説していきます。
簡単にイメチェン・垢抜けできる
イメチェンをしたいからと言って、髪の色を全体的に変えてしまうのは様々なリスクがあります。場合によっては、色味が思っていたイメージとかけ離れていたり、自分に似合わなかったりことも考えられます。
その点、一部分のみをカラーリングするイヤリングカラーなら、気軽にイメチェンに挑戦できます。また、さり気なく見える色がおしゃれ感を増し、垢抜け感を出せることも、人気の理由だと言えるでしょう。
髪を下ろせばカラーを隠せる
髪を耳にかけるだけで一気におしゃれ度がアップするイヤリングカラーですが、染める部分は基本的に耳周りの内側なので、髪を下ろした状態ではほとんどわかりません。
ライフスタイルやシチュエーションによっては、カラーリングをしたくてもできないことがあります。そんな人にとって、簡単に染めた部分を隠すことができるイヤリングカラーは、まさにぴったりです。
この気軽さも、イヤリングカラーが注目されている理由かもしれません。
イヤリングカラーの自然な隠し方
イヤリングカラーで染めている部分を髪で覆い隠すように下ろせば周囲から気付かれにくいですが、場合によっては髪を下ろせない状況があるかもしれません。どんな状況においても、あらかじめ自然な隠し方を覚えておけば、安心してカラーリングを楽しめるでしょう。
例えば、髪の毛を結びたい時は、染めた部分を束ねてから捻りましょう。染色面積が狭くなるため、目立たなくなります。髪の表面に染めた部分が見えてしまう場合は、ヘアピンやUピンなどのヘアアクセを使い、上から覆い隠すようにするといいでしょう。
ダメージを抑えながら派手なカラーを楽しめる
ブリーチをしなくてもイヤリングカラーはできますが、明るい色を入れたいのであればブリーチは必須です。しかし、髪の内側、それもごく一部にしかブリーチをしないため、髪の毛全体を染めるよりはダメージは少なくて済みます。
髪の毛がダメージを受ける範囲は狭いので、カラーを躊躇している方でも気軽に試せるかもしれません。
イヤリングカラーの人気色
ここからは、人気の高い6色のイヤリングカラーについて詳しく解説していきます。なりたいイメージや普段のコーディネートに合うカラーを参考に、お好みのカラーを見つけてみてください。
ベージュ系
引用:OZmallヘアカタログ『grandage repos 北千住(グランアージュ ルポ キタセンジュ)』
初心者の方でも取り入れやすいのが、ベージュ系カラーです。
特にアッシュベージュは、明るさをプラスしつつ目立ちにくいため、適度な華やかさがあります。またショートヘアからロングヘアまで、髪の長さに関係なく合わせやすいのもおすすめのポイントです。
ベージュ系の中でも特に人気の定番カラーは「ミルクティーカラー」です。ハイトーンカラーではあるものの、柔らかい印象のカラーなので、くすみ系カラーや黒髪、ピンク系まで、幅広い髪のベースカラーにも馴染みます。顔周りを明るく華やかな印象にしたい方にぴったりのカラーです。
ピンク系
引用:OZmallヘアカタログ『g. hair design(グラム ヘア デザイン)』
大人らしい可愛らしさがあり、おしゃれな印象に仕上がるピンク系も人気です。イヤンリングカラーなら主張し過ぎることもありません。
暗めの髪色から明るめのブラウン系やベージュ系のカラーなど、幅広い髪色にも取り入れやすいピンク系の色はチェリーピンクです。女性らしさがありながらも、程よい可愛らしさをプラスしたい方におすすめです。
オレンジ系
引用:OZmallヘアカタログ『agir hair 池袋駅東口店(アジール ヘア イケブクロヒガシグチテン)』
明るく華やかな印象になるオレンジ系のカラーは、ショートヘアやボブヘアなど短めのヘアスタイルと相性がいいと言えます。
特に合わせやすい髪色は、ブラウン系や黒系のダークカラー、ベージュ系などです。日本人の髪質は、髪に含まれるメラニンの影響で赤みやオレンジ色になりやすい傾向にあることがその理由の1つです。
また、オレンジはカラーバリエーションが豊富に出せるため、発色の強いものから少しくすんだ色、アプリコット系カラーまで、ベースの髪色に合わせてアレンジしやすいという特徴があります。さらにオレンジは光に当たると綺麗な透け感が出るので、清潔感がある明るい印象を与えることもできます。
グレージュ系
引用:OZmallヘアカタログ『 egerie(エジェリ)』
グレージュとは、灰色とベージュを合わせた色で、肌なじみがよく、奇抜な印象になりにくいカラーです。大人でも取り入れやすく、クールでおしゃれなイメージがプラスされるのが特徴です。スタイリッシュさを求める方や、かっこいい雰囲気にしたい方、仕事の都合上あまり明るいカラーにできない方などにおすすめです。
相性がいいのはアッシュ系や暗めトーンがベースの髪色です。またショートやボブスタイルだとクールでかっこいい印象に、ミディアムやロングだと女性らしさとクールさがミックスされた垢抜けた印象に仕上がります。
レッド系
引用:OZmallヘアカタログ『キャラ 池袋本店(キャラ イケブクロホンテン)』
レッド系のイヤリングカラーは、かっこよさと可愛らしさの両方を演出できます。色が変化する過程で、違った雰囲気も楽しめます。
中でもおすすめは、柔らかい印象になるレッドブラウンです。艶っぽく大人の印象に見せてくれるだけでなく、髪の傷みが目立ちにくいため、初めてレッド系のカラーに挑戦する方でも、取り入れやすいでしょう。
なお、レッド系はブラウンベースの髪色と馴染みやすく、さりげないポイント使いもできます。ショートやボブのヘアスタイルなら、毛先にのみカラーを入れることで落ち着いた大人のイメージに仕上げられます。
ブルー系
引用:OZmallヘアカタログ『SHEER 新小岩店(シア シンコイワテン)』
クールな印象と透明感のある仕上がりにしたい方は、ブルー系を選ぶといいでしょう。
また、ブルー系は黒髪やアッシュ系のダークなカラーに合いやすく、ショートならかっこいい印象、ミディアムなら可愛らしさ、ロングなら大人っぽく垢抜けた雰囲気になります。
おしゃれ度アップ!イヤリングカラースタイル3選
ここからは、イヤリングカラーを取り入れたスタイルの中でも、特におしゃれ度がアップする3つを紹介します。
・イヤリングカラー×黒髪
・ブリーチなしでのイヤリングカラー
イヤリングカラー×ハイライト
イヤリングカラーとハイライトの両方を取り入れたカラーは、おすすめです。ハイライトは筋状に明るいカラーを入れる施術で、髪に立体感が出ます。イヤリングカラーと相まって、全体的に明るく自然な雰囲気になるでしょう。またイヤリングカラーが奇抜になりすぎないように見せる効果も期待できます。
このスタイルのポイントは、ベースの髪と同系色の明るい色を選ぶことです。一般的にホワイトベージュ系は比較的幅広い髪色とも相性が良く、自然な雰囲気になります。ベースの髪色がダークなブラウン系の場合は、くすみ系のピンクも適度な可愛らしさがプラスされるのでおすすめです。
イヤリングカラー×黒髪
イヤリングカラーと黒髪は相性が良いです。ハイトーンのミルクティーカラーやホワイトベージュ、ブロンドカラーを選べば、顔周りが一気に明るく華やかになり、垢抜け感が増します。
また、全体の髪色と同じようなトーンのダークグレーも、モード感がプラスされた大人っぽい雰囲気になります。黒髪と相性の良いシルバーカラーを細く入れたり、もしくはネイビーカラーでクールなイメージに仕上げたりするのも良いでしょう。
ブリーチなしでのイヤリングカラー
イヤリングカラーはブリーチなしでも色を入れられます。ブリーチなしのイヤリングカラーは、ブリーチありと比べると、軽くグラデーションがかかったようなナチュラルな仕上がりになります。初心者でも気軽に挑戦しやすいと言えるでしょう。
それでも明るい色やはっきりした色を出すことは難しいため、ブリーチが必要かどうかはサロンで相談すると良いでしょう。
イヤリングカラーをオーダーする時のポイント
ここでは、初めてイヤリングカラーをオーダーする時に気を付けたいポイントをまとめました。
・両側に入れるか片側だけかも決めておく
・隠したいか目立たせたいかをはっきりしておく
ブリーチあり・なしの希望をしっかり伝える
ブリーチがあるかないかで、表現できるカラーリングの幅が大きく異なります。特に明るいカラーは、ブリーチをしなければ色が入りづらいと言えます。
ただしブリーチをする場合、髪へのダメージは避けられません。耳周辺のみでも髪へのダメージが気になる人やナチュラルな仕上がりを希望する人は、ブリーチをしたくない旨を担当者にしっかり伝えましょう。
なお、希望する色を入れるためにブリーチが必要な場合があります。そのため、自分の入れたいカラーが決まっている方は、ブリーチに関しても確認するようにしてみてください。
両側に入れるか片側だけかも決めておく
イヤリングカラーは、左右両方に入れるのか、片耳だけにするのかを選べます。
例えば、「普段は片方の耳にだけ髪をかけるので、そちらだけ色を入れたい」「左右で異なるカラーリングにしたい」といった希望も叶えられます。事前に自分の中でメージを明確にしておけば、スムーズに施術ができます。
なお、イヤリングカラーが初めての方は、まず両方の耳周りに同じ色を入れると違和感が少なくなるのでおすすめです。
隠したいか目立たせたいかをはっきりしておく
仕事柄、派手な髪色にできない方は、普段はカラーを入れていることが気付かれないようにしたいと思うかもしれません。本来イヤリングカラーは目立ちにくいカラーリング方法なので、髪を耳にかけなければ知られることはほとんどありません。
しかし、中には、おしゃれとしてイヤリングカラー楽しみたい方もいると思います。担当の美容師にその旨を伝えれば、色をいれる位置や範囲を調整して、目立つようなカラーリングにしてくれます。
いずれにしても、施術の前に希望をはっきり伝えるようにしましょう。
まとめ
イヤリングカラーは、耳周辺の髪の一部分にさりげなくカラーを入れることでおしゃれに見せるカラーリング方法です。手軽にイメチェンができるだけでなく、派手な色を入れたとしても髪を下ろせば染めた部分を隠せるので、柔軟におしゃれを楽しみたい方におすすめです。また希望すればブリーチなしでも施術できるため、髪を傷めたくない方にも向いています。特徴やメリットとデメリットなどを理解した上で、ぜひチャレンジしてみてください。