「イルミナカラー」をご存知ですか?見たり聞いたりする機会は多いものの、実際にイルミナカラーがどんなもので、どんな特徴があるかをきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、「イルミナカラーって何?」という疑問に答えるべく、イルミナカラーのメリットや、色の特徴などについて紹介します。
この記事でわかること!
イルミナカラーとは
イルミナカラーとは、ヘアケアブランドの「WELLA(ウエラ)」が開発したヘアカラー剤の名前です。
ブリーチをしなくても絶妙なカラーを表現できるなど、ダメージを抑えながらムラなく透明感のある仕上がりが期待できます。そのため、髪色にこだわりのあるおしゃれな女性達から人気を集めているだけでなく、多くの美容院にも支持されています。
イルミナカラーのメリットと特徴
イルミナカラーのメリット・特徴は大きく分けて3つあります。
・ブリーチなしでも艶・透明感を表現
・ダメージを抑えられる
・ムラのない綺麗な仕上がり
これらが、イルミナカラーが人気の主な理由です。それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
ブリーチなしでも艶・透明感を表現
硬くて黒々としている日本人の髪で透明感を出すカラーにするためには、ほとんどの場合でブリーチが必要です。
しかし、イルミナカラーを使用すればブリーチなしで艶・透明感を表現できるため、外国人風の髪色を表現できるというメリットがあります。ブリーチをしたくない方、髪を傷めずにカラーをしたい方にとって、イルミナカラーが持つこのメリットはとても大きいと言えます。
ダメージをケアできる
多くのカラー剤は、髪に含まれる金属イオンに過剰反応してしまうため、キューティクルを傷め、髪の手触りや見た目を悪くしてしまいます。
しかしイルミナカラーは、金属イオンとカラー剤の反応を抑えることから、透明感を出しつつも髪の毛は傷ませずにカラーをすることができます。カラーを楽しみながらも、艶感を失わずに手触りの良い髪を維持できるのは、イルミナカラーの特長の1つです。
ムラのない綺麗な仕上がり
髪を染めた際に、過去のカラーが残っている部分の色味が変わってしまったり、毛先と根元の色が違ってしまったりした経験はありませんか?
イルミナカラーはイオンの過剰反応を抑えることで、根元から毛先までムラない染め上げを可能にしてくれます。そのためイルミナカラーは、髪色を変えたい方、ムラなく綺麗に染め上げたい方にとって、ぴったりのカラー剤です。
イルミナカラーは全部で13色
ダメージを抑えながら艶感が出せるイルミナカラー
イルミナカラーは定番と新色を合わせて全部で13色あります。これらの色を絶妙な配合で混ぜ合わせ、様々なカラーを作り出すことが可能です。
定番カラーの「スターダスト」「オーシャン」「オーキッド」は寒色系です。シルバーグレーやアッシュ系、ラベンダー系に染め上げる時におすすめの色です。
赤みを消すには、緑色を含む「フォレスト」や「サファリ」を使用します。「ヌード」は落ち着いたソフトグレージュで、とても人気の高い色です。
「アンバー」は、暖色・寒色どちらでもない絶妙なニュートラルブラウンで、赤みのある「ブロッサム」や「コーラル」、「トワイライト」は、フェミニンな雰囲気を与え、人気が高まっています。
海のような透明感があるアクアグリーンの「マリーン」、アッシュを感じるサンドベージュの「ビーチ」、夕暮れの空のようなミルキーピンクの「サンセット」は、どれもロサンゼルスの自然がテーマになっています。
ルミナスエフェクトを使えばさらに明るく艶やかな髪に
イルミナカラーと一緒に使うことでより透明感や艶をコントロールできるのが、ルミナスエフェクトという製品です。
カラー単品としても使えますが、イルミナカラーに混ぜることでニュアンスを変えることができます。
ルミナスエフェクトは、「ディープシー」「サンライト」「クリスタル」「シャドウ」の4種類あります。
「ディープシー」は赤みを抑え、イルミナカラーならではの艶・透明感をアップさせると共に、綺麗な寒色系カラーに仕上げてくれます。
「サンライト」は、ブリーチなしで髪色のトーンを上げるエフェクト効果があります。赤みやオレンジ色を抑えてくれるので、より透明感のある髪色を表現できます。「クリスタル」はそれ自体に色味はあまりなく、髪に艶や透明感を出します。
「シャドウ」は「クリスタル」とは逆の働きをし、色を濃く見せ、深みを与えてくれます。
髪の透明感や艶を出したいという方は、ぜひルミナスエフェクトも試してみてください。
暗めに仕上げることも可能
イルミナカラーでは、13色をうまく混ぜ合わせることで、深みのある暗めの仕上がりにこともできます。髪色のトーンを抑えながらも、透明感や艶をしっかりと感じる綺麗な髪色に仕上げるという点は変わりません 。
明るめのイルミナカラーは退色がやや早いとされていますが、暗めのカラーは退色するスピードが比較的遅く、色落ちの過程もゆっくり楽しむことができます。生活習慣や髪質にもよりますが、暗い色であれば約1〜1ヶ月半ほど髪色が持続します。
トーンを抑えたイルミナカラーは、髪を明るくできない方だけでなく、カラーを長持ちさせたい方にもおすすめのカラー剤です。
イルミナカラーに関するよくある質問
「イルミナカラーで白髪染めはできる?」「イルミナカラーで黒染めは可能?」などのイルミナカラーに関するよくある質問をまとめました。イルミナカラーを試したい方、カラー剤に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
イルミナカラーで白髪染めはできる?
イルミナカラーは白髪染め用ではありませんが、実は白髪染めにもおすすめのカラー剤だと言えます。
13色あるカラーのうち、白髪染めにおすすめなのは「ヌード」「サファリ」などの暗めのカラーです。 イルミナカラーの特徴である透明感と艶は、白髪のパサついた印象をカバーしてくれます。
イルミナカラーは通常のカラー剤に比べてダメージが少ないため、白髪が気になったら繰り返し染められるのも大きなメリットです。
また、しっかり染まるのが特徴の白髪染めでは髪全体に透明感や艶を得ることは難しいですが、イルミナカラーであれば髪全体に透明感が生まれ、明るい印象を与えることができます。
イルミナカラーで白髪染めを行う際のデメリットとしては、暗めのトーンの色はシリーズ内では色持ちがいいとされていますが、通常の白髪染めと比較すると退色が早いことです。特に白髪が多い方は、頻繁な染め直しが必要になることもあります。
イルミナカラーは黒染めの代わりになる?
結論から言うと、イルミナカラーは黒染めの代わりにはなりません。イルミナカラーは艶と透明感が特徴なカラー剤で、髪を黒くすることには不向きなためです。暗めの色を入れたとしても、光の当たり具合によってはどうしても透け感が残ってしまいがちです。
まとめ
この記事では、近年人気の高いイルミナカラーについて詳しく解説しました。イルミナカラーは、ムラなく透明感・艶を出しながらも、髪を傷めにくいという特徴があります。
ブリーチをせずに髪を明るくしたい方、透明感を出したい方にぴったりのカラー剤です。13色ある色を混ぜ合わせ、絶妙な色を表現できるというメリットもあります。イルミナカラーを使って、ぜひヘアカラーを楽しんでみてください。