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【美容師監修】医療用ウィッグは保険適用にならない!安く購入する4つの方法を紹介

もっと知りたい!女性の髪のこと【お役立ちコラム】

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医療用ウィッグは高額な製品が多いため「購入費を抑えたい」と考える方も多いでしょう。医療用ウィッグは保険適用になりませんが、購入費を抑える方法はいくつかあります。今回は、医療用ウィッグが保険適用にならない理由や安く購入する方法、ウィッグを長持ちさせるケア方法について解説します。
この記事の監修者

étora hair
代表 NAO(カドグチ ナオミツ)

URL:https://etora.net/

◇PROFILE
美容師歴13年。
渋谷にあるヘアサロン『étora hair』代表。
お客様1人1人に寄り添った丁寧なカウンセリング、接客を心がけ、トレンドを押さえたスタイルを提供している。

この記事でわかること!

医療用ウィッグは保険適用にならない

医療用ウィッグは、抗がん剤の副作用や円形脱毛症などで脱毛された方の生活の質を維持するために必須のアイテムです。しかし、現時点では厚生労働省から「医療機器」として認可されていないため、社会保険や国民健康保険などの公的医療保険が適用されません。

ただ、民間の生命保険会社では、抗がん剤治療によって脱毛した場合に医療用ウィッグの購入費用が補償される場合があります。がん保険に加入している場合は、医療用ウィッグを購入する前に問い合わせてみましょう。

医療用ウィッグは医療費控除の対象にもならない

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(または所得総額の5%)を超える場合、確定申告すると税金の負担が軽くなり、税金の一部が還付される制度です。

しかし、医療用ウィッグの着用は「がんの治療には直接関係がない」とされていることから、現時点では医療費控除の対象になっていません

医療用ウィッグを安く購入する4つの方法

医療用ウィッグは公的保険や医療費控除の対象外ではあるものの、購入費をできるだけ抑える方法はあります。ここでは、医療用ウィッグを安く購入する方法を4つ紹介します。

自治体の助成金制度を利用する

抗がん剤治療を受けている方の費用負担を低減するために、一部の自治体では医療用ウィッグの購入費を助成する制度が導入されています。受け取れる助成金は自治体によって異なりますが、およそ1万~3万円ほどに設定されていることが多いです。

助成金を受け取るには「助成金制度を設けている自治体に在住している」「抗がん剤治療を受けている(受けたことがある)」などの条件が設けられています。
助成金の有無や条件については、お住まいの都道府県や市町村に確認してみてください。

この記事では、助成金制度がある自治体一覧をまとめています。

助成金制度がある自治体はこちら

インターネット通販で購入する

インターネット通販はスタッフの人件費や店舗の家賃・光熱費などの運営費が抑えられる分、実店舗に比べて医療用ウィッグを安く購入できることが多いです
インターネットショップによっては試着した後に合わない場合返品できるサービスもあります。
各ショップごとに返品には条件があるため、購入前によく確認しておきましょう。

アフターサービスが充実しているお店を選ぶ

ウィッグを長期間使用すると汚れが蓄積するだけでなく、乾燥による広がりや摩擦による傷みが出てくることがあります。

また、人毛ウィッグは黒色や茶色に染められているため、紫外線やシャンプーなどの使用で徐々に退色してきます。
そのため、購入後のアフターサービスが充実しているお店を選べば、医療用ウィッグを綺麗な状態でキープしやすくなります。一つのウィッグを長く使用すれば何度も買い替える必要がなく、費用を節約できるでしょう。

長く使える良質なウィッグを選ぶ

品質が低い医療用ウィッグは劣化が早く、短期間で毛材が傷んでパサパサしたり、ベース部分のネットが切れたりすることがあります。低価格・低品質のウィッグを選ぶと買い替えの頻度が上がってしまうため、少し高くても良質な医療用ウィッグを長く使う方が、結果的にコスパが高くなります。

おすすめ医療用ウィッグ3選

ここからは、おすすめの医療用ウィッグ3選をご紹介します。

レディーススヴェンソン

レディーススヴェンソンは医療用ウィッグで既製のシンプルウィッグからセミオーダーのウィッグまで幅広く商品を取り揃えています。実店舗もあるため試着したい方、直接てきに相談することもできます。
つむじ部分が「人工皮膚」が付いている商品が多く、フェイスサイドや襟足には吸汗・速乾の素材を使用しています。
化学療法などがん治療による脱毛症状を診断された場合、定価より2割引にてウィッグ購入することができます。

商品名 レディススヴェンソン
ブランド 株式会社スヴェンソン
素材 人毛、人工毛ミックス
タイプ フルウィッグ、セミオーダーウィッグなど
サイズ交換
ドライヤー対応 人毛〇、ミックス毛✕
ヘアアイロン対応 人毛〇、ミックス毛✕
店舗 全国43店舗、オンライン相談可
定価(税込) ショート 49,500円~
ミディアム 62,150円~
ロング 173,800円~
公式サイトはこちら

出典:株式会社スヴェンソン

BRIGHT LELE(ブライトララ)

「BRIGHT LELE(ブライトララ)」は自然で普段使いもできるウィッグの専門店です。
ブライトララの医療用ウィッグには、100%総手植えウィッグや部分手植えなど様々な種類を用意しており、医療用ウィッグのJIS規格と呼ばれている「M.Wig」に認証されています。
平日12時までのご注文なら、即日発送もしてくれます。

商品名 BRIGHT LELE(ブライトララ) 医療用ウィッグ
素材 人毛100%、人毛MIX、人工毛
タイプ フルウィッグ、部分ウィッグ
サイズ交換 商品到着後、7日以内にお問い合わせページまたはメールにて
ドライヤー対応
ヘアアイロン対応 〇(180℃まで)
店舗 提携サロン2店舗(京都のみ)
定価(税込) フルウィッグ 5,980円~
ポイントウィッグ 1,580円~(前髪)
公式サイトはこちら

出典:京越株式会社

PINK AGE(ピンクエイジ)

ピンクエイジのウィッグは、JIS規格 · 医療用ウィッグ審査を通過し「JIS S9623」 認証を獲得、日本毛髪工業協同組合からも「MWIG (メディカルウィッグ)」として認証されており、医療用ウィッグとしても安心して使用可能です。
部分ウィッグからフルウィッグまで、ファッショントレンドを押さえたウィッグを選ぶことができます。

商品名 ピンクエイジ
素材 人工毛、人毛(部分ウィッグ)
タイプ フルウィッグ、部分ウィッグ
サイズ交換 商品到着後、7日以内にメールにて
ドライヤー対応
ヘアアイロン対応
店舗 オンラインのみ
定価(税込) フルウィッグ 6,980円~
ポイントウィッグ 2,980円~(前髪)
公式サイトはこちら

出典:株式会社ピンクエイジ

医療用ウィッグを長持ちさせるためのコツ5つ

医療用ウィッグを綺麗な状態で長持ちさせるためには、日々の適切なお手入れが欠かせません。ここでは、医療用ウィッグの正しいケア方法を5つ紹介します。

毎日のお手入れを欠かさずに行う

医療用ウィッグの使用後は放置せず、毎日のお手入れを欠かさずに行いましょう。ケアを怠るとウィッグに汗や皮脂が残ってしまい、ウィッグの劣化やニオイの発生に繋がります。

ウィッグを外したら、まずは襟足や額の内側部分の毛材を霧吹きで濡らし、ブラシで軽くとかしましょう。
なお、ウィッグを毎日洗うと毛材が傷みやすくなるため、10~20回に1回くらいの頻度でシャンプーすることをおすすめします。
ウィッグを常時使用している場合は、月に2~3回を目安に専用のシャンプーで洗いましょう。

無理なブラッシングを控える

絡まった毛材を無理にブラッシングすると切れ毛や縮れ毛の原因になり、医療用ウィッグが劣化しやすくなってしまいます。ブラッシングは力を入れすぎず、毛の流れに沿って丁寧に行いましょう。
毛を傷めないためには、ウィッグ専用のブラシで毛先から中間へ、中間から根本へと順番に優しくとかすのがポイントです。

また、着用前後にウィッグ専用のオイルを適量使用することで、静電気や摩擦による絡まりを予防できます。
専用のヘアオイルで毛にうるおいを与えれば⽑の乾燥や傷みを防げるだけでなく、指通りが良くなるメリットもあります。

ウィッグを長時間高熱にさらさない

医療用ウィッグは耐熱加工が施されていることが多いものの、長時間高熱にさらすと劣化しやすくなります。
ドライヤーやアイロンの使用ができるウィッグでも、できるだけ短時間の使用に留めましょう。
また、ウィッグを洗う際に高温のお湯を使うと劣化を早めてしまうため、ぬるま湯で洗うことも大切です。

洗浄力の強すぎるシャンプーを使わない

医療用ウィッグを洗う場合は、必ず専用のシャンプーを使いましょう。市販のシャンプーや石鹸は洗浄力が強く、ウィッグが劣化する原因になってしまいます。
専用のシャンプーはウィッグに適した洗浄力で優しく洗えるため、ダメージを抑えながら汚れを落とすことができます。

風通しの良い場所に保管する

ウィッグのお手入れが完了したら専用のスタンドやマネキンに置き、通気性の良い場所に保管しましょう。
湿度の高い場所や直射日光の当たる場所に保管すると変色や傷みの原因になるため、注意が必要です。

医療用ウィッグの助成金制度がある自治体一覧

医療用ウィッグの助成金制度がある、全国の自治体情報です。
制度を利用することを考えている方は、参考にしてみてください。

まとめ

医療用ウィッグは保険適用になりませんが、 自治体の助成金制度やインターネット通販を利用すれば費用を抑えられます。また適切なケアや保管方法を守ることで、綺麗な状態をキープでき、長持ちさせることができます。今回紹介した方法を参考に、コスパ良く医療用ウィッグを使用しましょう。