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【医師監修】植毛はやめた方がいい?植毛のメリット・デメリットや女性の薄毛治療におすすめのクリニックを紹介

人には言えない・・・女性のためのお悩みコラム【FAGA・薄毛・抜け毛】

  • ・当記事は記事作成時点での情報を基に掲載しております。最新情報は各機関公式サイトにてご確認ください。
  • ・掲載のクリニックや施術については、編集部による独自調査にて推薦しており、効果・効能を保証するものではありません。
  • ・掲載の施術や治療については、自由診療(保険診療適用外)となります。
  • ・監修者は、医学的根拠や専門知識に基づいて当記事を監修しており、クリニックや商品の選定は行っておりません。
植毛には「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類があります。人工毛植毛は感染症リスクが高いなどのデメリットがあるため、一般的には自毛植毛が多い傾向です。自毛植毛の費用や定着率などはクリニックよって異なるため、複数のクリニックを比較検討することが大切です。こちらの記事では植毛の種類やメリット、費用、女性の植毛について解説します。
この記事の監修者

六本木スキンクリニック
院長 鈴木稚子

URL:https://roppongi-skin.com/

■診療科:美容皮膚科

■資格・所属学会
・医学博士
・日本皮膚科学会 正会員
・日本抗加齢 医学会
・日本赤十字医療センター登録医
・日本医師会スポーツ認定医
・日本温泉気候物理医学会 温泉療法医
・日本旅行医学会認定医
・日本アンチエイジング外科 美容再生研究会登録医

■ご経歴
1994年東京慈恵会医科大学医学部卒業 同大学皮膚科学教室
国立大蔵病院皮膚科 臨床研究部を経て
2017年9月23日六本木スキンクリニックを開院
2000年 用賀ヒルサイドクリニックを開院
ニキビ痕の凹み(ニキビ痕のクレーター)の治療薬づくりを行う。

健康保険などの公的医療保険は、病気や怪我の治療に適用されます。薄毛治療は、美容目的の診療とみなされるため、治療費は全額自己負担となります。
参考:国税庁「医療費を支払ったとき」より


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女性の薄毛治療におすすめのクリニックを一覧でまとめた記事はこちら!
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植毛とは?自毛植毛と人工毛植毛の違い

植毛とは薄毛治療の一つで、毛を頭皮に植え付ける施術です。外科的処置を行って髪の毛が薄くなっている部分をカバーし、薄毛を目立たないようにすることができます。

植毛には自毛植毛、人工毛植毛の2種類があります。

自毛植毛は、自分の頭部から髪の毛を採取して薄毛部分に移植する方法で、人工毛植毛は人工の毛を薄毛部分に植え付ける方法です。ここからは、それぞれの植毛方法について説明します。

自毛植毛の仕組みと特徴

自毛植毛は、自分自身の髪の毛を毛根(グラフト)ごと採取し、髪を生やしたい箇所へ移植する治療法です。症状によって異なりますが、薄毛の影響を受けていない後頭部などの箇所から髪の毛を採取します。

毛根や頭皮組織など、髪の毛を生成する細胞も併せて移植されるため、定着すると移植した箇所で成長します。自然に生えている毛と同じように生え変わるため、正常なヘアサイクルで毛が抜けた場合はメンテナンスをする必要はありません。

自毛植毛のは細心の注意が必要なため、定着率は手術を担う医師の技術に左右されることがあります。そのため、自毛植毛を受ける場合は慎重にクリニックを選ぶことが大切です。

人工毛植毛の仕組みと特徴

人工毛植毛とは、人工の髪の毛を薄毛部分に移植する治療方法です。人工毛の素材はナイロンやポリエステルで、ツヤがあり本物の髪の毛に近い見た目をしています。

人工毛植毛の特徴は、希望のヘアスタイルを目指しやすいことです。自分自身の毛ではないため、移植する本数に限りがなく、髪の毛の長さも自由に調整することができます。

しかし、体の免疫機能によって人工毛は異物とみなされ、時間が経つと徐々に抜けていきます。一度抜けると生えてくることはありませんので、定期的なメンテナンスが必要な方法です。

体に拒絶反応が出にくい素材を使用していますが、自毛植毛と比べて拒絶反応を起こしやすいため、注意しなければなりません。

自毛植毛の4種類の施術方法

自毛植毛には様々な施術方法があります。以下の表では、主要な4つ施術方法とそれぞれの違いをまとめています。

 

FUT法

FUE法

ニードル法

ARTAS植毛

採取方法

メスで皮膚を
切開して採取

パンチで皮膚に
穴を開けて採取

植毛針で皮膚に
穴を開けて採取

ロボット内蔵のニードルで皮膚に穴を開けて採取

メリット

・正着率が高い
・無駄になるドナーが少ない

・傷口が小さく痛みが少ない
・術後の回復が早い

・仕上がりが自然
・傷跡が目立ちにくい

・傷跡が小さい
・人為的ミスが少ない

デメリット

・傷口が大きく術後の回復が遅い
・痛みを伴いやすい

・手術に時間がかかる
・毛根が傷付きやすくドナーを無駄にしやすい

・広範囲の薄毛の施術は難しい
・手術費用が高い

・手術費用が高い
・導入しているクリニックが少ない

植毛は髪の毛を移植する場所によって範囲・穴の向き・角度が異なるため、医師の技術によって仕上がりや定着率が変化します。自毛植毛を受ける際は、どの施術方法を受けるか選択すると同時に、どこのクリニックを利用するのかも十分検討することが大切です。

ここからは、それぞれの施術方法について紹介します。

FUT法

FUT法とは、メスを使用してドナーを採取する施術方法です。頭皮ごと毛根を採取し、「毛包」と呼ばれる毛根を包んでいる皮膚組織ごとに株分けして移植します。

毛根を傷付けにくいため、他の施術方法と比べると定着率が高いことが特徴です。広い面積に移植できるため、薄毛の範囲が広い方への治療に適しています。

しかし、メスを使う施術であることから縫合する必要があり、傷口が癒えるまでに時間がかかることがデメリットです。また、麻酔が切れると施術部位に痛みを感じることがあります。

FUE法

FUE法とは、「パンチ」と呼ばれる機械を使用して髪の毛を採取し、移植先に穴を開けて移植する施術方法です。頭皮に開けた穴は時間が経つと自然に閉じていき、やがて髪の毛で隠れて傷跡が癒えます

メスを使用しないため縫合をする必要がなく、負担が小さい上に傷口も小さいのが特徴です。しかし、毛根を一つ一つ採取する必要があるため、手術の時間が長く費用も高額になりやすいという欠点があります。

ニードル法

ニードル法とは「植毛針」という特殊な針を複数使用して、穴開けと植え込みを同時に行う施術方法です。「単一植毛」「CHOI式植毛」などと呼ばれることもあります。

他の移植方法の場合は2〜3本の髪の毛を1株(グラフト)として採取しますが、ニードル法は髪の毛1本ずつを1株として移植します。1本ずつ植え込むため、傷跡が目立ちにくく自然な仕上がりになることが特徴です。

ニードル法は株分けする際に余分な組織を取り除く必要があり、株分けに時間がかかります植毛を定着させるために、採取から移植までの時間を短くする必要があります。そのためニードル法は広範囲の対応には適しておらず、施術を行うスタッフが多い分、費用も高額になりやすいという特徴があります。

ARTAS植毛

ARTAS植毛とは、ロボットテクノロジーを用いた植毛施術です。

毛根を採取したい部分を4つのカメラで撮影して、医師が髪の毛の向き・角度・密度などを確認します。ARTASに内蔵されたインナーニードルによって穴を開けて毛根を採取し、手作業で移植します。

毛根を傷付けるリスクが小さく、移植後の定着率が高いことに加え施術時間も短く済み、人為的なミスが少ないというメリットがあります

ARTAS植毛を導入しているクリニックは少なく、手術費用が高額になりやすい点がデメリットです。

自毛植毛のメリット

自毛植毛には主に3つのメリットがあります。

・拒絶反応が起こりにくい
・毛が成長するので10年後も維持しやすい
・仕上がりが自然

それぞれの詳細について解説します。

拒絶反応が起こりにくい

自毛植毛で移植するドナーは自分の髪の毛であるため、拒絶反応が起きにくく生着しやすいです。生着した後は他の髪の毛と同じく、パーマやカラーをはじめとした様々なヘアスタイルを楽しむことができます。

毛が成長するので10年後も維持しやすい

移植した場所に髪の毛が定着すれば、自然な毛と同じように成長し生え続けます。そのため、人によっては10年後も術後の状態を維持できる場合があります

人工毛植毛は時間とともに毛が抜けるため、年に1〜2回のメンテナンスが必要ですが、自毛植毛は髪の毛が生えかわるため定期的なメンテナンスが必要ありません。

しかし、移植した髪の毛は自然に生えている毛と同じため、頭皮環境の変化やホルモンの影響などで生えなくなることがあります。術後の状態を長く保つためには、健康的な頭皮環境を維持し続けることが大切です。

仕上がりが自然

自毛植毛は仕上がりが自然なこともメリットの一つです。ナイロンやポリエステルで作られた人工の髪の毛とは異なり、自分の毛なので髪の色や質感、ボリュームも自然に馴染みます。

自毛植毛は馴染むまでに時間がかかるため、術後すぐに効果を感じにくいですが、髪の毛が伸びれば違和感のない見た目になります。

自毛植毛のデメリット

自毛植毛のデメリットは主に次の3つです。

・効果を感じるまでに時間がかかる
・傷跡が残る可能性がある
・費用が高額になりやすい

効果を感じるまでに時間がかかる

自毛植毛は毛根を植え込むため、手術直後は移植した髪の毛が短く見えます。一時的に移植した毛が抜けることもあり、成長して生えそろうまでに8〜10ヶ月ほどかかります。

傷跡が残る可能性がある

人工毛植毛とは違って自分の毛根を採取する必要があるため、点状または線状の傷跡が残る可能性もあります。髪の毛で傷跡を覆い隠すこともできますが、大きなデメリットであると言えるでしょう。

費用が高額になりやすい

自毛植毛は、先述した通り手間のかかる施術となります。毛根を採取してから植え込むまでの速さ・採取・植毛時の正確さなどは医師の技術力が求められるため、費用が高くなる要因です。

人工毛植毛はやめた方がいい?

人工毛植毛のメリット・デメリットは次の通りです。

メリット

希望のヘアスタイルを自由に目指せる

デメリット

・時間が経つと徐々に抜け落ちる

・1年に1〜2回のメンテナンスが必要になる

・メンテナンスを繰り返すとコストがかさむ

・感染症を引き起こすリスクがある

人工毛植毛のメリット

自毛植毛は髪の毛が生え揃うまでに時間がかかりますが、人工毛植毛は髪が生えるのを待つ必要がないため、術後から見た目の変化を感じられるという大きなメリットがあります
また人工毛は色や太さなどを自由に選べるため、希望に合わせたヘアスタイルをカスタマイズすることが可能です。
人工毛植毛は自毛植毛に比べ安価であることが多く、予算が限られている方にも適しています。

人工毛植毛のデメリット

人体には免疫機能が備わっており、移植した髪の毛を異物と判断して、体から排出しようとする働きがあります。このため、人工毛を移植しても時間が経つと徐々に抜けていきます。

人工毛植毛は1年で6割以上の毛が抜けると言われており、1年に1〜2回ほどのメンテナンスが必要です。メンテナンスを繰り返すと費用がかさむため、最終的に高額になる可能性があります。また、日本皮膚科学会が発表した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」においても、人工毛植毛の評価は「D(行うべきではない)」としています。

参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版

植毛にかかる費用はいくら?40〜80万円が目安

自毛植毛の場合、約1,000本の移植で40〜80万円が目安となります。株数(グラフト数)は、400株が髪の毛1,000本程度です。

植毛にかかる費用は、施術方法や薄毛の状態によっても異なります。例えばFUT法やFUE法と比べて、より自然な見た目を目指せるニードル法は費用が高い傾向にあります。

また、薄毛の範囲が広ければ広いほど、移植する髪の毛の本数も多くなるためその分費用も高額です。植毛にかかる費用は自由診療となり、クリニックによって費用設定も異なるため目安として参考にしてみてください。

女性は施術費用を抑えやすい

女性は、男性と比較すると植毛の施術費用を抑えやすい傾向にあります。男性の薄毛は主に「AGA」と呼ばれる脱毛症により、前頭部や頭頂部などで部分的に大きく髪の毛が抜けます。一方、女性の場合は頭部全体的にまばらに髪の毛が薄くなる傾向にあり、まばらに感じる箇所さえカバーすれば良いため、植毛が必要な株数が男性よりも少ないケースが多く、男性の植毛治療よりも費用負担を小さくできる場合もあります。

女性でも植毛は受けられる?

一般的に、植毛と言うと男性向けの治療というイメージがあるかもしれません。しかし、女性でも植毛を受けることができ、植毛は女性の薄毛治療に適している方法でもあります。

特に自毛植毛は術後の仕上がりが自然なため、植毛した毛が目立ちません。そのため、ファッションや流行に合わせて自然の毛と同じように幅広いヘアスタイルを楽しみたい方におすすめの施術方法です。

以下では、女性の薄毛について簡単にまとめています。ご自身の状況と照らし合わせ、植毛が向いているかどうか確認してみてください。

女性の薄毛の特徴

女性の薄毛には、主に次の4つのタイプが考えられます。

・びまん性脱毛症
・牽引性脱毛症
・脂漏性脱毛症
・ケガの傷跡による薄毛

びまん性脱毛症とは、女性ホルモンの乱れや頭皮への負担など、様々な要因で引き起こされる脱毛症です。頭部の髪の毛が全体的に薄くなってしまうことが特徴で、女性の薄毛はびまん性脱毛症のタイプが多いとされています。局地的に毛が薄くなるケースは少ないため、まばらな部分のみを植毛することでカバーできます。

牽引性脱毛症とは、髪の毛が引っ張られる髪型を習慣的に行うことで、髪の毛が抜ける脱毛症です。髪を引っ張るヘアスタイルをやめる、定期的に下ろすスタイルにするなど髪を休ませることで治まるため、植毛の必要はありません。

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎によって頭皮環境が悪化し、抜け毛が増えてしまう脱毛症です。こちらも頭皮環境が改善すれば抜け毛が収まるため、植毛する必要はありません。

ケガや火傷などの傷跡は、毛根の組織が壊されてしまったことで髪の毛が生えなくなる可能性があります。毛根の損傷により生えなくなってしまった箇所に対しては、植毛が有用です

脱毛症は、多くの場合、時間をかけて治療をすることで改善します。中には、治療が完了するまでに数年かかる人もいます。一方で、全ての髪の毛が抜けてしまうような悪性脱毛症だった場合は、自毛植毛はできません。

女性が薄毛になる原因

自毛植毛が定着すれば長い期間生え変わりますが、頭皮環境が良くないと植毛した毛が生えなくなってしまう可能性もあります。植毛は希望の箇所に毛を生やすことができますが、薄毛の原因そのものを治療することはできません。そのため、薄毛が進行すると再度植毛が必要になることもあります。

ここからは、女性の薄毛の原因として考えられるものを紹介します。植毛を検討している方は確認してみてください。

・加齢
・ストレス
・睡眠不足
・喫煙
・間違った頭皮ケア
・遺伝
・出産・妊娠

先述したように、びまん性脱毛症を引き起こす原因は、加齢によるホルモンバランスの変化やストレスなどです。他にも、睡眠不足や喫煙など生活習慣の乱れも影響すると考えられます。

また、シャンプー時に強く力を入れるなど誤った頭皮ケアを行うと、頭皮がダメージを受けて薄毛に繋がる可能性もあります。日頃から正しいケアを続け、健康的な生活を送るようにしましょう。

植毛以外の薄毛治療法

薄毛治療には様々な方法があります。植毛は少なからずリスクがあるため、他の治療方法を試した後に最終手段として用いられるケースが多くあります。適切な治療を受けるために、植毛以外の治療方法も知っておくと良いでしょう。

クリニックによって対応している治療法は異なりますが、植毛以外の主な治療法は次の2種類です。

・投薬治療
・注入治療

ここからは、2種類の薄毛治療について紹介します。

【治療の副作用・リスク】個人差や体質により、下記事項が発生する可能性もありますのでご注意ください。

治療名 副作用・リスク
パントガール 重篤な副作用は無し(ごく稀に頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけなど)
ルグゼバイブ 重篤な副作用は無し(ごく稀にイライラ・動悸・不眠・神経過敏・胃腸障害・アレルギー症状など)
スピロノラクトン アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、動悸・息切れ、多毛症、むくみ、発熱、頭痛、乳房痛・腫れ、倦怠感、食欲不振
フィナステリド アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、赤ら顔、倦怠感、食欲不振
デュタステリド 乳房痛・腫れ、倦怠感、食欲不振
ミノキシジル(内服薬) 初期脱毛、動悸・息切れ、赤ら顔、多毛症、むくみ、立ちくらみ・めまい
ミノキシジル(外用薬) 初期脱毛、アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、むくみ、立ちくらみ・めまい、発熱、頭痛
メソセラピー アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の痛み・腫れ・赤み
エクソソーム アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の痛み ※稀にアナフィラキシー反応があ
植毛
初期脱毛、アレルギー反応(かゆみ・蕁麻疹等)、施術箇所の腫れ・赤み ※自毛植毛の場合、傷口からの出血やショックロス、吐き気・嘔吐

 

投薬治療

治療薬を使った薄毛治療が一般的です。女性向けの薄毛治療薬には以下のものがあります。

・パントガール
・ミノキシジル外用薬

パントガールとは、女性の薄毛・抜け毛の改善を目的とした内服薬です。アミノ酸やタンパク質、ビタミンなどが主成分で、医薬品よりもサプリメントに近いため副作用のリスクが小さいことが特徴です

ミノキシジル外用薬は、直接頭皮に塗るタイプの治療薬です。ミノキシジルは発毛成分として認められており、頭皮の血流を良くして発毛を目指します。

クリニックによってはその他の種類の治療薬を処方しているところもあります。

注入治療

投薬治療だけで薄毛の改善がみられない場合、注入治療を並行して行うこともあります。注入治療とは、育毛・発毛成分を頭皮へ直接注入する治療法です。メソセラピーと呼ばれ、注射器を使って薄毛が気になる箇所に薬剤を注入します。

注入治療に使用する薬剤はクリニックによって異なりますが、ミノキシジルや成長因子、銅ペプチドなどを配合した薬剤を使用します。

メソセラピーは、頭皮に注射器で成分を注入します。予防接種のようなものとは異なり、数回に渡って0.5センチ間隔で細かく打っていきます。頭皮の状態が良くなる成分や毛根を健全に保つ成分、髪の毛に良い影響を与えるペプチドなど様々な製剤を直接入れていきます

内服薬や外用薬と併用して治療するケースもあり、3~6ヶ月程度で効果を感じられる人が多いようです。投薬による治療に比べて費用は高額となり、相場は月に2~9万円程度です。

植毛に失敗・後悔しない方法は?クリニック選びが大切

植毛で失敗・後悔しないためには、クリニック選びが大切です。医師の技術によって左右される要素が多く、クリニックごとに採用している施術方法も異なります。自毛植毛には様々な施術方法があり、どの施術を受けるかによって仕上がりや費用感も違います。

そのため医師の実績や経験、施術方法を中心に複数のクリニックを比較検討することが大切です。事前にカウンセリングを受けて、対応が丁寧かどうかも確認してください。

植毛が受けられる女性向けのおすすめクリニック2選

植毛が受けられる女性におすすめのクリニックの特徴やポイントについて紹介します。
FAGAの治療のながれを以下に記載します。

FAGAの基本治療フロー

STEP1

カウンセリング

STEP2

問診票の記入

STEP3

医師による診察

STEP4

治療方針の決定

STEP5

治療スタート

STEP6

定期的な通院や
オンライン検診

※クリニックによりカウンセリング当日にすぐに治療を開始できる場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。



AGAスキンクリニックレディース

AGAスキンクリニックレディースは、男性向け薄毛治療クリニック「AGAスキンクリニック」の女性専門の医療機関です全国に64院(2023年6月現在)展開しており、中には女性専門の医院もあるので異性の目を気にせず治療に通うことができます

特徴とおすすめポイント

AGAスキンクリニックレディースの主な特徴・おすすめポイントは次の3つです。

  • 250万人以上の相談実績
  • メスを使用しないオリジナルの植毛
  • カウンセリング・相談無料

AGAスキンクリニックレディースは相談件数が250万人以上を超えています。土日祝も夜22時まで診療を行っているので、気軽に相談しやすく通いやすいことが特徴です。

幅広い薄毛治療に対応しており、植毛はメスを使用しないオリジナルの施術方法「ヘアストロング植毛」を採用しています。ヘアストロング植毛は、メスを使用しないFUE植毛を発展させた方法で、非常に細いパンチを使用します。傷跡が目立ちにくく、自然な仕上がりを目指せます。

また、AGAスキンクリニックレディースはオンライン診療に対応している他、カウンセリングが無料で受けられます。植毛を受けたいと考えている方は、一度AGAスキンクリニックレディースへ相談してみてください。

クリニック情報

店舗名 AGAスキンクリニック銀座レディース院
診療時間 10:00~14:30/15:30~22:00(年中無休)
診療科目 FAGA
院数 全国64院(2023年6月)
平均費用(税込) 基本料金+100グラフト:326,700円
(1グラフトあたり1,067円)
その他の治療方法 内服/外用薬、ヘアアートメイク
予約方法 完全予約制
オンライン診療 対応可能
問い合わせ先 TEL:0120-820-417
アクセス 〒104-0061
東京都中央区銀座5-9-11 銀座ファゼンダビル3F
東京メトロ銀座駅A3出口、東銀座駅A1出口より各徒歩2分

\お得なプランも掲載中!/
公式サイトで詳細を見る

出典:AGAスキンクリニック銀座レディース院

 

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは全国に展開しており、さらに薄毛治療の専門クリニックを全国に8箇所展開しています。
加齢や産後の抜け毛など原因となった背景や生活スタイルをヒアリングして、一人ひとりに合った治療を提案してくれます。湘南美容クリニックの自毛植毛は、熟練医師がパンチで株を採取しスピーディーに植えていく「スマートFUE植毛」、髪の毛を剃らずに行える「ノンシェーブン植毛」、カウンセリングと診療をオンラインで事前に済ませることもできます。
投薬治療・メソセラピー・手術など、症状やご希望に合わせた治療法を相談しながら決めることができます。

特徴とおすすめポイント

湘南美容クリニックの主な特徴・おすすめポイントは次の3つです。

  • 来院は植毛手術当日1回だけの「1day植毛」
  • 診察、カウンセリングを予めオンライン診療が可能

クリニック情報

店舗名 湘南AGAクリニック新宿本院
診療時間 10:00~21:00(年中無休)
診療科目 FAGA
院数 全国8院(2023年10月)
平均費用(税込) 500グラフト:360,000 スマートFUE法
(1グラフトあたり720円)
その他の治療方法 内服/外用薬、クイックメソ、ジェットメソ、育毛美髪点滴など
予約方法 完全予約制
オンライン診療 対応可能
問い合わせ先 TEL:0120-548-911
アクセス

〒 163-1307
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
東京メトロ丸の内線西新宿駅直結

\その他のプランも掲載中!/
公式サイトで詳細を見る

出典:湘南AGAクリニック新宿本院


 

植毛に関するよくある質問

ここからは、植毛に関するよくある質問に回答します。

Q.植毛・育毛・発毛・増毛の違いは何ですか?

植毛・育毛・発毛・増毛の意味の違いは、次の通りです。

植毛:髪の毛を頭皮に植え込む
育毛:今ある毛を育てる
発毛:新たに髪の毛を生やす
増毛:人工的に髪の毛を増やす

育毛は、生えている髪の毛を健やかに育てることを指します。例えば「育毛剤」は保湿ケアや血行促進で頭皮環境を整え、髪の毛の健康を維持します。

発毛は、新たに髪の毛を生やすことです。投薬治療などで髪の毛が成長する細胞へ働きかけることで発毛を目指します。

増毛は、人工的に髪の毛を増やすことです。例えば、生えている髪の毛に人毛や人工毛を結びつける「結毛式」や、髪の毛が生えたシートを頭皮に貼り付ける「接着式」などがあります。増毛は医療行為に該当せず、薄毛の根本的な改善にはなりません。

増毛とは違い植毛は、髪の毛を頭皮に直接植え込むため、医療行為となります。毛を増やすことで薄毛を改善することができます。

Q.植毛の施術は痛いですか?

自毛植毛による痛みの感じ方には個人差がありますが、手術中は痛みを和らげる目的で麻酔を使用することがほとんどです。麻酔の注射針による痛みはあります。術後は麻酔が切れて痛みを感じる場合もありますが、強い痛みを感じにくい場合がほとんどです。

クリニックによっては痛み止めを処方していることがあるため、痛みを感じた場合や痛みが不安な場合は、事前に担当医師に相談しておくと良いでしょう。

Q.植毛後の見た目が気持ち悪いって本当ですか?

インターネットなどで植毛後の状態を見たことがある人の中には、見た目に違和感を覚えた方もいるかもしれません。術後の仕上がりは施術を受ける前の頭皮環境や移植本数、受検者の体質、医師の技術などによって左右されます。希望の見た目どおりになるよう、出来るだけ植毛の経験が豊富なクリニックを選ぶことが大切です。

担当医師とコミュニケーションを取り、デザインをすり合わせることや、事前に植毛の副作用やリスクを把握したりするようにすると良いでしょう。

まとめ

植毛には、「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類があります。人工毛植毛は短時間で見た目を変えることができますが、感染症リスクが高いなどのデメリットが多いため一般的には自毛植毛が推奨されています

自毛植毛にはさまざまな施術方法があり、それぞれ副作用リスクや定着率、費用に違いがあります。自毛植毛を受ける場合は複数のクリニックを比較検討することが大切です。