「頭皮マッサージで小顔を目指せるなら、試してみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では頭皮マッサージによる小顔効果や簡単にできるマッサージ方法、注意点を解説します。自分でたるみをケアする方法も紹介しますので、小顔を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること!
頭皮マッサージには小顔効果がある?
頭皮と顔は一枚の皮で繋がっていますが、医学的に「頭皮マッサージで小顔効果が得られる」と証明されているわけではありません。実際、頭皮は頭蓋骨にしっかり固定されているため、顔の皮膚のように動きにくくなっています。「頭皮が1mmたるむと、顔も1cmたるむ」と言われることもありますが、根拠ははっきりしていません。
しかし、頭皮マッサージによってむくみが改善し、フェイスラインが一時的にスッキリすることはあります。
血行促進によりむくみが低減
頭皮マッサージで脂肪や筋肉、骨格は変化しませんが、マッサージによって頭を覆っている筋肉をほぐすことで、血流とリンパの流れの改善が期待できます。そのため、溜まっていた老廃物が排出されて顔のむくみが改善し、フェイスラインが一時的に引き締まることがあります。
小顔を目指す頭皮マッサージのやり方
ここでは、むくみやコリを改善して小顔を目指す頭皮マッサージのやり方を紹介します。
基本のマッサージ方法
まずは、いつでもどこでも簡単にできる基本のマッサージ方法を紹介します。仕事の休憩時間やシャンプー時、ドライヤー前などの好きなタイミングで取り入れてみましょう。
基本の頭皮マッサージ方法
2.おでこの中央からこめかみに向かって横方向にさする
3.両手の指先で、頭全体を前から後ろに向かってさする
4.握りこぶしを作って左右の耳の上に当て、前後にさする
5.両手を開いて頭を掴むように当て、指の腹で頭全体を押す
6.最後に、指先で頭全体を弾くように叩いて完了
指先で頭皮を押さえることで適度に力が加わり、血行改善が期待できます。しかし、やりすぎると頭皮に負担がかかる可能性があるため、1日1回3〜4分以内に収めることをおすすめします。
オイルを使った頭皮マッサージ
シャンプー前にオイルを使って頭皮マッサージすることで、シャンプーで落としきれない余分な皮脂が落ちやすくなり、頭皮の炎症やフケ、ニオイなどの予防につながります。
オイルを使った頭皮マッサージ方法
2.親指を耳の後のくぼみ、4本の指を耳上の側頭部に当て、頭皮を優しく持ち上げるように5秒間押す
3.同じように、頭頂部に向かって3回に分けて頭皮を押す
4.両手を後頭部に当て、頭頂部に向かって3回に分けて頭皮を押す
5.親指で耳上の付け根を押し、耳の側面から耳たぶの下まで押し流す
6.後頭部の左右下にあるくぼみと内側、くぼみから耳側に指1本移動した位置のくぼみを中心に寄せるように両手で押す
7.手の平の付け根の腹を使い、こめかみから頭頂部を3回に分けてゆっくり押し上げる
8.耳の裏に握りこぶしを当て、首から鎖骨へゆっくり動かして押し流す(3回)
上記のマッサージの後は、2回シャンプーしましょう。1回目はしっかり泡立てて汚れを落とし、2回目は指の腹で頭皮をマッサージするように洗うのがコツです。
使用するオイルは、皮脂になじむ「天然のホホバオイル」や「頭皮用クレンジングオイル」などがおすすめです。頭皮へのダメージを小さくするため、香料や着色料などの添加物が入っていないオイルを選びましょう。
顔にも使える頭皮マッサージ器の活用方法
頭皮用・顔用のアタッチメントを付け替えることで両方のマッサージができるマッサージ器を活用すれば、より効率的にむくみやコリを改善できます。
防水タイプのマッサージ器なら、お風呂の中で頭皮や顔のケアが一度に完結して時短につながります。使用後はヘッド部分を水洗いし、常に清潔な状態で使用するようにしてください。
しないほうがいい?頭皮マッサージの注意点
ここでは、頭皮への負担を抑えながらマッサージの効果を最大限に発揮させる方法を解説します。
マッサージする前に爪を切る
爪が伸びた状態でマッサージすると角質が剥がれ、頭皮を傷付けるおそれがあります。頭皮に傷が付くと雑菌が侵入して炎症を起こすこともあるため、必ず爪を切ってからマッサージをしましょう。爪を立てず、指の腹を使ってマッサージすることも大切なポイントです。
力を入れすぎない
強い力で頭皮をこすると、摩擦によって皮膚が傷ついて炎症やニキビができる原因になります。力加減は「気持ちいい」と感じる範囲に留めましょう。
継続して行う
頭皮マッサージは毎日続けることが大切です。じっくり時間をかけてマッサージするよりも、1日3分でも継続した方が変化を体感しやすいでしょう。
「シャンプーの時」「寝る前」など、マッサージをするタイミングを決めて習慣化することがおすすめです。
生活習慣が重要!たるみをケアする方法
顔のたるみをケアするためには、毎日の生活習慣を整えることも大切です。ここでは、日常生活で簡単にできる「たるみケア」の方法を紹介します。
紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びると肌のハリや潤いを保つ「コラーゲン」や「エラスチン」にダメージが加わり、たるみの原因につながります。紫外線は1年中降り注いでいるため、夏だけでなく通年での対策が必要です。日焼け止めクリームや日傘、帽子、サングラスなどでしっかり肌を保護しましょう。
丁寧なスキンケアで保湿
乾燥はたるみを引き起こす大きな原因になるため、日頃のスキンケアでは保湿を徹底しましょう。クレンジングや洗顔は肌をこすらずに手でそっと汚れになじませ、ぬるま湯で優しくすすぐのがポイントです。洗顔後はなるべく早めに化粧水をつけ、乳液やクリームなどを重ねて乾燥を防ぎましょう。
朝晩の洗顔後だけでなく、昼間でも乾燥が気になったときに保湿すると効果的です。メイクの上から、乳液やクリームを優しく押さえるように塗ると潤いをキープできます。
姿勢を正して血行促進
スマホやパソコンを長時間使用すると猫背になりやすく、 血液やリンパの流れが悪くなりがちです。コリやたるみを予防するためにも、意識して姿勢を正しましょう。
スマホやパソコンと自分の目線が水平になるように位置を調整すれば、血流が改善しやすくなります。作業の合間に顔の筋肉を動かしたり、体のストレッチを取り入れたりするのも効果的です。
まとめ
頭皮マッサージは直接小顔効果が得られるわけではありませんが、継続すればむくみやコリが改善し、フェイスラインが一時的にスッキリすることもあります。1日3〜4分でかまいませんので、毎日の習慣に取り入れるようにしてみると良いでしょう。