インナーカラーをやってみたいと思ったとき、セルフでできたらな…と考えたことはありませんか?
実は、インナーカラーはセルフでもできるカラーリングの1つです。この記事では、セルフでインナーカラーを染めるための準備と手順を、ブリーチの有無でそれぞれ解説しています。セルフカラーにおすすめのカラー剤5選も合わせてご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
この記事でわかること!
インナーカラーをセルフで染めたい!【準備編】
インナーカラーをセルフで染めるために必要なものと、作業をいつ始めるべきかを確認しましょう。
用意するもの
セルフでインナーカラーをする場合、以下のアイテムを揃えておく必要があります。
・トリートメント(コンディショナー)
・ゴム手袋
・マドラー
・ヘアクリップ
・ヴァセリンなどのクリーム
さらに、ブリーチオンカラーを予定している場合はブリーチ剤も用意しておきましょう。
ゴム手袋はカラー剤に付属していることもありますが、ないものもあるのできちんとチェックしておくと良いでしょう。カップ、ゴム手袋、マドラー、ヘアクリップは100円ショップで購入できるので、足りないものがあれば購入しておくことをおすすめします。
また、ヘアクリップは美容院やヘアサロンで見るような大きめのものを用意すると良いでしょう。染めない部分の髪を留めるために使うので、複数用意するのがおすすめです。
タイミング
セルフカラーをするのは、お風呂に入る前がおすすめです。
カラー剤を落とすために髪を洗う必要があるため、基本的には服を脱ぐことになるでしょう。お風呂に入る前にカラーリングすれば、カラー剤を落とすのとお風呂に入るのを同時に済ませられるので手間を省けます。手や首にカラー剤がついてしまっても、そのままお風呂に入ればまとめて洗えるのでラクです。
インナーカラーをセルフで染めたい!【手順編:ブリーチあり】
インナーカラーをセルフで染める手順を解説します。
ここではブリーチありの手順を解説するので、ブリーチなしで染めたい方は次の項目へ進んでください。
インナーカラーを入れたい範囲でブロッキング
インナーカラーを入れたい範囲を決め、ヘアクリップでブロッキングしていきます。ブロッキングとは、髪を分けて染めやすい状態にすることです。
インナーカラーはグラデーションカラーなどと違い、色同士の境界線をハッキリさせることがカラーリングのコツです。ブロッキングして染めることで、コントラストが映えるデザインに仕上げられます。
染めたい範囲を確認しながら、好みの量を残して外側の髪をブロッキングしてください。インナーカラーの範囲は好み次第ですので、多めに取るか少なめに取るかは自分で決めてしまって大丈夫です。
ブリーチ剤を塗る
ブロッキングを終えたら、インナーカラーを入れる部分の脱色をおこないます。
根元から2~3cmあけて、毛先にかけてブリーチ剤を塗布してみてください。根元ギリギリを塗ろうとすると、頭皮やブロッキングした外側の髪に付いてしまうリスクがあるためです。
インナーカラーの根元が見えることはあまりないので、気にせず隙間をあけておくと良いです。万が一ブリーチ剤が頭皮に付いてしまったら、濡らしたタオルで拭き取りましょう。
シャンプーをして薬剤を流す
時間を置いてから、ブリーチ剤をシャンプーで洗い流します。ブリーチ剤が少しでも髪に残っていると、カラー剤の色が上手く入らなかったり、ムラになったりする可能性があるので、きちんと洗い流しましょう。
トリートメントやコンディショナーは使いません。
髪の水気を取る
タオルで髪の水気を取ります。水気をきちんと取ってからカラーリングすることで、ムラなく綺麗に色を入れることができるので、しっかりタオルドライしておきましょう。
水分が多く残った状態でカラー剤を使うと、液垂れすることもあるので注意が必要です。カラー剤が肌に流れることで肌荒れを起こしたり、肌に色がついたりすることがあるので気を付けてください。
カラー剤を入れる
カラー剤でインナーカラー部分に色を入れていきます。
用意したカラー剤の使用方法に従い薬剤を準備し、ブリーチした髪にカラー剤を塗布していきましょう。毛量が多い場合は、細かくブロッキングして塗っていくのがおすすめです。
また、カラー剤を塗る前にヴァセリンなどのクリームをフェイスラインや首に塗っておくと肌が汚れにくくなるので、忘れずに準備してください。
時間を置いて洗い流す
時間を置いてカラー剤の浸透を確認したら、再度シャンプーで髪を洗ってください
カラー剤の浸透具合は、目立たない位置の毛束を少量とって乾いたタオルや布巾で薬剤を拭き取ることで確認できます。確認後、もう少し時間を置きたいという場合は拭き取った部分に薬剤を塗り直して更に時間を置きましょう。
シャンプーを使ってしっかり髪を洗ったら、インバストリートメントやコンディショナーで通常通りに髪をケアします。
ドライヤーをかける
ドライヤーでしっかり髪を乾かしましょう。濡れた状態の髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすくなっている上にカラー剤も流出しやすくなっています。
早めに乾かしてキューティクルを閉じてあげれば、色持ちが良くツヤのある髪を維持しやすくなります。
ヘアオイルやトリートメントでケアする
最後に、アウトバストリートメントやヘアオイルを使って髪をケアして作業完了です。
ブリーチとカラーリングは髪にとって負担となるため、入念なヘアケアを習慣づけることが大切です。綺麗な髪でカラーリングを楽しむためにも、ヘアオイルやアウトバストリートメントを活用することをおすすめします。
アウトバストリートメントについては「アウトバストリートメントの疑問総まとめ!おすすめ商品もまとめて紹介」で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
インナーカラーをセルフで入れたい!【手順編:ブリーチなし】
ここでは、ブリーチなしのインナーカラーをセルフで入れる方法をお伝えします。
ブリーチに関する手順がまるごとないので、ブリーチありのカラーリングより難易度は低いと言えるでしょう。
インナーカラーを入れたい範囲でブロッキング
インナーカラーを入れたい範囲を、ヘアクリップでブロッキングしていきます。ブロッキングとは髪を分けてカラーリングやカットをしやすくする作業のことです。
ブロッキングする範囲はお好みですが、インナーカラー部分をとりすぎると外側のカラーが少なくなり、混ざって見えてしまうこともあるので注意しましょう。
カラー剤を入れる
ブロッキングした範囲にカラー剤を入れていきます。用意したカラー剤の使用方法をきちんと読んで、正しい手順でカラーリングしていきましょう。
時間を置いて洗い流す
カラー剤を塗布したら時間を置き、シャンプーで薬剤をしっかり洗い流します。
時間はカラー剤ごとに記載がありますが、だいたいは20分~40分程度です。長く置くほど色が浸透するのが一般的ですが、置きすぎた場合にも限界があるので注意してください。
ドライヤーをかける
洗い終わったら、タオルドライをしてドライヤーできちんと髪を乾かします。
濡れた状態でキューティクルが開きっぱなしの髪を放置すると、せっかくのカラーが流出してしまうためです。カラー後は髪が濡れている状態の時間をなるべく減らし、お風呂の後は早めにドライヤーで髪を乾かすようにしてください。
ヘアオイルやトリートメントでケアする
最後に、ヘアオイルやアウトバストリートメントを使って髪をケアします。
カラーリングは髪にとって負担となる作業のため、その後のケアが大切です。ドライヤーで乾かした後は、ヘアオイルやアウトバストリートメントを使って保湿や保護をきちんとおこないましょう。
インナーカラーをセルフで染める4つのコツ
インナーカラーをセルフで染めるときに押さえておきたい4つのコツをお伝えします。
初めてセルフカラーをする方や、失敗した経験のある方はぜひチェックしておいてください。
なるべく時間差を減らす
部分的にカラーリングするインナーカラーは、塗布の作業の始めと最後に時間差ができると色ムラの原因となってしまいます。カラー剤を塗る作業は手早く丁寧におこない、時間差をなるべく少なくしましょう。
根元は軽く塗る
インナーカラー部分の根元は塗らないか薄く塗るのがおすすめです。
指を使って色をぼかしながら入れることで、根元の境界がボケるので自然な印象になります。
やや手間のかかる作業に感じますが、このひと手間で仕上がりの完成度が跳ね上がるのでぜひ挑戦してみてください。
難しいと感じる場合は、まず根元を2~3cmあけて塗ることを心がけましょう。
均一になるように細かく塗り込む
インナーカラーのカラーリングは、均一にムラなく塗り込むようにしてください。
細かくブロッキングしておくことで、毛束を取っては塗り込み、取っては塗り込みという作業がスピーディーになります。また、細かい毛束ごとにカラー剤を塗布すれば漏れが少なく、全体にしっかりカラー剤を行き渡らせやすくなるのでおすすめです。
ブロッキングは丁寧に
ブロッキングは、インナーカラーの仕上がりに大きく影響する大切な工程です。
カラーリングする髪の量を見極めることで、その後のカラーリング作業やブリーチ作業をスピーディーに進めるために役立ちます。ブロッキングを丁寧におこなうことで、最終的な仕上がりが自分の理想に近い状態になるでしょう。
セルフカラーのおすすめ薬剤5選
最後に、セルフカラーで使えるおすすめのカラー剤5選をご紹介します。
どれも手軽に買えるものなので、気になる商品はぜひチェックしてみてください。
好みの色を混ぜて作れる エンシェールズ カラーバター
エンシェールズ カラーバターは、色展開が豊富な上に混ぜて使えるセルフカラーにピッタリなカラー剤です。カラートリートメントなので素人でも扱いやすく、髪が傷みにくいのもおすすめポイントです。
ブランド | エンシェールズ |
内容量 | 200g |
タイプ | カラートリートメント |
放置時間 | 15~20分 |
カラー展開 | ダークシルバー、ショッキングパープル、925シルバー、アッシュミルクティー、ベイビーピンク等(全27色) |
定価(税込) | 2,580円 |
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高発色の定番カラートリートメント アンナドンナ ヘアカラートリートメント
アンナドンナ ヘアカラートリートメントは、チューブタイプで取り扱いがラクなカラー剤です。乾いた髪に使うことでより色が入りやすくなる一方、濡れた髪に使えばほんのり色づけることもできます。
ブランド | アンナドンナ |
内容量 | 160g |
タイプ | カラートリートメント |
放置時間 | 15~20分 |
カラー展開 | 全14色 |
定価(税込) | 1,540円 |
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出典:株式会社ダリヤ
スモーキーカラーが好みなら ナプラ N.ルフレカラー
ナプラ N.ルフレカラー は、サロンクオリティのスモーキーカラーを表現できるカラー剤です。
暗めのトーンでも深みのあるツヤ感を出すことができ、ハイトーンならトレンドのスモーキーカラーに仕上がります。
ブランド | エヌドット |
内容量 | 80g |
タイプ | 第1剤 |
放置時間 | 15~20分 |
カラー展開 | 全63色 |
定価(税込) | 786円 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社ナプラ
派手髪のド定番 マニックパニック
セルフで高発色の派手髪をするなら、定番のマニックパニックがおすすめです。
カラー展開が豊富な上に発色が良く、派手髪をする方にとっては定番と言えるマニックパニックなら、インナーカラーをハッキリ発色させて目立たせることができます。
ブランド | マニックパニック |
内容量 | 118g |
タイプ | 塩基性カラー |
放置時間 | 10分以上 |
カラー展開 | 全42色 |
定価(税込) | 3,080円 |
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アッシュカラーにおすすめ アンナドンナ ジュエジェルカラー
アンナドンナ ジュエジェルカラーはアッシュカラーにおすすめのカラートリートメントです。コスモオーラブルーやファントムクォーツグレーなら、セルフカラーでも流行りのアッシュカラーに挑戦できます。
さりげないインナーカラーに仕上げたいときにもおすすめです。
ブランド | アンナドンナ |
内容量 | 120g |
タイプ | カラートリートメント |
放置時間 | 10~15分 |
カラー展開 | ピーモンタイトピンク、コスモオーラブルー、マリアライトパープル等6色 |
定価(税込) | 1,870円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社ダリヤ
まとめ
インナーカラーをセルフで染める方法は2通りあり、ブリーチの有無で手順が変わります。自分が染めたい色のトーンを事前にチェックし、ブリーチするかしないかを決めてから手順を確認してください。
作業に時間差をつけない、根元は軽く塗る、均一に細かく塗り込む、ブロッキングを丁寧におこなう、という4つのポイントをきちんと押さえて作業してみましょう。
セルフカラーに使うカラー剤に迷ったときは、ぜひこの記事でご紹介した商品をチェックしてみてください。各商品のブランドサイトにはカラーチャートが掲載されているので、自分の理想の色味が再現できそうなカラー剤を選びましょう。