髪の毛のベタつきが目立つと、スタイリングや見た目に影響してストレスを感じる方も多いでしょう。湿気が多く暑い時期は、午後から夕方にかけてベタつくことも少なくありません。今回は、髪の毛がベタつく原因と自分でできるケア方法を解説しますので、気になる症状がある方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること!
女性の髪の毛がベタつく原因と考えられる病気
女性の髪の毛が急にベタつく原因と病気の可能性について解説します。
スタイリング剤の洗い残し
洗い残しによりスタイリング剤が落ち切っていないと髪の毛がベタついてしまいます。
スタイリング剤が残ったまま放置すると頭皮環境が乱れ、湿疹や赤みといったトラブルの原因になってしまうこともあるため注意が必要です。シャンプー方法については記事の後半でも紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
シャンプーやトリートメントのすすぎが不十分
シャンプーやトリートメント、コンディショナーなどのすすぎ残しもベタつきの原因です。
すすぎ残しがあると汚れや皮脂が残って毛穴が詰まり、ベタつきだけでなくフケやニオイ、痒みなどを引き起こしてしまうこともあります。
生え際や耳の後ろは特に泡が残りやすいため、顔の向きを上下左右に変えながらすすぎましょう。
洗いすぎによる乾燥
洗い残しやすすぎ残しだけでなく、洗いすぎも髪がベタつく原因になります。
髪の毛がベタつくからといって1日に何度もシャンプーすると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流されます。その結果、頭皮が乾燥して皮脂が過剰に分泌され、ベタつきがさらに悪化してしまいます。
お湯の温度が高すぎることも乾燥に繋がるので、38度以下のお湯で洗うようにしましょう。
汗の放置
頭皮の汗を放置すると、空気と結びついて酸化しベタつきやニオイの原因になってしまいます。夏場はもちろん、冬場も暖房の使用によって汗をかくことがあるため、ウェットティッシュやミニタオルなどを携帯し、汗・皮脂を拭き取りましょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性は生理前になると女性ホルモン「エストロゲン」の働きが弱まり、皮脂の分泌を促す「プロゲステロン」の分泌量が増えます。そのため、頭皮が脂っぽくなってベタつきやすくなってしまいます。生理期間中のベタつきは自身でコントロールできるものではないため、ヘアスタイルや帽子、ヘアアクセサリーなどを活用するのも一つの手です。
生活習慣の乱れ
偏った食生活・睡眠不足・運動不足などによって生活習慣が乱れると、自律神経のバランスも崩れがちになります。自律神経が乱れると交感神経の活動が活発になり、皮脂の分泌量が多くなることがあります。
脂漏性皮膚炎
誤ったシャンプー方法や生活習慣が原因ではない場合、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)によって頭皮がベタついている可能性も考えられます。
脂漏性皮膚炎とは皮脂の過剰分泌によって頭皮がベタつく病気で、頭皮の赤みや痒み、湿疹、ニキビ、炎症などの症状が現れます。脂漏性皮膚炎は自然治癒しないため、症状がある場合は早めに皮膚科を受診して治療を受けましょう。
夕方の髪の毛のベタつきをすぐに払拭したいときの応急処置
夕方になって急に髪の毛がベタついたとき、短時間でできる対処法を紹介します。
ベタつきを和らげるパウダー・スプレーを使う
ベタつきを和らげるパウダーやスプレーは余分な汗・皮脂を吸収してくれるため、短時間でさっぱりします。油分を吸収すると透明になるタイプのものを選ぶと、白浮きせず自然にベタつきを抑えられます。鞄に入れて持ち歩けるほど小さいものもありるので、用途に合わせて選ぶと便利です。
ティッシュやコットンで拭き取る
手っ取り早くベタつきを払拭したいときは、ティッシュやコットン、タオルなどで頭皮や髪の毛の油分を拭き取りましょう。髪の毛はティッシュを挟み、頭皮はティッシュやタオルを押し当てて、皮脂を取り除くのがコツです。
午後になると急に髪がベタベタ!ケアする方法は?
朝は問題なくても、午後になると急に髪がベタつく女性も多いと思います。ここでは、髪のベタつきを自分でケアする方法を解説していきます。
1日1回正しい方法で洗髪する
先述した通りシャンプーは1日1回に留めた方が良いため、1回のシャンプーを丁寧にすることが大切です。シャンプー前にブラッシングで髪の毛のホコリや汚れを取り除き、お湯で予洗いして内側の髪の毛までしっかりと濡らしましょう。シャンプーを泡立ててから洗うとスタイリング剤が落ちやすくなります。
また、粘度の高いワックス等を使用した日は、シャンプーの前にトリートメントやコンディショナーでスタイリング剤を落とすと洗いやすくなります。最初に通常のトリートメントと同じように髪全体に塗布して洗い流し、次に普段通りシャンプーをして、最後にまたトリートメントをします。
記事の最後にはおすすめのシャンプーも紹介していますので、合わせて読んでみてください。
使っているシャンプーを見直す
頭皮に合わないシャンプーを使うと、髪がベタついてしまうことがあります。
皮脂分泌量が多い人は、適度な洗浄力があって肌にも優しい成分(ラウレス-4カルボン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなど)が配合されているシャンプーが向いています。
一方、頭皮が乾燥しがちな人はアミノ酸系など洗浄力が穏やかなシャンプーを試すことをおすすめします。
洗髪後は早くドライヤーで乾かす
自然乾燥させると根元が乾きにくく、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。その結果、しっかり洗っても髪の毛がベタついてしまう原因になり、痒みやニオイも発生しやすくなります。洗髪後はできるだけ早くドライヤーで乾かしましょう。
脂っこい食事を控える
インスタント食品やファーストフード、揚げ物など脂っこい食事を多く摂ると血液中のコレステロール値が上がり、頭皮がベタつく原因になります。良好な頭皮環境をキープするには脂質を抑え、タンパク質やビタミン、ミネラルを多く含む食事でバランスの良い栄養を摂りましょう。
規則正しい生活を送る
不規則な生活を送ると、ホルモンバランスが崩れ頭皮環境の乱れに繋がります。睡眠や食事の時間をできるだけ同じリズムに整え、適度な運動を取り入れることが大切です。毎日同じ時間に起きて太陽の光を浴びると体内時計が整い、睡眠の質も上がります。
ストレスを適度に発散させる
精神的なストレスが蓄積すると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れます。その結果、皮脂の分泌量が増えて頭皮や髪がベタつきやすくなります。ストレスをゼロにするのは難しいかもしれませんが、趣味や運動などで適度に発散させることが大切です。
十分な睡眠をとる
寝ている間に分泌される成長ホルモンは頭皮環境を整える働きがあるため、十分な睡眠時間を確保しましょう。成長ホルモンは深い眠りである「ノンレム睡眠」に入ったときに多く分泌されます特に就寝直後の90分間のノンレム睡眠中に、質の良い睡眠になるよう工夫すると良いです。寝る前にスマートフォンを見ない、適切な室温に保つといった少しの手間で睡眠の質の改善が期待できます。
おすすめシャンプー3選
シャンプーの見直しを考えている方へ、おすすめシャンプー3選を紹介します。
自分に合ったシャンプーを見つけてみてください。
すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプー
すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプーは9種類のボタニカルが配合されています。善玉フローラを育み地肌を洗浄、脂性肌の頭皮環境を整えます。頭皮にダメージを与える化学成分を出来るだけ取り除き、植物由来の洗浄成分がデリケートな頭皮に働きかけます。
商品名 | すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプー |
メーカー | 株式会社プロモートアクト |
分類 | 化粧品 |
容量 | 250ml |
定価(税込) | 3,828円 |
定期購入価格(税込) | 3,267円/シャンプー1本 6,028円/シャンプー&トリートメントセット ※お届け周期および定期購入コース詳細につきましては、公式サイトをご確認ください。 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社プロモートアクト
Hadient(ハディエント)炭酸シャンプー
ハディエント炭酸シャンプーは、髪の毛がべたつきやすい脂性肌の方も8,000ppmのきめ細かい高濃度炭酸が頭皮毛穴の奥まで洗浄してくれます。アミノ酸系の洗浄成分と4種の植物オイルでダメージ補修をしながら、毛穴汚れを落とし健やかな頭皮を実現します。
商品名 | Hadient(ハディエント)炭酸シャンプー |
メーカー | hadient株式会社 |
分類 | 化粧品 |
容量 | 200ml |
定価(税込) | 4,400円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:hadient株式会社
haru kurokamiスカルプ ラベンダーブレンド
haruのkurokamiスカルプシャンプー ラベンダーブレンドは、100%天然由来の自然派シャンプーです。髪や頭皮の悩みに寄り添って、洗うだけで髪のハリ・コシ・ボリューム感を取り戻し、頭皮のかゆみやにおいケアなどの悩みも解消へ導きます。また、紫外線ダメージや美髪ケアなどに有効な成分も配合されており、頭皮トラブルのケアと同時に美容ケアまでできる優れものです。
定番の柑橘系の香りと違うラベンダーの香りで気分転換もできます。
商品名 | haru kurokamiスカルプ ラベンダーブレンド |
メーカー | 株式会社nijito |
分類 | 化粧品 |
容量 | 400ml |
定価(税込) | 4,070円 |
定期購入価格(税込) | 3,256円/1本 ※お届け周期および定期購入コース詳細につきましては、公式サイトをご確認ください。 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社nijito
まとめ
髪の毛がベタつく原因は間違ったシャンプーや生活習慣の乱れによる頭皮環境の変化、皮脂の過剰分泌など多岐に渡ります。午後や夕方になると髪の毛がベタつく場合は、シャンプー方法の見直しや生活習慣の改善から始めてみましょう。