髪の毛が硬くてお悩みの方は多いのではないでしょうか。硬い髪は扱いにくく、思い通りのヘアスタイルを作るのが難しいと感じる方も少なくありません。しかし、適切なケアと正しい知識を持つことで、硬い髪を柔らかく扱いやすい状態に導くことが可能です。
本記事では、硬い髪の原因から改善方法、おすすめのヘアケア製品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、髪質改善の参考にしてみてください。
この記事でわかること!
パサパサな硬い髪になる原因
硬い髪質に悩まされている方は多いのではないでしょうか。でもなぜ自分の髪がこんなにも硬いのか?実は硬い髪になる原因は大きく分けて2つあるのです。
髪へのダメージ
硬い髪質になる原因の一つとして、日々の生活習慣や美容施術によるダメージが挙げられます。
紫外線や熱によるダメージ、不適切なヘアケア方法、頻繁なカラーリングやパーマなどが、髪の表面を覆うキューティクルを傷つけてしまうのです。
キューティクルが剥がれると、髪の内部の水分と油分のバランスが崩れ、パサついた硬い髪質になってしまいます。
さらに、ダメージが蓄積すると髪の内部のタンパク質が変性し、より一層硬くなる原因となるのです。
遺伝的な要因
もう一つの硬い髪の原因は、生まれつきの要因です。髪の硬さや太さは、遺伝的な影響を大きく受けます。
髪の構造は、メデュラ(毛髄質)、コルテックス(毛皮質)、キューティクル(毛表皮)の3層から成り立っています。このうち、髪の硬さや太さに最も影響を与えるのがキューティクルです。キューティクルの層が多いほど、髪は太く硬くなる傾向があるのです。
また、コルテックスの量も髪の太さに関係しています。コルテックスが多いほど、髪は太く丈夫になります。
これらの髪の構造は親から受け継がれるため、両親のいずれかが硬い髪質であれば、子どもも同様の髪質を持つ可能性が高くなるのです。
特に日本人は、他の国と比べて髪が太い傾向にあると言われています。
硬い髪を柔らかく扱いやすくする方法
適切なヘアケアを行うことで、硬い髪を柔らかく扱いやすい状態に改善することができるのです。ここでは、硬い髪質を改善するための効果的な方法を3つご紹介します。
自宅でのヘアケアを改善する
硬い髪質を改善するためには、まず日々のヘアケアを見直すことが大切です。
正しい洗髪方法と乾かし方を実践することで、髪質の改善が期待できます。
シャンプーは、ぬるま湯で髪全体をよく濡らしてから、手のひらで泡立てて優しく洗うことがポイントです。
地肌から毛先に向かって丁寧にすすぎ、トリートメントは毛先を中心に塗布し、3〜5分置いてからすすぎましょう。
ドライヤーで乾かす際は、タオルで優しく水分を吸い取り、20cm以上離して中温で乾かすようにします。根元から乾かし、最後に毛先を整えるのがおすすめです。
硬い髪質に適したシャンプーを選ぶことも重要です。シャンプーの選び方については後ほど詳しく解説します。
髪質に合ったスタイリング製品を使用する
硬い髪質の方には、油分の多いスタイリング製品がおすすめです。
ヘアオイルやジェルなどのウェットな質感の製品を使用することで、髪に馴染みやすくなり、パサつきや広がりを抑えてまとまりのある仕上がりになります。
使用方法は、洗髪後の少し湿り気のある髪に、毛先を中心に髪全体になじませるように塗布するのがポイントです。
適量を手のひらで温めてから使うと、より効果的に髪になじませることができます。
サロンでケアをする
自宅でのケアに加えて、定期的にサロンでプロのケアを受けることも効果的です。
美容師さんに相談しながら、髪質に合ったケアを提案してもらいましょう。
例えば、カットで内側の髪を減らすことで軽やかなヘアスタイルになったり、毛先をすくカットで動きのあるスタイルに仕上げたりすることができます。
また、パーマをかけることで硬くまっすぐな髪を柔らかい印象を加えることも可能です。
サロンによって様々な髪質改善メニューがあるので、自分の髪質に合ったものを選ぶのがおすすめです。
プロの技術と知識を活用することで、より効果的に髪質を改善できる可能性があります。
硬い髪の人向けシャンプーの選び方
硬い髪質を改善するためには、自分の髪に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
ここでは硬い髪の人向けのシャンプーを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
植物油脂配合の商品を選ぶ
硬い髪質の方がシャンプーを選ぶ際は、植物油脂配合の商品がおすすめです。
植物油脂には保湿効果があり、水分の蒸発を防いで髪を柔らかくする働きがあります。
特に、くせ毛や太くて硬い髪、量が多くてまとまりが悪い髪質の方には効果的です。
シャンプーの成分表示を確認し、オリーブオイルやホホバオイル、アルガンオイルなどの植物油脂が含まれているものを選ぶようにしましょう。
保湿成分配合の商品を選ぶ
保湿成分が豊富に配合されたシャンプーを選ぶことも大切です。
ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分が含まれていると、髪の広がりやうねりを抑えて髪の強度を高める効果が期待できます。
また、保湿成分は髪のダメージを予防する働きもあるので、硬い髪質の方にはぜひ取り入れてほしい成分です。
シャンプーの成分表示をチェックして、保湿成分が上位に記載されているものを選ぶのがおすすめです。
洗浄成分メインの商品を選ぶ
硬い髪質の方は、洗浄力が強すぎるシャンプーを避けることが重要です。
洗浄成分としては、アミノ酸系やベタイン系がおすすめです。これらの成分は、適度な皮脂を残すことで乾燥を防ぎ、剛毛の広がりを抑える効果があります。
一方で、高級アルコール系やオレフィン系の洗浄成分は、洗浄力が強すぎるため髪がパサつく原因になる可能性があるので避けましょう。
シャンプーを選ぶ際は、成分表の上位(水の次あたり)に「アミノ酸系」「ベタイン系」の洗浄成分が記載されている商品を選ぶことがポイントです。
硬い髪におすすめのシャンプー3選
硬い髪質の方に使ってほしいシャンプーを厳選してご紹介します。
これらのシャンプーは、硬い髪特有の悩みに対応した成分や効果が期待できるヘアケアアイテムです。ぜひ参考にしてみてください。
ラサーナ プレミオール シャンプー
ラサーナのプレミオールシャンプーは、硬い髪質の方に特におすすめの商品です。
アミノ酸系洗浄成分に加え、フランス・ブルターニュ産の海泥が配合されており、頭皮の皮脂汚れに吸着し、取り除きます。
また、保湿成分のイソステアロイル加水分解コラーゲンとスクワラン、植物オイルのセロリ種子エキス、マルラオイル、ブドウ種子エキスなどが豊富に含まれているのも特徴です。
使用感は、なめらかな手触りでしっとりまとまる仕上がりになります。くせ毛や剛毛をやわらかくし、ダメージ、パサつき、うねり、広がりを抑制してくれるので、硬い髪質でお悩みの方にぴったりのシャンプーです。
商品名 | ラサーナ プレミオールシャンプー |
メーカー | 株式会社ヤマサキ |
容量 | 375ml |
定価(税込) | 3,520円(+専用ボトル495円) |
定期購入価格(税込) | 2,980円(詰め替え) ※定期購入コースにつきましては、公式サイトより詳細をご確認ください。 |
公式サイトはこちら |
出典:株式会社ヤマサキ
サンコール R-21 シャンプーEX
サンコールのR-21シャンプーEXは、ヘアカラー後の髪や乾燥毛、エイジング毛におすすめのシャンプーです。
毛髪補修効果のあるケラチン系界面活性剤と、ヘアカラーの色持ちに貢献するアルカリ除去成分のヘマチンが配合されています。
また、保湿成分の発酵熟成プラセンタエキスも含まれており、トリートメントなしでもツルツルな指通りになるのが特徴です。
乾燥毛やエイジング毛のうねりを抑制し、しっとりまとまる仕上がりに導き、9種類の天然アロマの香りも心地よく、リラックスしながら髪を洗うことができるでしょう。
商品名 | サンコール R-21 シャンプーEX |
メーカー | 株式会社サンコール |
容量 | 500ml |
定価(税込) | 5,170円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社サンコール
YOLU(ヨル) リラックスナイトリペア シャンプー
YORU(ヨル)のリラックスナイトリペアシャンプーは、睡眠中の摩擦・乾燥ダメージから髪を守るシャンプーです。
グリセリンが高配合されているのが特徴で、しっとり重めの仕上がりになります。
また、毛髪補修成分のケラチンとコンディショニング成分も配合されており、硬くて太い剛毛をやわらかくし、くせ毛の広がりを抑制してくれます。
ペアー&ゼラニウムの香りに包まれながら、うるおいと重さを感じるような髪に仕上がります。
洗い上がりはしっとりとしているので、乾燥が気になる方にもおすすめです。就寝前のシャンプーにぴったりの商品と言えます。
商品名 | リラックスナイトリペア シャンプー |
メーカー | 株式会社I-ne |
容量 | 475ml |
定価(税込) | 1,540円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社I-ne
硬い髪の人向けトリートメントの選び方
シャンプー選びと同じように、トリートメント選びも硬い髪質の改善に欠かせません。
ここでは、硬い髪におすすめのトリートメントを3つピックアップしました。自分の髪質や悩みに合うアイテムを見つけてみてください。
種類から選ぶ
トリートメントには、主にクリームタイプとミルクタイプの2種類があります。クリームタイプは濃厚でリッチな使用感が特徴で、硬い髪を柔らかくする高い保湿効果が期待できます。
一方、ミルクタイプは軽めのテクスチャーで、髪への負担が少ないのが魅力です。
硬い髪質の方は、まずはしっかりとした保湿力のあるクリームタイプから試してみると良いでしょう。
また、髪の状態に合わせてクリームタイプとミルクタイプを使い分けるのもおすすめです。
理想の仕上がりから選ぶ
トリートメントを選ぶ際は、自分が求める仕上がりをイメージすることも大切です。
サラサラな仕上がりを目指すなら、軽めのミルクタイプや水分量の多いトリートメントがおすすめです。
ツヤツヤな仕上がりには、オイル成分が豊富なクリームタイプのトリートメントが適しています。
しっとりとした仕上がりを求める方は、保湿成分がたっぷり配合されたクリームタイプを選ぶと良いでしょう。
シリコンの有無から選ぶ
トリートメントには、シリコン配合のものとノンシリコンのものがあり、それぞれ特徴が異なります。
シリコン配合トリートメントは、髪の表面をコーティングし、なめらかな質感を与えます。
また、熱ダメージから髪を保護する効果もあり、即効性が高いのが特徴です。ただし、長期的に使用すると髪に蓄積し、重くなる可能性があるので注意が必要です。
一方、ノンシリコントリートメントは、天然由来の保湿成分を使用しているのが特徴です。
シリコンと比べて髪の内部まで浸透しやすく、長期的な髪質改善が期待できます。ただし、シリコンほど即効性はありません。
硬い髪質の方は、まずはシリコン配合のトリートメントで髪の表面を整え、徐々にノンシリコンタイプに移行していくのがおすすめです。自分の髪質や好みに合わせて、使い分けていくと良いでしょう。
硬い髪におすすめのトリートメント3選
硬い髪質を改善するためのトリートメントを選ぶ際は、髪の状態や悩みに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、硬い髪におすすめのトリートメントを3つ厳選してご紹介します。
ロレッタ うるうるしたい日のトリートメント
ロレッタの「うるうるしたい日のトリートメント」は、硬い髪を内側からケアしたい方におすすめの商品です。7種類の植物オイルとセラミドが配合されており、髪の奥深くまで潤いを届けます。
シリコンフリーなので、髪に負担をかけずに使用できるのも魅力です。乾燥によるパサつきや広がりを抑制し、なめらかでつややかな髪に導いてくれます。
優しいフローラルの香りに包まれながら、優雅なトリートメントタイムを過ごせるでしょう。
商品名 | ロレッタ うるうるしたい日のトライアルセット |
メーカー | 株式会社b-ex |
容量 | 240g |
定価(税込) | 2,904円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:株式会社b-ex
TOKIO IE インカラミ プラチナム トリートメント
カラーやパーマで傷んだ髪を補修したい方には、TOKIO IEの「インカラミトリートメント」がおすすめです。
特許技術を活用した「TOKIOインカラミ」と18種類のアミノ酸が配合されており、ダメージを受けた髪の内部構造を補修します。シリコンも配合されているので、髪の表面を滑らかに整え、ツヤのある美しい髪に仕上げてくれます。
また、カラーやパーマの持続性を高める効果もあるので、ヘアカラーを楽しむ方にもぴったりのアイテムです。
サロン帰りのようなしっとりとした指通りのある髪に仕上がります。
商品名 | TOKIO IE インカラミ プラチナム トリートメント |
メーカー | 株式会社TOKIO IE |
容量 | 400g |
定価(税込) | 5,082円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:イフイング株式会社
LUX スーパーリッチシャイン ダメージリペア
普段使いにおすすめなのが、LUXの「スーパーリッチシャイン ダメージリペア」です。
従来とは異なる処方の補修成分「ダイレクト浸透アミノ酸」が配合されており、傷んだ髪に集中的にアプローチします。
さらに、シアバターとアルガンオイルが髪の内側まで浸透し、潤いで満たしてくれます。
まとまりのある髪に導いてくれるので、毎日のヘアケアにぴったりのアイテムだと言えます。
価格がリーズナブルで、継続的に使用しやすいのも嬉しいポイントです。硬い髪質でお悩みの方は、ぜひ一度試してみてください。
商品名 | LUX スーパーリッチシャイン ダメージリペア とろとろ補修トリートメント |
メーカー | ユニリーバジャパン |
容量 | 150g |
定価(税込) | 798円 |
Amazonで詳細を見る |
出典:ユニリーバジャパン
まとめ
自分の髪質や求める仕上がりに合わせてヘアケア製品選び、継続的に使用することで、徐々に髪質の改善が期待できるでしょう。
ただし、個人差があるので、いくつかの製品を試してみることをおすすめします。
また、日々の丁寧なヘアケアを心がけることも忘れずに。正しい洗髪方法、ドライヤーの使い方など、細かな積み重ねが健康的な髪につながります。
硬い髪で悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合ったヘアケア製品を見つけてみてください。