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うなじ美人ってどんな人?理想の形や魅せ方、注意点まで徹底解説

もっと知りたい!女性の髪のこと【お役立ちコラム】

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浴衣を着る時期である夏によく耳にする「浴衣美人」ですが、一体どんな方のことを言うのでしょうか?

今回は、うなじ美人と言われる方がどんな方なのか、いつから女性のうなじが注目されるようになったのか、揃え方やケア方法、うなじ美人を目指すための日常生活での注意点などについて解説します。

後ろ姿も美人と言われたい方、うなじを綺麗に保ちたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること!

「うなじ美人」ってどんな人?

うなじ美人とは、文字通りうなじに色気を感じさせるような女性のことを言います。

綺麗に整った形のうなじが見えると、多くの男性はドキッとしてしまうようです。中には、着物姿のうなじが特に色っぽく感じるという方もいます。

女性も、気になる男性やパートナーとの大切な日にはうなじを綺麗にしておこうと考えることがあるのではないでしょうか?

うなじが綺麗な方は、その綺麗さによって色気を感じさせる美人に見えるということで「うなじ美人」と呼ばれるのです

うなじ美人の歴史は江戸時代から

現代では、男性が女性の色気を感じるポイントとして特に挙げられるうなじですが、その文化の始まりは江戸時代から始まったと考えられています

ファッションの歴史を追いつつ、うなじ美人が当たり前に認識されるようになるまでの過程を解説します。

和髪の変化|垂髪から結髪へ

平安時代から江戸時代までに、女性の髪型は大きく変化してきました。平安時代に十二単を纏っていた貴族の女性は、長い髪をまっすぐに垂らした「垂髪」が主流で、黒く長い髪が美人の印でもありました。

垂髪は背中に向かって髪が流れているため、当然基本的にうなじは見えません。

それから江戸時代に進むにつれ、女性が活動的になっていった時代背景とともに結髪が主流となっていきました。

和髪の歴史については、「セルフで和髪を結う方法は?和服に合う髪型を歴史と共に解説」で詳しく解説しているので気になる方は合わせてご覧ください。

 

平安時代までの美人の象徴は髪の長さ|身分によるNG行為も

平安時代まで、美人の象徴は髪の長さで図られるほど、女性の髪は重要視されていました。黒く長いツヤのある髪は、当時の女性にとってとても大切な美人の条件だったのです。

しかし、長い髪を十二単とともに擦って歩くような生活は貴族の女性にのみ許されたことです。貴族の世話係を含め働かなくてはいけない下流の女性は長い髪が労働の邪魔になってしまうため、背中くらいの長さにしていました。

貴族の女性にとっては髪が自分の身丈よりも長いのが当たり前でしたが、それは「労働をしなくても良い」「身の回りのことを自分でしなくても良い」という社会的な地位の高さを示すものでもあったのです。

平安時代、貴族の女性は身分の高さを示す長い髪を耳にかけたり、短くしたり、結んだりすることはNG行為とされていました。上流階級である貴族の女性も、窮屈な思いをしていたのかもしれません。

江戸時代には結髪が主流に|うなじ見せの始まり

江戸時代に向かうにつれ、女性の活発化が進みます。

安土桃山時代には仕事や日常生活の中で長い髪は邪魔になるため、髪を束ねるのが主流になり、宮中の侍女は長い髪を5か所で束ねる「大垂髪(おすべらかし)」が正式なものとなりました。髪が短い場合は、「かもじ」と言う添え髪で補っていたそうです。

支配層が公家から武家へ変わったことで、次第に女性の髪型は垂髪だけでなく結髪が公的な場でも認められるようになっていきました。

そうして、江戸時代になる頃には女性の結髪が主流となったのです。

着物の抜き襟|美しい首筋を魅せる

江戸時代には様々な結髪が生まれ、女性は利便性だけでなく可愛さや綺麗さも求めるようになりました。数百種類もの結髪が生まれたのには、女性の働き方やおしゃれへの関心が大きく関わっていたようです。

着物に結髪の組み合わせが主流になったことで、うなじが注目されるようになりました。日本髪を結い、着物の衿を抜いて着る「抜き衿」が定着するとうなじが目につくようになり、男性は女性のうなじに対して色気を感じるという風潮が広まったのです。

結髪の流行に合わせて衿を抜くようになったのは、髪を固めるために使っていた鬢漬油(びんづけあぶら)が着物につかないようにする目的が理由の1つと考えられています。一度付いてしまった鬢漬油はなかなか落としきれないため、着物につかないように結髪には抜き衿というのが常識化したようです。

また、江戸時代の高い身分にいた女性は着物の裾を引きずって歩いていたため自然と衿が後ろに引っ張られて衿抜きが完成していました。それを真似して衿を抜くことで優雅で高貴な印象を演出したという説もあります。

色気のあるうなじにグッとくるのは現代でも

元々は江戸時代の結髪と抜き衿が発祥とされているうなじ美人ですが、現代でもうなじが綺麗だと色気を感じるとして、多くの男性が重要視しています。

また、普段髪を下ろしている方のうなじが、ふとしたときやアップヘアにしたときに見えるのにも男性はグッとくるようです。

理想のうなじの形とは

理想のうなじの形は「MW型」と呼ばれる形です。

うなじ美人になりたいと漠然と思っても、実際のところうなじ美人のうなじとは、どんな形を言うのか疑問に思ってしまいます。特にこだわりがなく、一般的に綺麗とされるうなじを目指す場合はMW型を基準としておきましょう。

髪を上げたとき、W型に毛が生えていること、両サイドから斜めに毛のラインが伸び、襟足の間にM型の空洞が空くのがMW型です。

髪の毛を含む体毛の生え方には個人差があるように、うなじの形が生まれつき理想そのものという方は少数です。ケアや脱毛をして、自分で理想の形に整えてみましょう。

うなじの形の整え方

うなじの形を整えるには、2つの方法があります。それぞれ解説します。

剃る

1つ目は、沿って形を整える方法です。

うなじも体毛であり、比較的毛が柔らかい傾向にあるのでカミソリなどで簡単に剃ることができます。しかし、自分で直接見えない部位であるため、カミソリの刃を皮膚に当ててしまったり剃り過ぎたりするのも怖いものです。

自分で剃るのも1つの方法ですが、形を整えてしっかり剃りたいなら理容師さんにお願いするのがおすすめです。美容院や理髪店でうなじのケアをおこなっているところを探してオーダーしましょう。

脱毛する

2つ目は、脱毛で形を整える方法です。

サロン脱毛や医療脱毛を使って、うなじの形を理想のままキープするのもおすすめです。自然に産毛を残したいならサロン脱毛、しっかり脱毛したいなら医療脱毛で施術を受けましょう。

ただし、脱毛した部位は基本的に元通りに毛が生えてくることがないため注意が必要です。まずは剃って形を定め、その上で脱毛するようにしてください。

うなじ美人を目指す4つのステップ

うなじの形を整えるだけではなく、持続的にうなじ美人でいるための4つのステップについて解説します。

ポイントを押さえておくことで、より美しく色気のある女性に近づけるでしょう。

ステップ1:うなじのケア

まずは日常的にうなじのケアをする習慣をつけましょう。

うなじは素肌をさらしていることが多い部位であるため、日焼けや乾燥のリスクに常にさらされています。首の皮膚は顔よりも薄く、本来入念な保湿ケアが必要です。

顔に使っているものと同じ化粧水や乳液を使って、うなじや首筋の保湿ケアをこまめに行いましょう。

また、保湿だけではなくベビーパウダーでサラッとした状態を保つのも大切です。例えば、汗をかいた首にべっとり後れ毛が付いているとあまり清潔感がありません。あせも対策にもなるベビーパウダーをはたくことで、サラッと清潔感のあるうなじをキープできます。

消臭成分を配合したデオドラントタイプのベビーパウダーなどもあるので、お好みのものを使ってください。

ステップ2:うなじを美しいままキープする

うなじのケアは継続することが大切です。美しいうなじを作ったら、放置せずにケアを続けてください。

保湿やベビーパウダーでの肌ケアに加え、UV対策を取り入れることでより綺麗なうなじをキープしやすくなります。また、整髪料などが首に残らないよう清潔に保つのも大切です。

日常的にうなじをケアすることで、美しいうなじを長くキープしましょう。

ステップ3:うなじを魅せる髪型にする

せっかく綺麗なうなじにしたら、魅せる髪型にしてみましょう。

不意に見えるうなじも良いですが、せっかくお手入れした綺麗なうなじであればアップヘアにも挑戦しやすい状態と言えます。ポニーテールやお団子など、うなじを魅せる髪型を積極的に取り入れてみてください。

また、アップヘアをするときは意図しない後れ毛はしっかりまとめておきましょう。まとめ髪スティックなどを使えば、ポロポロと落ちて来る後れ毛をしっかりまとめられるのでおすすめです。

ステップ4:うなじが映える服装を選ぶ

江戸時代に結髪と抜き衿が流行ったように、アップヘアに合わせてうなじが映える服装を選ぶのもポイントです。

夏祭りなどなら浴衣が定番ですが、その他にもフリルトップスやオフショルダーなど、うなじが見える洋服もおすすめです。

髪型と合わせて、うなじが映えるファッションを研究してみてください。

うなじ美人を目指すなら押さえておきたい注意点

最後に、うなじ美人を目指す中で押さえておきたい3つの注意点について解説します。

整髪料の使い方

アップヘアや巻き下ろしなどで整髪料を使った日は、うなじや首筋に付いていないか確認するようにしてください。

整髪料が肌に付いたままだと、負担となって肌荒れなどの原因となります。毛穴詰まりなどを引き起こすこともあるため、整髪料を使った日はきちんと綺麗に洗うことを心がけてください。

ボディーソープでしっかり洗い、洗い残しがないようにきちんとすすぎましょう。

紫外線対策

白く色っぽいうなじを保つためには、紫外線対策が欠かせません。アップスタイルのときだけではなく、髪を下ろして過ごす日も日焼け止めを使うようにしましょう。

日焼けは肌色を黒くしてしまうだけではなく、乾燥や肌荒れの原因にもなります。

最近ではミストタイプの日焼け止めなども販売されているため、出先での塗り直しも手軽にできます。こまめに丁寧な紫外線対策をして、白く綺麗なうなじをキープしましょう。

こまめなチェック

うなじは自分の目では直接見えない部位であるため、意識的にこまめなチェックをすることが大切です。

毎日鏡を見るときに手鏡などを使ってうなじをチェックし、形が崩れたりムダ毛が増えたりしていないかチェックしてみてください。気になることがあれば、その都度対処しておけば綺麗なうなじをキープできます。

まとめ

一般的にうなじ美人と言われる、うなじが綺麗な女性ですが、その歴史は江戸時代から始まったと考えられています。

女性の立場、衣服、髪型の変化に伴い、江戸時代には結髪と抜き衿が流行りました。そのまま現代でもうなじが見えるのは色っぽい、という印象は当たり前の感覚のように大多数の男性が共感するようになりました。

そんなうなじ美人は浴衣などの和装がよく似合いますが、オフショルダーなどの洋服でも目に付くポイントです。

この記事でお伝えした内容をふまえ、是非うなじの綺麗なうなじ美人を目指してみてください。