【美容師監修】40代の女性向けシャンプーおすすめ7選！選び方についても解説

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40代に入り頭皮の乾燥や髪のパサつきなどといった悩みを抱えている方の中には、どのようなシャンプーが自身に合っているのかわからず悩んでいる方も多いかと思います。 この記事では、40代の女性向けシャンプーやシャンプーの選び方を詳しくご紹介します。最近、パサつきやボリューム不足が気になり始めた方は、参考にしてみてください。

この記事でわかること！

40代から気になる髪や頭皮トラブルとは

まずは、40代以降の方にどんな髪や頭皮トラブルが多いのかを見ていきましょう。

髪のうねり

まず、40代あたりから気になりだす髪や頭皮トラブルとして挙げられるのが、髪のうねりです。
一般的に、髪のうねりとは、髪が波打っていてまとまりのない状態のことです。人によっては、波打つようなうねりに加えて捻じれや太さのまばらな髪の毛も出てくるため、ブラッシングやスタイリングがしにくくなります。うねりの主な原因については、遺伝や髪へのダメージ以外にも加齢や女性ホルモンの減少などの要素が関係している場合もあります。

乾燥による髪のパサつき

40代から気になる髪の変化は、乾燥によるパサつきも多いようです。髪のツヤやハリといった髪質は、女性ホルモンの分泌量で変化するのが特徴です。特に更年期に入ると女性ホルモンの急激な減少が起こるため、血行不良により髪質が変わりやすくなります。

さらにドライヤーの熱や紫外線の影響、乾燥なども、髪がパサつく原因につながります。
また髪の潤いを保つセラミドという成分は、年齢と共に減少していく傾向があります。セラミドを補給するには、セラミド配合のシャンプーやトリートメントなどで、日々ヘアケアを続けていきましょう。

抜け毛や薄毛による髪のボリューム不足

女性ホルモンは、髪のハリやコシに加えて髪の成長周期であるヘアサイクルにも影響を与えています。加齢などにより分泌量が減少していくと、髪の成長期であっても充分に成長する前に退行期・休止期に移行して抜けていくことがあります。

このような女性ホルモンの減少とヘアサイクルの乱れが、40代以降の抜け毛や薄毛、ボリューム不足といったヘアトラブルの主な原因だと言えます。

頭皮のかゆみ

これまで頭皮のかゆみやフケが気にならなかった方の中で、40代から頭皮トラブルを感じるようになった方は、更年期の影響を受けている可能性があります。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類で構成されています。中でもエストロゲンは皮膚の潤いや皮脂分泌の抑制といった働きを担っているため、分泌量の減少によって乾燥しやすい状態へ変化します。

乾燥は外部からの刺激から皮膚を守るバリア機能の低下を招き、ちょっとした原因でかゆみが起こりやすくなります。頭皮がかゆいからといって掻いたりすると炎症などにつながり、頭皮環境を悪化させるので注意が必要です。

白髪

白髪の主な原因は、遺伝やストレスの他、栄養不足、紫外線など複数の要素が関係しています。また、年齢を重ねると髪の色を作るメラニン色素の生成量が減少することも、白髪の増加につながります。さらに女性の場合は、更年期による女性ホルモンの減少からヘアサイクルが乱れ、白髪が目立ち始める場合もあります。

40代に合ったシャンプーの選び方

髪や頭皮トラブルを防ぐには、シャンプーの選び方に気を付けるのも大切です。続いては、40代に合ったシャンプーの選び方について紹介します。

髪や肌質に合った洗浄成分か確認する

シャンプーを選ぶ際は、40代に入り変化した髪質や頭皮環境に合った洗浄成分を確認してみましょう。例えば刺激がマイルドな洗浄成分のアミノ酸系を中心としたシャンプーは、皮脂を落とし過ぎずに洗浄できます。主なアミノ酸系洗浄成分のシャンプーには、タウリン系やグルタミン酸系、アラニン系などが配合されています。また、洗浄力の強いシャンプーを避けたい時は、アミノ酸系シャンプーの中でも植物由来で保湿力の高いベタイン系の成分を中心としたシャンプーもおすすめです。

一方、頭皮がベタつきやすい脂性肌や刺激がマイルドなシャンプーで洗浄しきれない時は、洗浄力の高い高級アルコール系洗浄成分の配合されたシャンプーが向いている場合もあります。

きしみやパサつきが気になる時は補修成分を重視

髪のきしみやパサつきが気になっている方は、補修成分や保湿成分を重視してシャンプーを選ぶといいでしょう。髪のきしみやゴワつき、パサつきは、主に乾燥によって引き起こされています。そこで、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといった保湿成分配合のシャンプーであれば、髪の潤い不足をカバーすることが期待できます。

また、ポリクオタニウム-10、ステリアルトリモニウムブロミドといったカチオン界面活性剤の配合されているシャンプーは髪の毛をコーティングしてくれる効果が期待できるので、きしみに悩んでいる方は試してみるといいかもしれません。

髪のうねり改善には刺激がマイルドなタイプのシャンプー

髪のうねりは、髪内部の油分や水分のバランスが崩れると起こりやすくなるため、洗浄成分の強すぎない刺激がマイルドなタイプのシャンプーを検討してみましょう。前段で紹介したアミノ酸系の洗浄成分を配合したシャンプーは、頭皮に必要な皮脂や髪に必要な水分を残しながら髪を洗えるため、うねりのある髪の毛に適していると言えます。

また髪のダメージ補修も必要なので、ケラチンが配合されているか確認するといいでしょう。髪の毛は、主にケラチンたんぱく質で構成されています。しかし、うねりのある髪の毛は、ケラチンたんぱく質が不足しています。そのため、ケラチンの配合されたシャンプーを使用することも、うねりの改善に重要です。

髪のボリュームアップにはノンシリコンや育毛シャンプー

髪のボリューム不足は、ハリやコシ不足やパサつき、髪質が関係しています。そのため、ケラチンや加水分解卵白、ゼイン、ジラウロイル、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaといった、髪にハリやコシ、ツヤを与える成分の配合されたシャンプーを選ぶのが大切です。

またノンシリコンシャンプーなら軽めの仕上がりになるので、ベタッとした髪の質感を避ける上でもメリットがあります。他に、育毛シャンプーなどを活用してみるのもおすすめです。

頭皮ケア重視なら薬用シャンプーも検討

頭皮ケア重視の場合は、薬用シャンプーを検討してみましょう。医薬部外品の薬用シャンプーとは、髪や頭皮の洗浄だけでなく、頭皮の赤みやふけ、かゆみ、臭いなどの予防を目的としたシャンプーのことです。特に頭皮のかゆみやフケ、頭皮ニキビが気になる時は、抗炎症成分のグリチルリチン酸、抗菌成分のミコナゾールなどが配合された薬用シャンプーから選ぶと良いでしょう。

白髪予防ならヘマチンなどの成分を確認

ヘマチンやメリタン、フコダインなどは、白髪予防に効果的とされる成分です。白髪が気になる方は、これらの成分が配合されているシャンプーを検討してみましょう。白髪の原因には、加齢やストレス、生活習慣、活性酸素の増加といった要素が関係していると考えられています。ヘマチンは活性酸素の増加を抑えることで、白髪予防にメリットがあると言われています。またメリタンは髪を黒くするメラノサイトという色素細胞の活動を促し、フコダインは頭皮環境を整える効果が期待できます。

白髪が増えていてなるべく目立たなくさせたい場合は、白髪染めシャンプーという選択肢もあります。安いものでは1,000円程度で購入でき、なおかつカラーリングよりも手軽に染められるのが嬉しいポイントです。またヘアカラーと異なり頭皮に色が入らないので、頭皮への刺激を避けたい方にも利用しやすいと言えます。

健やかな髪や頭皮を保つためのシャンプー方法

40代からも健やかな髪・頭皮を保つには、シャンプーの方法にも気を付けましょう。この章では、健康な髪や頭皮を保つために押さえておくべきシャンプー方法、ポイントについて解説します。

洗髪前は丁寧にブラッシングを行う

髪や頭皮トラブルを避けるには、洗髪前の丁寧なブラッシングを意識しましょう。ヘアブラシを使ってブラッシングすることで、頭皮や髪の毛に付着したホコリや抜け毛などを取り除くことができます。また、ほつれ・絡まりを解いたり頭皮の血行を促進したりすることも可能です。シャンプー前にほつれや絡まりを解いたりホコリを落としたりしておけば、シャンプーの際に髪同士の摩擦を低減でき、より効率的に頭皮や髪を洗浄できます。

なおブラッシングの際は、毛先から少しずつ行うのがポイントです。また、ブラシの先を頭皮に当てるとダメージを与える可能性があるので、力を入れないよう気を付けながらブラシの側面を用いて梳かしましょう。

予洗いでさらにホコリなどの汚れを落とす

シャンプーの前に、予洗いでホコリなどの汚れをある程度落としておくことも大切です。予洗いとは、お湯だけで髪や頭皮に付着したホコリや皮脂汚れを落とす洗い方のことです。丁寧に予洗いを行うことで約8割の汚れが落ちると言われており、シャンプーの過度な使用や頭皮への摩擦などを抑えられます。またシャンプーの泡立ちも良くなるため、効率的に汚れを落とせます。主なポイントとしては、頭皮に必要な皮脂まで落とさないよう38度程度のぬるま湯で行い、指の腹を使いながら優しく頭皮や髪をすすぐことです。また予洗いの時間は、一般的に3分前後とされています。

指の腹で揉み込むように洗う

予洗いを行ったら、シャンプーを適量（半プッシュ～2プッシュ程度）手に取り、よく泡立ててから頭皮につけます。泡シャンプーを使用している場合は、手に取ったシャンプーをそのまま付けても問題ありません。まずは指の腹を頭皮に置いて、泡を揉み込みながら丁寧に洗います。後頭部や側頭部を洗う時は、指で円を描くようなイメージで行ってください。頭頂部や生え際の部分は、細かく指を動かしましょう。なお、爪を立てたり力を入れて洗ったりすると、頭皮や髪にダメージを与えてしまいます。力を入れず、マッサージするように優しく洗うのが重要なポイントです。

洗い残しがないように泡をしっかり落とす

充分にシャンプーで頭皮や髪を洗った後は、38℃程度のぬるま湯ですすぎます。洗い残しは頭皮環境を悪化させる原因になるため、しっかりすすぎましょう。特に耳の裏や生え際などに泡が残りやすいので、シャンプーのヌルヌル感がないか確かめながら丁寧にすすぐことが大切です。

洗髪後は時間を空けずに乾かすのが大切

シャンプー、トリートメントが終わったら、できるだけ時間を空けずに髪を乾かしてください。頭皮や髪が濡れたまま長時間放置していると雑菌の繁殖につながり、頭皮の炎症や髪へのダメージを招く原因になります。特に自然乾燥や時間を空けて乾かすといった習慣は、避けるよう心がけましょう。洗髪後はタオルで全体の水気を取った後、ドライヤーで乾かします。またドライヤーを使用する際は、少なくとも15㎝程度離しながら乾かしましょう。ドライヤーとの距離が近すぎると、火傷や頭皮・髪へのダメージにつながります。

40代女性におすすめのシャンプー7選

ここからは、40代女性におすすめのシャンプーを紹介します。

シンクロシャンプー ファム FOR SCALP

ベース配合の活性電子水™が、女性特有のペタンコ髪や、髪のうねりなどにアプローチ。ヘッドスパを受けたような爽快感とトップの自然な立ち上がりを、1度の使用で実感できます。電子の力で汚れを自然に浮き上がらせ、優れた洗浄力を発揮するため、肌表面を傷めることなく、汚れを綺麗に落とします。

出典：有限会社G.Mコーポレーション

 

Me＋ミープラス　カラーシャンプー

ミープラス カラーシャンプーは、毛髪診断士が開発したカラーシャンプー。頭皮は「うるおい」を与えながら洗浄し、毛髪は「天然補修成分」でダメージケアします。この1本で髪・頭皮環境を整え、さらに白髪を徐々に目立たなくしていきます。25種もの天然補修成分が、髪に潤いを与え芯から強く艷のあるまとまりのある髪へ導きます。保湿成分配合なのでコンディショナーやトリートメントは必要ありません。

出典：株式会社ミープラス

ALLNA ORGANIC（オルナ オーガニック） シャンプー

ALLNA ORGANIC（オルナ オーガニック） シャンプーは、主に乾燥肌や刺激を感じやすい肌の方に適したノンシリコンの刺激がマイルドなシャンプーです。合成香料や合成着色料などの成分を配合せず、なおかつ主成分には肌への負担を抑えられるアミノ酸系を使用しています。
シャンプーの種類は3種類で、それぞれ以下のような特徴を持っています。

また洗浄成分に加えて、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドといった美容成分が含まれているので、髪や頭皮に潤いも補給できるでしょう。

出典：イルミルド株式会社

スカルプD ボーテ 薬用スカルプシャンプー 

スカルプD ボーテ 薬用スカルプシャンプーは女性の頭皮に着目した、頭皮のべたつきなどに悩んでいる方向きのシャンプーです。頭皮のかゆみやベタつき、フケ、臭いといった頭皮トラブルに対処する効果的な成分が配合されているので、頭皮ケア重視の場合にも使いやすいと言えます。また豆乳発酵液のソイセラムが、髪や頭皮に潤いを与えてくれます。

シャンプーは2種類あり、「ボリュームタイプ」はふわっとした仕上がりが、また「モイスチャータイプ」は、艶やかでまとまりやすい潤いのある髪が期待できます。さらに両シャンプーには、シリコンや合成着色料、パラベン、鉱物油などは添加されていません。

出典：アンファー株式会社

セグレタ シャンプー

セグレタ シャンプーの「根元からふんわり」タイプと「うねる髪もまとまる」タイプは、髪のハリやコシが気になる方、髪のうねりに悩んでいる方におすすめのシャンプーです。中でも「うねる髪もまとまる」タイプは、髪のうねりに対して内部と外部からアプローチします。

セグレタ シャンプーの主な特徴は、内部密度ケアです。ダメージや加齢に伴い、髪内部に含まれる脂質が減少することで髪にさまざまなトラブルを引き起こしますが、セラミドSが空洞化した部分に浸透し、髪を補修するよう働きかけます。さらにツヤや保湿効果が期待できる6種類の美容成分により、髪悩みを改善する効果も期待できます。

出典：花王株式会社

MY HONEY REMEDY（マイハニー レメディー）

生のハチミツが20％も配合されているMY HONEY REMEDY（マイハニー レメディー）シャンプーは、髪の潤いやツヤ、まとまりのある髪質を重視している方におすすめです。

生のハチミツには190種類以上の天然成分が含まれているとされ、これらの成分が浸透することで刺激を抑えながら頭皮と髪を保湿し、髪のダメージをケアしてくれます。まとまりやツヤのある髪の毛に仕上がるので、ボリュームを抑えたい場合にメリットがあります。生ハチミツの天然酵素の力で頭皮や髪の汚れを落としてくれる、天然由来成分にこだわる方に向いているシャンプーと言えます。

出典：株式会社MY HONEY

オクトserapie（セラピエ）薬用スキンケアシャンプー

オクトserapie（セラピエ）薬用スキンケアシャンプーは、頭皮のかゆみやフケなどが気になっている方におすすめの薬用シャンプーです。

抗酸化・除菌作用のあるオクトピロックス（ピロクトンオラミン）が、原因菌の増殖を抑えて頭皮環境を整えることで、フケやかゆみを抑える効果が期待できます。また、天然由来の保湿成分を配合し、地肌の乾燥も抑えてくれます。刺激がマイルドで、ナチュラルアロマの香りが髪を包んでくれます。

出典：ライオン株式会社

まとめ

40代に入り髪質の変化やボリュームダウンが気になっている方や、頭皮の乾燥やベタつきといったトラブルに悩んでいる方は、今回の記事を参考にしながらシャンプーを比較検討したり洗い方を見直してみたりしてみてはいかがでしょうか。また、薄毛や抜け毛が気になる女性の方は、女性向けの薄毛治療クリニックで相談しましょう。